「米債務上限問題未解決が重しとなりNY株はslip(反落)した。バイデン米大統領はアジア旅程を短縮、パプアニューギニア及び豪州訪問をキャンセルした。」と16日、ＷSJ紙電子版が伝えた。ブルームバーグ電子版は「①米4月小売り高が2か月ぶりに前月比0.4%増加した。米4月鉱工業生産指数が前月比0.5%増加した。メスター、クリーグランド連銀総裁、パーキン、リッチモンド連銀総裁が「インフレは収まっていない。」と発言、6月利上げ打ち止め期待を打ち消した。NY株は反落した。」と伝えた。
16日、NY市場でダウは33,015ドル、336ドル、1.01%安、S&P500は4,110と26ポイント、0.64%安、ナスダックは12,343と22ポイント、0.18%安で取引を終えた。恐怖指数VIXは18.03と5.32%上昇した。米10年債利回りは3.536%と0.79%上昇した。NY外為市場で1ドル=136.32円、0.16%高、1ユーロ=148.09円、0.08%高、1英ポンド=170.14円、0.18%安で取引された。NY原油(WTI)はバレル70.50ドル、0.86%安、北海ブレント、同74.56ドル、0.89%安で取引された。NY金はオンス1，994.80ドル、1.38%安と2,000ドルの大台を割った。ビットコインは2万6,951ドルと0.76%安で取引を終えた。
17日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①英国で食料品価格の高騰が納まらない。ウクライナ戦争前比80%急騰した原燃料費急騰と人手不足に伴う賃金上昇が背景だ。スーパー、小売り店経営を圧迫している。食料品は事前契約の為コスト高の影響が先で出てくる。②英国で本来働けるはずの250万人が体調をくずして休職している。」と伝えた。フランス2は「酪農家が餌代の急騰、肉の値下がりに経営継続の危機にさらされている」と伝えた。シンガポールCNAは「①タイ総選挙が終った。野党「前進党」が第１党、「国民の力党」が第２党で下院500議席の過半数を占めた。首相選任には上院の250人の軍勢力があり予断は許さない。「前進党」は王室への中傷を禁じる。国民の力党と政策は一致していいないため連立内閣が成立するかは未知数だ。②中国国家統計局は亜ｈ4月経済統計を発表した。個人消費は前年同月比は18%増と伸び悩んだ。失業率は5.2%も若年層の失業率20.4%。1,160万人が大学を卒業する。不動産出荷が前月比下落した。中国中央銀行行は金融緩和すると見られる。」と伝えた。中国CCTVは「23年1~4月累計で回復した。失業率は5.2%へ0.1%低下した。ハイテク消費が1~4月合計前年同期比14.7%増加。」と伝えた。韓国KBSは「ソウル繁華街事故から200日で追悼式が行われた。誰が責任かいまだ決まらないと遺族は訴えた。回りも見て見ぬ振りをするようになったと遺族は話す。」と伝えた。
一方、日本では16日、京都三大祭りの一つ、葵祭の王朝行列が4年振りに行われた。京都御所を出発した行列は約8キロ上賀茂神社まで進んだ。沿道で4万人が楽しんだと伝えられる。19日には広島サミットが開催される。警備に最大2.4万人が動員されると伝えられる。世界が注目している。成果を挙げ無事終わって欲しいと願うばかりである。（了）
