第四生泉水穴への施灸
「右腰が張ったような感じで痛い」と言う方が来られました。
「右腰」となると、「肝」が原因の場合が多いのですが、脈で診ると「大腸」に異変がありました。
それは、七星鍼法での対応経絡を考えればわかります。
つまり、
肝・胆 ≒ 肺・大腸
の関係です。
そこで、第四生泉水穴にお灸をしてもらいましたら、それで治まりました。
あまり簡単なので、
「何で?」と思うかも知れませんが、そこが七星鍼法の面白いところです。
さらに、七星鍼法での腰痛治療には、
・陰査穴治療
・せんかん鍼
・足関三穴
・足骨鍼
・骨格矯正鍼
・巨鍼療法
・腸腰筋調整法
・生物力学療法
といろいろな治し方があります。
ただ、患者さんが訴えている症状は、「どこに根本的な原因があるか」を考えて治療法を選ぶのがポイントになります。
最近のセミナーでは、そのような「治療法の選び方」を解説しています。
今まで、いろいろな速効療法のテクニックを考えてきましたが、これ以上のテクニックを考えるのは無駄になるのではないかと考えているわけです。
即ち、「今までのテクニックでほぼ間に合う」と考えているのです。
それは、当院での治療は、それらのテクニックでほぼ間に合っているからです。
ですから、今度の臨床実践塾は、経営に関するお話をしようかと考えています。
たとえば、今、chatGPTが世間を騒がしていて、賛否両論あるのですが、昔の産業革命で、馬車が鉄道に変わったように、「大きな革命になるのでなないか」と考えています。
昔、電柱が立てられ、電線が張られて、その下を通る時は、センスで頭を隠して歩いたという話は知っていると思います。
電話が開発されて、日本の万博会場で、移動電話を使っている様子がテレビで流れる時があるのですが、今は、老若男女、ほとんどの人が携帯を持っています。
それがイノベーションです。
イノベーションは、乗り遅れると取り残されてしまいます。
今度の臨床実践塾では、そんな話をする予定です。