「バイデン、マッカーシ―会談で進展はあったが債務上限問題は解決に至っていない。米新規失業保険申請件数は予想を下回ったことから米債券利回りが上昇した。ドルが買われ1ドル140円を超えた。一方、AI(人口知能)分野での需要拡大見込みとの会社発表を受けてチップメーカー、Nvidia(エヌビディア)株が24%急騰した。時価総額1兆ドル(140兆円)が視野に入った。その他のチップメーカー株高をリード、ナスダックは値上がりした。」と25日、WSJ紙電子版が伝えた。ブルームバーグ電子版は「①中国経済の成長懸念から中国本土及び香港市場で中国株が3日続落した。世界経済の先行き景気に警報が鳴った。②中米の国防相会談の延期が発表された。③米追加利上げ観測から1ドル=140円台へドル高・円安が進んだ。④米国の中国国内投資規制の動きにEUは抵抗している。」と伝えた。
25日、NY市場でダウは32,764ドル、35ドル、0.11%安、S&P500は4,151と36ポイント、0.88%高、ナスダックは12,698と213ポイント、1.71%高で取引を終えた。個別銘柄ではNvidia株が379.80ドル、24.37%高で取引を終えた。恐怖指数VIXは18.84へ5.94%低下した。米10年債利回りは3.822%と2.81%上昇した。NY外為市場で1ドル=140.16円、0.51%高、1ユーロ=150.26円、0.26%高、1英ポンド=172.64円 、0.13%高で取引された。NY原油(WTI)はバレル71.95ドル、3.21%安、北海ブレント、同76.20ドル、2.76%安で取引された。NY金はオンス1,940.30ドル、1.24%安、ビットコインは2万6,493ドル、0.64%高で取引された。
26日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「英政府は過去1年間英国に120万人が入り、55万人が出た。差し引き60万以上増加した。ウクライナと香港からの増加が最も多かった。インド、バングラ、中国からの流入も増えた。ドーバーを渡り7万6,000 人入ったが3,000人を送り返したのみだ。パンデミックが落ち着き留学生の帰国が増えた。労働党は「杜撰な移民政策の結果だ。公平性が失われている。」と保守党を非難した。スナク首相は「増加には様々な要因が重なった。数万単位に抑えることが望ましい。」と答えた。一方、英国のEUからの離脱で移民が本国へ帰国した。移民を雇わないと企業が機能しないとの声は根強い。」と伝えた。ドイツZDFは「ワグネルはバフムトを完全制覇したと発表した。ウクライナは否定している。」と伝えた。フランスF2は「ザール県で季節外れの雹が降った。」と伝えた。シンガポールCNAは「①米国が中国ハッカー集団の規制に乗り出した。中国は否定している。中国は今年に入り反スパイ法を施行した。台湾問題で米中関係は悪化している。中国のサイバー攻撃は増えると見られる。②イランが飛距離2,000キロ、1トンの核弾搭載可能弾道ミサイル開発に成功と発表した。」と伝えた。韓国KBSは「①韓国は25日、韓国独自技術の実用衛星打ち上げに成功した。②福島処理水調査団の調査が終わった。国内では依然懸念の声が多い。追加データを日本政府に求めた。日本は韓国に輸入規制解除を求めている。」と伝えた。世界では様々な情報が日々飛び交っている。どうする日本が問われている。政治家も経済人も教育関係者も我が事と受留め行動して欲しい。(了)