「4月の米PPI(生産者物価指数)が前月比0.2%増、前年同月比2.3%増と2年振りの予想外の低い伸び率を記録した。直近の米新規失業保険申請件数が26.4万件と増加した。一連のやや弱い米経済指標を受けて、一時、1ドル133.70円まで売られた。米地銀のPacWest銀行株が預金流出情報で売られ22.2%安と続落、引き続き相場の頭を抑えた。米債務上限懸念もくすぶっている。個別銘柄ではディズニーが動画配信契約減を材料に売られダウ指数を引き下げた。11日のNY株はダウ、S&Pが値下がりした。一方、テスラ、アルファベットが買われ、ナスダックは小幅上昇。」と11日、ロイター電子版が伝えた。
11日、NY市場でダウは33,309ドル、221ドル、0.66%安、S&P500は4,130と7ポイント、0.17%安、一方、ナスダックは12,328と22ポイント、0.18%高で取引された。個別ではウオルトディズニーが92.31ドル、8.73%安、1銘柄でダウ指数を58ポイント押し下げた。恐怖指数VIXは16.93と0.06%減とほぼ横ばい。米10年債利回りは3.386%と1.46% 低下した。NY外為市場では1ドル=134.54 円,0.31%高、1ユーロ=146.85円、0.32%安、1英ポンド=168.36円、0.58%安で取引された。イングランド銀行は11日、政策金利を0.25%上げ年4.5%,追加利上げを示唆した。英ポンドは利上げ発表後売られたとロイター電は伝えた。NY原油(WTI)はバレル71.52ドル、1.43%安。北海ブレント同75.57ドル、1.10%安で取引された。NY金はオンス2,019.80ドル、0.85%安、ビットコインは2万6,920ドル、2.46%安で取引された。
12日,朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①イングランド銀行は11日、政策金利を12回会合連続の利上げで0.25%引き上げ年4.5%とした。バーレイ、イングランド銀行総裁はインフレ率は年末にかけて5%以上続く。一部、卸売り価格指数に鈍化傾向が見られるが食料品価格の値上りが生活費を圧迫している。」と語った。②ウオーレス、英国防相は英議会で「英国は250キロ飛距離の巡行ミサイルを複数台数ウクライナに供与した。」と語った。米パトリットミサイルは80キロと短い。ゼレンスキー大統領は反転攻勢を決断した。」と伝えた。ドイツZDFは「①ドイツ鉄道組合は2日間3回目のストに突入した。賃上げ率未達を訴えた。②難民受け入れ対策でショルツ首相は一部受け入れた。ウエストファーレン州首相は全く助けにならないと拒否した。」と伝えた。フランスF2は「フランスに外国企業の進出が相次いでいる。フランス企業のコスト競争力が欧州のドイツ、イギリスと比べても劣る。③フランス各地で電動自転車バッテーリー盗難が急増している。」と伝えた。韓国KBSは11日、3年4か月ぶりにコロナ規制緩和を発表した。隔離も「義務」から「勧告」に変更した。基準があいまいになり在宅勤務などで問題が残るなどの意見が出ている。」と伝えた。シンガポールCNAは「アセアン首脳会議が11日、中心議題だったミヤンマー問題で「ミヤンマー国内で十分な協議を要請するにとどめた。ジョコ大統領は「対話と協調のアセアン連盟の基本は不変だ」と強調した。」と伝えた。11日、新潟でG7,財務相、中央銀行総裁会議が始まった。19日から広島サミットが控えている。世界のメディアは日本を注目している。地域社会も含めて国際問題への関心を子供の頃から持ついい機会になる。日本ではスポーツや音楽の世界では「世界が舞台」は常識となっている。ひとりでも多くの若者が政治や経済でも世界での活躍が待たれてならない。(了)