(学校で教えてくれない経済学)
「①米7~9月期GDP(確報値)が4.9%増(速報値;5.2%増)と下方修正が21日発表された。米FRB利下げを支援する。一方、米失業保険新規請件数が20.5万件と小幅増にとどまり米国経済の力強さが示唆された。21日、NY株は反発した。②米中、軍制服組トップがビデオ会談を21日、再開した。③アンゴラがOPECから脱退、OPEC加盟国が12国に減った。④米道路交通安全局(AHTSA)は自動車エアバッグ、インフレーター、5,200万個を対象に強制的リコール計画を発表した。GM,フオードは反発している。米登録車3億台の15%に影響が広がる可能性がある。⑤日本大手3行が定期預金金利を0.002%から0.2%へ引き上げを発表した。新NISA移行で個人資産移動への備えと見られる。」と21日、ブルームバーグ電子版が伝えた。WSJ電子版は「米商務省は、中国EV車に追加輸入関税を実施すると21日、発表した。米国は現在25%関税を実施している。」と伝えた。
21日、NY市場でダウは37,404ドル、322ドル、0.87%高、S&P500は4,746と48ポイント、1.03%高、ナスダックは14,963と185ポイント、1.26%高で取引を終えた。恐怖指数VIXは13.65と0.15%低下。米10年債利回りは3.880%と0.05%低下。NY外為市場で1ドル=142.16円、0.91%安、1ユーロ=156.47円、0.29% 安、1英ポンド=180.32円、0.49%安で取引。NY原油(WTI)はバレル73.86ドル、0.15%安、北海ブレント、同79.34ドル、0.45%安で取引。紅海でのシーア派の攻撃、船舶ルート変更で反発したが、一方、アンゴラのOPEC脱退と米原油生産が2023年、1,330万バレル/日量と過去最高を更新したことや足元では米原油在庫が予想230万減から290万増発表で上値を抑えたとロイター電子版が伝えた。NY金はオンス2,061.40ドル、0.17%高。ビットコインは4万3,821ドルと0.35%高で取引された。
22日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDF,フランス2共に「チェコの首都、プラハ市の中心部にある大学構内の銃乱射事件で15人が死亡、少なくとも24人が負傷した。容疑者の男(24)は射殺された。容疑者のSNSに「人生にうんざりした」とあった。事件の背景を調査中であるがテロ容疑はないと見られている。」と伝えた。フランス2は「①ウクライナに投降したロシア兵がネパール人であると話している。彼らは山岳地帯を超えてネパールから陸路でロシアに入る。ロシア兵になれば日本円換算で月30万円は魅力だ。②ドーバー鉄道が21日からストライキに入った。英仏両出発駅にはクリスマス休暇客があふれている。ストは3月前から決まっていた。」と伝えた。豪ABCは「国連安保理事会でハマス・イスラエル一時停戦決議案採決が21日現在文言を巡り結論が出ていない。ネタニヤフ、イスラエル首相は「人質全員解放実現が先だ。最後まで戦闘は停止しないと語った。」と伝えた。ベトナムVTVは「世銀は21日、ベトナムのGDP見通しを2023年:4.5%、24年:5.5%、25年;6.0%と発表した。」と伝えた。香港TVBは「ダイハツ不正行為の発覚で当局が調査をはじめた。」と伝えた。問題は日本である。ダイハツの車両認証不正の発覚で内外に影響が出て来た。見て見ぬふりする日本人の体質が改めて浮き彫りになった。(了)