頭への鍼なのに何で腕の回転まで変わるの
昨日の臨床実践塾は、ちょっとおもしろいことをやりました。
上の写真を見て頂くと、単に腕を捻っているように見えますが、これは回旋鍼の実験としてやったのです。
「何で回旋鍼と腕が関係あるの?」と考える方も多いと思いますが、回旋鍼の魅力はそこにあるのです。
捻れというのは、体幹だけの問題だけでなく、四肢にまで捻れが起こっているのです。
その実験をしたわけですが、被験者になった方は、「わけがわからん」というような顔になっていました。(^o^)
当院で治療を受けたことのない方はご存知ないかも知れませんが、この「回旋」というのは非常に大事な事なのです。
長くなるのでここには書きませんが、捻れを取ることで、臓腑の調子まで良くなるのです。
例えば、脊椎診をすると、左上背部が膨れているような感じで捻れている人がいます。
そんな時、この回旋鍼をすると、その「膨れた感じ」が取れるのです。
その膨れた感じというのは、実際に腫れていますので、すぐわかると思います。
主には「心・心包」に異変のある方がそうなるのですが、その膨れを治めると「心・心包」の調子も良くなるのです。
つまり、
「捻れを整えれば臓腑も整う」ということです。
あ、ついでに言っておきますが、このような捻れは経絡治療では難しいです。
七星鍼法には、骨格の歪みを治す「骨格矯正鍼」というのがあります。
しかし、その骨格矯正鍼を使っても治すのは難しいです。
さらに、一般的な経絡治療だけだと「まず無理」と言ってもいいと思います。
回旋鍼は、今後神田清嗣先生がセミナーを開いてくれるかも知れませんので、良かったら、そのセミナーに参加されてください。
治せない症状を一つずつ克服していくと楽しい世界が待っています。(^o^)
一応「回旋鍼&足関三穴」のDVDの販売されていますので、急ぐ方はDVDで勉強されてください。
※寒くなると「心・心包に異変」の出る方が多いからです。
DVDのご購入は、
メール:shinjo36アットマークsunny.ocn.ne.jp
でんわ:06-6765-7622(木、金、土以外は留守録をお願いします)
七星論の基本的なことは以下の本を読めば概要がわかります。
七星鍼法の基礎は金井謙治先生の『七星論ってなに?』
臨床に役立てるなら中西奎介先生の『筋腱鍼は効く』