巨鍼は非常に便利な道具です。
習うにはちょっと時間がかかるかも知れませんが、巨鍼が使えるようになると、いろいろな治療ができるようになります。
多分、「痛い」というイメージが強いから巨鍼を勉強しない人もいるのではないかと考えますが、私は普通の鍼(毫鍼)より痛くないと思うのです。
それは何故かと言うと、「分刺」という刺し方をするからです。
分刺とは、「分けながら刺す」という意味で、筋肉と筋肉の間を通す時に、皮下組織の脂肪細胞の中を分けながら通していくのです。
文章で説明してもわかり難かも知れませんが、「筋肉と筋肉の間の隙間」を通しているのです。
だからそんなに痛くないのです。
だから私は2~3週間に1回北川先生に巨鍼をしてもらうのです。
これが毫鍼だとすると、多分1ヶ月に1回でも嫌だと思います。
(体調が悪くない時に鍼を刺されると痛いと強く感じるから)
なぜ今更こんなことを書くのかと言うと、12月は巨鍼が活躍する季節だからです。
巨鍼は肝臓の治療に効果が高いので、忘年会シーズンで傷んだ肝臓の修復に役立つのです。
いろいろな治療法がありますが、巨鍼は「特殊鍼法の中の特殊」だと考えています。
写真の方は、顎関節の痛み、腰痛、下腿の痛みなどがよく起こる患者さんですが、いつも1回の治療で治まっています。
巨鍼があればこそです。(^o^)