(学校で教えてくれない経済学)
「①イエーメンの親イラン武装組織、フーシ派の紅海での妨害活動を防ぐためアメリカ政府がタスクフオースを立ち上げた。世界の物流の12%を占めるためサプライソースに影響が出て来る。NY原油が2週間来の高値迄反発した。②オースチン米国防長官がイスラエル訪問、イスラエル防衛関係首脳と会談、民間人への被害を抑えるよう強く要請した。一方、ネタニヤフ首相は「ハマスを完全消滅させるまで戦争は終らないと語った。」と18日、NYタイムズ電子版が伝えた。ブルームバーグ電子版は「クールズビー、シカゴ連銀総裁とメスター、クリーブランド連銀総裁が相次ぎ米FRBが利下げを討議したことはないと利下げ牽制発言を行った。一方、日銀政策決定会合でマイナス金利政策を討議するとの思惑が燻り続けている。」と伝えた。WSJ紙男子版は「米FRBと市場と間に利下げ開始時期で溝が生じている。18日、NY株式市場では来年前半に少なくとも2回の利下げがあると見ている。S&P500株価指数は7週連続で値上りした。」と伝えた。
18日、NY市場でダウは37,306ドル、プラス0ドル、0.0%高、S&P500は4,740と21ポイント、0.45%高、ナスダックは14,904と90ポイント、0.61%高で取引を終えた。恐怖指数VIXは12.56と2.28%上昇。米10年債利回りは3.933%と0.07%上昇も3.9%を維持した。NY外為市場では1ドル=142.79円、0.49%高、1ユーロ=155.91円、0.63%高、1英ポンド=180.58円、0.19%高で取引された。NY原油(WTI)はバレル72.89ドル、1.55%高、北海ブレント。同77.89ドル、0.06%安で取引された。NY金はオンス2,041.10ドル、0.26%高。ビットコインは4万2,576ドルでそれぞれ取引された。
19日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①紅海航行中のBP関連の貨物船をフーシ派が襲撃した。紅海はアジアへの近道である。喜望峰周りになると1,2週間遅くなることとコストが大幅増加する。BPはルート変更を決めた。②イスラエルのガザ攻撃で80人の民間人が死傷した。ガザには安全な場所はどこにもない。オースチン米国防長官はイスラエルを訪問したが停戦は求めなかった。③年末を控えて万引きが急増しているが英小売連合会は警察に届けても証拠不十分だとして全く取り合ってくれないと話している。」と伝えた。シンガポールCNAは「北朝鮮はICBM弾道ミサイルをピヨンヤン近郊から日本海に向けて角度を付けて発射した。通常の角度であれば1,500キロ届く能力があり米東海岸に十分届く。中国は北京で北朝鮮と外交協議していた。2日前にプサン港に入った米原子力空母に反発した。王毅外相は朝鮮半島問題解決は対話と協議以外にないと語った。」と伝えた。韓国KBSは「北朝鮮が今年5回目のICBM弾道ミサイルを打ち上げに成功した。角度を90度に下げれば米東海岸に届く。」と伝えた。ドイツZDFは「補助金削減案を農業機器・車両業界団体に提示したが全く受け入れられないと反対デモが取り囲んだ。」と伝えた。フランス2は「石材建築需要が年々増加している。コンクリ―より保温性省エネ効果が高いことから人気化している。」と伝えた。問題は日本である。先延ばしして見て見ぬ振りする日本人の体質の咎めが一気に噴き出してきた。どうする日本が日々問われている。(了)