ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

悪材料山積の中、NYダウ151ドル高,NY原油54ドル( 学校で教えてくれない経済学)

2008-11-19 12:00:31 | 経済学
 野球の話で恐縮だが、打てないと思って打席に入って来た打者は相手チームの投手に簡単に見抜かれる。セールスマンがどうせ売れないだろうと思いながら品物を売っているとどんなにすばらしい商品でも売れない。あせればあせるほど在庫が見る見る増えていく。
 ゴルフをやっていても、ボールに当てよう当てようと前屈みになってショットして前にボールが飛んだためしがない。実力が無ければ話にならないが、トッププレーヤーでも、自分のショットが一番だと思って打たないといいショットは生まれないという話をよく聞く。
 今年5月に、年末の原油相場はバレル200ドルと予測した同じ米ゴールドマン・サックスの担当者が、10月13日にバレル70ドルになると下方修正した。一転予測を変えたきっかけはリーマンブラザーズの9月8日破産法申請、週明け9月15日倒産であろう。
 リーマンブラザーズ倒産はその後の下げ相場の引きがねをひいた大事件だったと100年先かどうかは別にして、将来の歴史家は振り返るかもしれない。リーマン倒産を合図に投げが投げを呼び、商品、為替、株式問わずなだれを打って暴落した。
 11月18日、今朝のNY原油先物市場で、前日比56セント値下がりし、54.39ドルで取引を終了した。同日NY外国為替市場では、1ユーロ=1.2626ドル、1ユーロ=122.57円で取引された。リーマン倒産前まで、1ユーロ=1.55ドル台、1ユーロ=160円台だった。
 豪ドル、NZドル、カナダドルに代表される俗に資源通貨は、利回りも高く、高金利通貨とも呼ばれる。一連の資源通貨はユーロ急落に歩調を合わせるように急落、1豪ドル=100円台だった同じ通貨が、今朝のNY 市場では63.20円前後で取引されている。
 下げ相場のときは何もしない方がいいと、合繊トップ東レで織物販売の第一線で活躍しておられたYさんから30数年前になるが、お聞きしたことを今も鮮明に記憶している。
 魚釣りでも餌を魚の口先に押し付けて、これでもかこれでもかと下げていくと、魚は怖がって餌を食べない。むしろ魚の口先ほんの少し上に餌をぶら下げたほうがよく釣れるという。商売に限らないが、これでもかこれでもかと下げ相場に無理して成功した話は聞かない。
今朝のNY株式市場では、悪材料山積にもかかわらず、引けにかけて急反発し、前日比151ドル、1.8%高、8,424ドルで取引を終了した。なぜ上げたのかきょとんとしている。
WSJ紙によると、GM2.8%、フォード2%それぞれ値下がり、クライスラーは変わらずだった。一方、金融株は軒並み値下りした。昨日5万人解雇を発表したシティー8%、JPモルガン4%、プルーデンシャルフィナンシャル9%それぞれ大幅値下がりした。
ポールソン米財務長官は、今の金融危機に万能薬はないと週末の米議会で証言した。ゴールドマン・サックス証券で実績を残した氏も万策尽きた感じである。誰が米国の次期財務長官になるか。暴風雨の中の船出となるバラク・オバマ米次期大統領の力量が試される。
米国では次期大統領をプレジデント・エレクト、退任が決まっている現大統領をレイムダック・プレジデントと呼ぶ。レイムダック(Lame duck)を文字通り訳せばびっこのアヒルである。定年間近の人や窓際族、決済不能会社にも米国ではレイムダックの言葉を使う。
元気なアヒルの卵でも無精卵からはヒヨコは生まれない。今こそ眼力が求められる。(了)

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米シティー5万人削減嫌気、NYダウ223ドル安、原油55ドル(学校で教えてくれない経済学)

2008-11-18 10:23:34 | 経済学
 ワシントンDCで先週末開かれた「金融サミット」明けの11月17日のNY株式市場が注目されたが、米金融大手シティグループの5万人規模の人員削減発表を嫌気して、NYダウは前日比223ドル2.6%安、8,273ドルで取引を終了した。NY債券市場は、株安から避難した資金で買われて値上がりし、10年物国債利回りは3.67%へ下落した。
NY原油先物市場は、一時バレル57ドル台まで買戻しが入ったが、結局、世界景気悪化、石油需要減を警戒する売りが増え、バレル55ドルで取引を終了した。NY金先物相場は、原油反落を材料に売られ、前日比7ドル下げトロイオンス735ドルで取引された。
NY外国為替市場は、NY連銀が発表した景気指数が集計開始以来最悪だったとの情報を嫌気して、ドルが売られ、円キャリートレード手仕舞い売りも重なって、1ユーロ=1.2652ドルで取引された。日本円で相場を見れば、1ドル=96.40円、1ユーロ=121.90円、1豪ドル=62.80円、1NZドル=53.40円、英ポンド=144.70円と円高で推移した。
今朝のWSJ紙によると、世界金融危機がこの先さらに悪化するとの環境下、ドルを安全資金とする根強い需要がある。ECBはハンガリー金融危機救済にユーロを注入したが、他の中央銀行はドルによる資金注入を求めていると解説していた。
NYダウの値下がりは、シティー6.6%、バンクカメ8.5%、ゴールドマンサックス6.4%それぞれ大幅値下がりに見られる如く金融株下げがリードした。一方、アルミ相場が中国需要減少を嫌気して10.8%急落した。米小売大手のターゲット株が、第3四半期の売り上げが前年同期比24%減を嫌気して4.1%値下がりしたとWSJ紙は報じている。
週刊ダイヤモンド(11月15日号)で、野口悠紀雄、早稲田大学院教授は、「株価に関する限り、日本は26年前に戻ってしまった。市場が発している警告に謙虚に耳を傾けるべきだ。」と書いておられる。
野口教授は「アメリカの投資銀行モデルは終焉したといわれるが、同時に、日本の輸出立国モデルも終焉した。今こそ日本経済の基本構造を転換させるべきだ。」力説されている。同氏は週刊東洋経済(11月15日号)で「円安にしがみつくと20年不況へ」と警告された。
今朝の讀賣新聞に『サーチャージ値下げ、日航と全日空、来年1~3月分3割以上』と出ていた。今回の改訂基準となる8~10月の原油相場はバレル115.92ドルと3ヶ月前のバレル163.54ドルから3割下がったためと解説にあった。
今朝のNY原油先物相場はバレル55ドルである。OPECも12月総会で減産必至の構えだからいずれ70ドル近辺まで原油相場は反発するとの見方も多い。平均70ドルで計算してもサーチャージはこの先一段と下がることだけははっきりしている。
いま日本では悲観論が充満している。円相場は1ドル=96円、1ユーロ=120円、原油相場はピークの147ドルから55ドルまで値下がりした。ガソリン,軽油、灯油も大幅に値値下がりしている。日本円の値打ちが上がった。資源コストが大幅に減った。感謝こそすれ何処に不満の種があろうか。なぜ前屈みになって、毎日ふさぎ込んでいるのだろうか。
昨日、下川浩二さんの講演を聞いた。彼は「環境に期待してはいけない。自分に期待することが大事だ」と力説された。深呼吸一番、自分を信じて、元気を出して頑張ろう。(了)

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しもやん(下川浩二氏)講演会

2008-11-17 17:51:35 | スケッチ


しもやん(下川浩二氏)講演会

江嵜企画代表・Ken



 「しもやん」こと下川浩二氏による「頭をやわらかくするマインドマップセミナー」が就職前の大学生を相手に西宮北口のアップ研修館8階会議室で開催された。
 私事ながら下川氏から案内いただいた娘に仕事が入り出られない。急遽代打に決まっていた家内が都合つかず、野球でよくある代打の代打で筆者が会場へあわただしく駆けつける次第となった。
 会場の様子をいつものようにスケッチした。後ろ姿はウソをつかないと常々思っている。下川氏の話もすばらしかったがスケッチをしていて、一番驚いたのは会場の学生たちが熱心に講師の話に耳を傾けている情景を目の当たりにしたことだ。
 最近の学生は私語は当たり前。まともに講師の話を聞かない。講義中歩き回る。それはひどいものだと学校関係の方からも仄聞していた。このたびの会場の様子をサプライズと言わずしてなんと呼べというのか。
 前置きが長くなったがマインドマップなるものがいかに頭を整理するに当たって絶大な効果を発揮することをこのたび実感させていただいたことを白状する。
 マインドマップについては、先日、NHKの夜9時のニュースで詳しく紹介されていた。多くの企業でもすでに採用している。企業だけでなく小中学校が教科に組み入れていると言う。下川氏が開発した「成功手帳」が多くの書店で今飛ぶように売れているという紹介も当の番組で見た。
 午後3時から休憩15分を挟んで6時まで時にDVDによる映像も交えながら背中の黒板にテーマを変えて、マインドマップを書いてはよどみなく話を展開していかれた。
 多くの話の中で一番印象に残った話は「人間の成長4段階」である。一段目:知る、二段目:分かる、三段目:出来る、四段目:教える。『知る』段階と『教える』段階の間で文字通り『天地の差』が生まれる。
 インプットだけでは身につかない。アウトプットしてはじめて自分の血となり肉となる。
 知っていても分からない。分かっていても出来ない。出来ても教えることが出来てははじめて自分のものになると聞いて大いに納得した。
 人生は誰に出会ったかで決まる。人に好かれることが大事だ。「素直力」があるひとに成功する方が多いとも話された。ひとつひとつそれぞれが重い言葉だなと思った。
 昨今大不況だ、やれ100年来の恐慌だと騒いでいる。しかし、環境に期待してはいけない。自分に期待することが大事だ。好きなことの延長線上に人生が見えてくる。企業の成長と自分の成長は決して同じではない。ご自身の体験を踏まえての話だから迫力があった。
 下川氏は大学を出て大手証券会社に入った。お金を稼ぐそれしか考えて居なかった。その会社では給料は良かった。しかし11年死ぬ思いをして暮らした。その後11年別の民間会社で過ごした。前の職場と同じで、「勝ち組」、「負け組」の修羅場をいやと言うほど経験した。
 勝った、負けたは関係ない。「勝ち組」「負け組」のほかに「楽しみ組」があることが分かるまで大学を出てから20余年かかった。大学生を前に置いて、下川氏は、自分は4年前ようやく「脱藩」したという言葉を使われた。
 みなさんも決して急ぐことはない。脱藩して大事をなした龍馬と重ね合わされたのであろう。『龍馬が行く』全8巻は是非読んで欲しいと学生達にはなむけの言葉とし講演を終えられた。学生たちの力強い大きな拍手が心地よく響いた。
 「しもやん」こと下川浩二氏にはからずもすばらしいご縁をいただいた。感謝、感謝、感謝である。(了)

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G20閉幕、具体的解決策先送り(学校で教えてくれない経済学)

2008-11-17 09:33:26 | 経済学
 今朝のWSJ紙電子版は、G20[金融サミット]は、共同で金融問題に対応するということを態度で示したが、概して約束するに止まったと総括している。
 日本でもテレビ新聞それぞれに報道しているが、期待していなかった割には混乱なん収まったと受け止める空気が強かった。具体的解決がG20が集まっただけでトンネルの出口が見えるような生易しくないと理解したのであろう。
 WSJ紙はIMFと世界銀行を改革し、世界経済の回復を図ると取り決めたことを第一義に挙げている。しかし、具体的な結論は持ち越し、次回4月30日、米新大統領、バラク・オバマ氏をいれて開催することを決めて散会したと書いている。
日経朝刊〈11月16日〉は、今回の金融危機で被害を受けたハンガリーとルーマニアの中央銀行総裁とのインタビュー記事で「IMFなどの支援で短期的なリスクを低減できる」(ハンガリー)、「IMF金融支援に頼らず」(ルーマニア)と紹介している。これが本音であろう。
経済とからだの健康に共通点が多い。お金は血液だと捉えると比較的頭に入りやすい。病気の症状は体温に現れる。銀行間取引の金利を「体温」とみると、ロンドン3ヶ月物銀行間金利『ライボー』は5%目前から現在2%目前まで下がっている。
しかし、熱は下がっているが「平熱」とされる1%以下になっていない。銀行がまだ安心して貸し出ししていないことを「体温」が示している。現時点では銀行が安心して貸し出し出来る状態ではないことをライボー金利が教えてくれている。
G20の共同声明ではヘッジファンドふくめて世界の金融機関のお金の出し入れを厳格にモニター(監視)するとの文言を書き込んだ。日本の新聞では「金融規制強化で合意」と見出しで大きく取り上げていた。どのように具体的に規制するのであろうか。
人間は所詮動物である。動物と人間と何処が違うのか。人間は手を使うという点ではその他の動物と基本的に違う。しかし、動物が恐怖感を持つとスタンピードという一定方向になりふりかまわず逃げる特質がある。今回の世界の金融危機ではそれが顕著に見られる。
治る病気も不安心理がこうじてくると病気をこじらせる。それと同じ現象が現在起こっている。その代表的な動きが相場の世界で見られる先安感である。値段が先で下がると思えば物を買うバカはいない。G20で医者が出した処方箋を患者が信用するかどうかである。
G20の共同声明は「保護主義化」を警告した。今朝のWSJ紙は、自由貿易体制を堅持し保護主義化を警告する文言が入れられたことをホワイトハウスは歓迎していると紹介していた。先行き不安から世界各国が内向きになることをアメリカが一番怖れているからだろう。
今回、通貨問題は表に出ていない。『金融サミット』と銘打った会合で、通貨問題が論議されなかったのであろうか。下手に議論するとドル暴落をたきつけるとアメリカが怖れた。そのため中では議論したが「共同声明」から敢えてはずしたのかもしれない。
外国為替市場ではユーロ売り、資源通貨売りが続いている。その為ドル売りは目だっていない。IMFや世界銀行が巨額の資金を注入するのも多くの国で通貨暴落を防ぐためである。為替は金利に敏感に反応する。米国の金利は1.0%、ECBは追加利下げ必至の情勢である。
G20の宴は終った。2009年はどうなるのかではない。一人一人がどう生きるかだ。(了)

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米小売高過去最大下落嫌気してNYダウ337ドル安、原油57ドル(学校で教えてくれない経済学)

2008-11-15 15:17:31 | 経済学
 経済とからだの健康は共通点が多い。一言でいえば治る病気も手遅れになるといくら名医でも所定の成果を挙げることができない。食材にも旬がある。タイミングをはずすとまずい料理を食べさせられる。少なくなったが良心的な店は旬を過ぎた食材ははじめから使わない。
 原油・為替・金利を3点セットで経済の動きをいつとはなしに観察するようになった。原油相場はユーロ高・ドル安の風に乗って7月に終わり値ベースで史上最高値バレル145ドルを記録した。11月14日、NY原油(WTI)相場はバレル57ドルで取引を終了した。
 半値八掛け2割引と言う言葉がある。原油はわずか3ヶ月で半値八掛けまで値下がりした。一端下げ相場に転じると止まらない好例であろう。原油相場をリードしてきたユーロに下げ止る気配が見えない。11月14日、1ユーロ=1.2611ドルで取引された。
ユーロ誕生への難産の経緯は「ユーロへの挑戦」(H.ティートマイヤー著)に詳しい。誕生後ほぼ一年の2000年3月、1ユーロ=82セントが最安値である。直近高値は1ユーロ=1.60ドルまであった。1ユーロ=1ドルまでの値下がりが視野に入ってきた。様変わりだ。
 為替相場は、金利の動きを敏感に反映する。ユーロが最高値を更新して来た裏にはECB(欧州中央銀行)のインフレ懸念理由の高金利政策があった。ユーロが下げ止まらないのは7月以降の原油暴落でインフレ懸念が後退、利下げ期待が台頭してきたからである。
NY株式市場で、11月14日、NYダウは、前日比337ドル下げ、8,497ドルで取引を終了した。8,000ドル割れで実態の悪さを無視して上げた550ドルの6割を早くも吐き出した。GDPの7割近くを占める個人消費のシンボルである小売高の過去最大の下落を嫌気した。
米国景気はITバブル崩壊を食い止めるために住宅バブルで対応した。住宅の値段が上がる。上がるから家の担保価値が増える。その分余計お金を借りられる。借りたお金で買い物が増える。バブルの元凶の利下げから一転利上げした。家の値段が下がり借金が返せない。
米FRBは昨年7月、年5.25%まで上げた政策金利を下げるタイミングが遅れた。政府が利下げをしても銀行は住宅ローン金利を貸し倒れを怖れて下げなかった。住宅の値段は現在進行形で下げ続けている。9月15日には天下のリーマンブラザースが倒産した。
住宅バブル崩壊は米国にとどまらなかった。チエコスロバキヤやポーランドの住宅ローン会社が日本の異常な低金利を利用して貸し付けた。家の値段が下がり、返済できなくなった。借りた日本円返済を余儀なくされ外貨を売って円を買った。その結果円高が加速している。
米国に限らず海外、特に新興国は、かって日本がそうであったように、外国からお金を借りて国の経済を切り盛りしてきた。ところが海外からの資金が突然逃げ出した結果自国通貨が暴落した。通貨暴落防止のためにIMFが巨額の資金を投入したアイスランドが好例だ。
米国は一貫して強いドルはアメリカの国益と言い続けている。自国通貨の値打ちが下がること(日本の場合は円安)を喜ぶ国は日本のみである。外貨預金を楽しみにしていた個人は別にして自国通貨が上がること(円高)は企業も含めて国民経済的に間違いなくプラスだ。
日本は資源の99%を海外から買っている。資源には限りがある。早晩値上がりしてくる。円相場が高値安定することは国益である。ゼロ金利でも日本人は「定額給付金」を先が不安だからと貯金する。真に国益とは何か。手遅れにならないうちに頭を整理して欲しい.(了)

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地域モデル店を募集

2008-11-15 09:04:07 | 情報や案内及び雑談
人工炭酸泉の販社に無理を言い、経済的負担までかけて、特注の人工炭酸泉を作ってもらった。

特注の人工炭酸泉と湯電療法で(湯電療法の器械は、今年1月にオーストラリアで購入してきた器械)、 静脈瘤 、浮腫み、不眠症、脱力感や心臓病の症状、加齢臭、シワ等々、ほんとに驚くほどの治療効果があり、鍼灸で手が届きにくかった症状が短期間に改善される。
臨時営業日を設けるほど患者さんがグンと増え、治療という仕事がさらに楽しくなった。

体の自由がきかず、当院まで来ることができない患者さんのためと、無理を聞いてくれた販社への感謝の意味で、当院と同じ「特注の人工炭酸泉」を設置してくれる「地域モデル店」を探すことになった。
具体的には、当院のような治療をしてくれることを願って、販社に代わり当院で、治療院や美容院への案内をすることになった。

当院設置の炭酸泉は特別注文のため、一般市場には出てこないものですので、「地域モデル店」への案内は、今月から1月の末日、日曜日~水曜日の日程で相談会を開くことにし、炭酸泉を設置してくれるところには、治療に用いる場合の使い方や、疾病別治療法のコツも、継続して教えることにしている。


詳細は電話やメールでお問い合わせください。
新城針灸治療院 ℡06-6390-4722 Fax06-6302-0991
メール:shinjo36アットマークsunny.ocn.ne.jp

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バーゲンハンティング起こりNY株552ドル高、原油59ドル、ドル97円

2008-11-14 13:39:47 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


 NY株式市場で、11月13日、NYダウは午後2時ごろまでは前日比300ドル以上下げ7900ドル近辺まで下げていた。ところが8000ドル割れをまるで待っていたかのように一気に反転、クロージングベル1時間前から反発に転じ、結局552ドル、6.7%高い、8,835ドルでこの日の取引を終了したと今朝のWSJ紙電子版トップ記事で取り上げた。
ここ3日で7%下げたこと、2007年10月から38%値下がりしていたことから、バーゲンハンティングの絶好のタイミングと投資家は判断したようだ。「我々はまだ森の中にいるが、長い目で見れば今日の出来事は勇気付けられる」と話したと金融マネジメント会社会長、MichaelFarr氏のコメントをWSJ紙は紹介している。
NY原油先物市場で、NYダウ反発を受けて申し合わせたように原油相場が反発し、WTI(軽質油)は前日比2.08ドル高い58.29ドルで取引を終了した。一時59ドル台まであった。米国の2008年の石油製品需要は6.6%減少した。米国の原油、ガソリン在庫共に増加したと米エネルギー情報省が発表した。いい材料が全く見当たらない中での反発となった。
今朝のブルームバーグは、米エネルギー情報省の発表によれば、中国の2009年原油需要は当初の日量840万バレルを820万バレルへ、2008年の790万バレルへ6万バレル引き下げたと紹介していた。中国経済の原則で原油需要も減るとの予測である。
WSJ紙によれば、OPECは12月17日の総会に先立ち11月29日に緊急会合を予定しているとの情報もあると紹介した。原油相場がバレル50ドル割れば国家予算が成り立たない。OPEC加盟国が危機感を持ち始めたことは事実のようだ。
今年7月にかけて原油相場が最高値のバレル147ドルまで急騰した過程ではユーロの対ドルでの急上昇があった。その後一転してユーロ圏の景気悪化、ECB,英中央銀行の相次ぐ利下げを嫌気してユーロ相場が急落、つれて原油相場はじめ穀物、非鉄金属相場が下げた。
11月13日、NY外国為替市場では、株高、原油高に呼応するかのように、ドル、ユーロが対円で反発、1ドル=97.66円、1ユーロ=124.94円で取引された。この日豪中央銀行がこのとこの豪ドル急落を受けて豪ドル買いの介入を実施したと伝えられた。ワシントンで開かれるG20で協調介入確認の思惑が働いてユーロ、豪ドルの買い戻しが起こったようだと今朝のWSJ紙は紹介している。
ただ、米国経済の足元の状況は悪材料が山積している。この日米労働省が発表した直近の新規失業保険申請件数は51万5千件と前の週から3.2万件増えた。保険の継続受給者数は38万9千件と83年以降で最大を記録したと今朝のブルームバーグニュースが伝えていた。
ブルームバーグによれば、OECDが世界景気見通しを、2008年の1.8%増を1.4%へ、2009年を1.7%増をマイナス0.3%へそれぞれ下方修正した。2009年について、日本の経済成長はマイナス0.1%m米国はマイナス0.9%と予測している。
東京原油がキロ3万割れと各紙に出ていた。7月には9万4,900円だった。1/3になっても喜ばない。ガソリンスタンド売りでリッター120円が出たが喜ばない。原油150ドル、ガソリン200円で日本は悲観一色だった。ところが円相場が急騰して日本にデフレ時代再来と早くも心配を始めた。過大な期待は禁物だが異常な悲観はそれ以上に悪いだろう。(了)

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米景気先行き不安からNYダウ411ドル安、原油56ドル、ドル94円(学校で教えてくれない経済学)

2008-11-13 09:58:43 | 経済学
 新型インフルエンザがもし流行すれば日本では十分な手が打たれていないので危ないですよと昨晩の「朝日二ユースター」『ニュースの深層』というケーブルテレビの番組で、公衆衛生研究所の岡田晴恵さんという方が警告しておられた。
 1957年のアジア風邪、1968年のホンコン風邪程度の被害は想定しているが、世界で3000万人以上の犠牲者を出した1910年のスペイン風邪以上のパンデミック(大流行)に発展する事態は日本では想定していないそうだ。
 いま世界経済で起っている金融不安は経験がない悪性のインフルエンザにかかったようなものである。既定のワクチンでは効果がない。短期間に爆発的に病人が増える。つぎつぎパニックが広がる。パニックが悪の連鎖を招き、益々病状は悪化する。
 11月12日のNY株式市場では、NYダウが前日比411ドル下げ8,282ドルで取引を終了した。米小売大手のベストバイのCEOが、米国の消費者の購買態度が基本的に変わった。過去経験したことがないとの発言をきっかけに売られ、前日比8%値下がりした。デパート大手のメイシーが7~9期決算で赤字を発表後、株価は11%値下がりした。
 クレディツトカードといえば世界の誰もがアメリカンエクスプレスという。その会社が、米国政府に35億ドルの資本注入を要請した。アメリカンエクスプレスおまえもかと米国の金融危機の底の深さを思い知らされた投資家が投売り、株価は前日比10.5%値下がりした。
 NY原油先物市場では、米エネルギー情報省が2009年の原油需要は微増に止まると発表したことを材料に売られ、WTI相場は前日比3.17ドル安のバレル56.16ドル、ブレント相場は3.34ドル安、バレル52.37ドルで取引を終了した。
 OPECは12月17日臨時総会を開きさらなる減産を協議すると伝えられるが、目先の売り先行の動きに抗し切れずパニック売り状態からWTI50ドル割れも視野に入ってきた。
 NY外国為替市場では、英国のキング総裁がポンド下落はサプライズでないと発言したことをきっかけに売りが売りを呼び、1英ポンド=1.4896ドルと6年ぶりの安値に転落した。今朝のブルムバーク通信では1ポンド=1.40ドルも時間の問題だと解説していた。ポンド安がユーロ相場にも伝染したのかユーロも売られ1ユーロ=1.2466ドルまで値下がりした。
 ヘッジファンドはじめ世界の多くの金融機関は円を借りて利回りの高いポンドやユーロを買っていた。ポンド、ユーロだけではない。豪ドル、NZドルなど高利回り通貨売りという名のインフルエンザが大流行を始めている。
 米ドルは対ユーロでは値上がりしているが、対円では大きく値下がりし、1ドル=94.48円で取引された。主要通貨に対して円相場を並べてみると、1ユーロ=118.32円、豪ドル=60.35円、NZドル=53円、英ポンド=141.46円でそれぞれ取引された。
高利回り通貨は値上りしますよと金融機関に奨められてその気になった個人投資家は日本でも多い。短期間で大幅な値下りは正に悪性インフルエンザにかかったようなものだろう。
田中貴金属工業の発表として10月の個人向け投資用のプラチナ地金の販売量が前年同月比17.6倍と出ていた。2200ドルだった国際相場が833ドルへ下がった結果である。
ゼロ同然の異常な日本の金利が如何に罪深いことかを冷静に受け止めて欲しい。(了)

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世界金融不安再燃で、NYダウ176ドル安、NY原油59ドル(学校で教えてくれない経済学)

2008-11-12 12:30:24 | 経済学
 NY株式市場では、アメリカンエクスプレス、スターバックス株が個人消費落ち込みから、エクソンは原油需要減退懸念からそれぞれ値下がりして、相場全体の地合いを悪くさせ、NYダウは前日比176ドル安、8,693ドルで取引を終了した。
 NY原油先物市場では、WTI相場が、中国景気が冷え込むとの懸念が再び台頭し、2007年3月以来初のバレル60ドル割れとなる59.33ドルで取引を終了した。12月物ブレント相場はバレル55.71ドルで取引された。原油相場の先安感が頭をもたげてきたようだ。
NY外国為替市場では、欧州景気悪化、追加利下げ期待からユーロが対ドルで売られ、1ユーロ=1.2539ドルで取引された。対円でユーロは1ユーロ=122.65円で取引された。ドルは対円ではまちまちの動きで推移した。1ユーロ=100円の見方もあり油断できない。
外国為替市場では、資源通貨と呼ばれるカナダドル、豪州ドル、NZドルの値下がりが目立った。豪州ドルは1豪ドル=64セント、1NZドル=56セントへそれぞれ値下がりした。豪ドルは7月中旬以降30%、NZドルは25%それぞれ値下がりした。カナダドルは10月にはいってからだけで12%値下がりして3年分の上昇を全て吐き出した。
今朝のWSJ紙は、資源通貨は原油、銅、穀物などの資源価格の先行指標であり、資源通貨の値下がりはさらなる資源価格の値下がりを示唆している。豪ドルは50セントまで値さあがりするだろうと一部のアナリストの見方を紹介している。
日本では個人投資家が資源高の流れを受けて金融機関に奨められるまま値上がりを期待して、豪ドル、NZドルなど資源通貨を買い大きな損失を出した。元凶は異常な低金利である。11月12日から定期預金金利は1年物で0.1%、2年物以上で0.15%引き下げられる。
今朝8時半のNHKテレビをたまたま見ていたらイギリスのブラウン首相が週末ワシントンで開かれるG20の会合では各国が協調して世界的な金融不安に対処すべきであると強調していた。これ以上日本に何が出来るのか。欧米の口車に乗せられて国ごと底なし沼にずるずると引き込まれて命を落さないようにすることだけの最低の心構えが日本政府に必要だ。
日本人の相場オンチにについてたまたま読んでいた「幕末の外交官 森山栄之助」(江越弘人著、「弦書房」発行:電092-726-9885・福岡市中央区大名)で面白い記述を発見した。
森山栄之助は、開国=日米通商条約締結の際、米側代表ハリスと差しで渡り合った通訳である。彼が残した日記の中に、日本と世界との間で金と銀の評価に大きな差があった。それを無視して通貨交換の条約文を作成したというくだりがある。
江戸時代の通貨制度では一分銀四枚で金一両を交換していた。当時、世界の相場では金と銀との価値は1対15だった。通商条約締結後、1対5で交換できたから、欧米の商人は大儲けした。日本から金が大量流失し物価が急騰,暮らしは困窮、幕府倒壊の原因の一つになったと著者の江越弘人氏は紹介している。
日本の短期の政策金利は年0.3%へ先日引き下げられた。にもかかわらず今朝NY外国為替市場で円買いユーロ売りが進んだ。米国も弱いが欧州はこれから悪くなると読んで欧米の金融機関はじめヘッジファンドは円買いへ再びにスタンスを変えてきたのかもしれない。
G20では相場オンチは舞台の袖に隠れて成り行きを見守るのが身のためであろう。(了)

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中国景気対策発表後NYダウ73ドル安、原油一時64ドル(学校で教えてくれない経済学)

2008-11-11 17:08:16 | 経済学
ため池の栓を抜いたあと魚や小動物が跳ねまわっていた情景を戦争中縁故疎開のときに目にした記憶がいまも鮮明に残っている。子供のころ遠浅の砂浜でよく投げ釣りをした。潮が引くと岩場で逃げ遅れた魚が慌てている情景もよく目にした。
世界同時金融危機と騒いでいるが、お叱りをうけるかもしれないが、池の水や海水をお金だと思えば分かり易い。例えばアイスランドで突然起こった金融危機は外資が一斉に引き揚げた結果である。日本株が急落したのも外国人が日本株を換金売りしたから起こった。
一度池の栓を抜くと池に水が溜まるまでそれ相応の時間がかかる。それを2年とみるか3年とみるかいやいや5年と見るかの違いである。一端鉄棒にぶら下がっていた手を離しても元気なうちは飛びつける。経済が老化しているから、一度下に落ちると復帰は難しい。
AIGという世界最大の保健会社が2008年7~9月決算で2兆4,000億円の赤字を出した。米連邦住宅抵当公社ファニーメイは2.9兆円の赤字を出した。米FRBはAIGに4兆円注入する。底なし沼に札びらを印刷しては次々放り込むようなものだ。
米国では住宅価格が現在進行形で下げ続けている。借金が払えないため、差し押さえ件数も増え続けている。AIGの資金が枯渇して事実上保険金が払えなくなった。今朝のAIGの株価は公的資金注入で2ドル31セントへ心持反発したが一年前は60ドルだった。
1929年の大恐慌をハーバード大の卒論でまとめたその道の権威とされる米FRB議長のバーナンキさんは、まるでつきものに取り付かれたようにお札を刷り続けている。二度と悪夢の大恐慌は繰り返したくない。それには公的資金注入以外ないと思っているのであろう。
オバマ次期米大統領が11月10日、ホワイトハウスでブッシュ大統領と会談しデトロイト救済を確約した。ミシガン州選出カール・レビン上院議員は7000億ドルの金融救済ファンドから米自動車産業が歯止めなしで使える法案を提出したと今朝のWSJ紙に出ていた。
GMの今朝の株価は3ドル28セントまで値下がりした。一年前は30ドルだった。GMの株価は1946年来最低とWSJ紙は紹介している。クライスラーとの合併話が浮き沈みしている。残るフォードの今朝の株価は小反発して1ドル95セント、一年前は8ドルだった。
米自動車株が小反発した理由は中国が発表した4兆元(57兆円)の緊急経済対策である。多くのアナリストの見方では今回の中国の発表はメルトダウン(回復不能の溶解)は避けられるかもしれないが楽観的に見て2009年後半まで景気後退は続くと予測している。
NY株式市場は11月10日、取引開始早々から中国に発表を歓迎して200ドル近く上昇した。買い物が続かず前日比73ドル安8,870ドルで取引を終了した。シティーグループ、アメリカンエクスプレス、バンクオブアメリカ、JPモルガンなど金融株が軒並み下げた。
NY原油先物市場では、中国の経済対策を歓迎してはじめバレル4ドル以上上げたが結局前日比1ドル37セント高の62.41ドルで取引された。今朝のブルームバーグ通信によると時間外取引で64ドルまで反発、中国買いに期待した買い物が入っていると報じていた。
NY外国為替市場ではユーロが再び売られ1ユーロ=1.2690ドル、1ユーロ=124.69円で取引された。ドルも力がない。一方、NY金先物は一時オンス768ドルまで値上がりした。
断り無く池の水を抜いて平然としている。人任せにしていると命が危ない。〈了〉

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