ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

NY為替ドル95円、ユーロ=121円、NY原油54ドル(学校で教えてくれない経済学)

2008-11-29 08:17:15 | 経済学
 「女に数学をやらせなさい」とニューズウイーク(日本版)(12月3日号)で、サイエンス担当のシャロン・べグリーさんは「劣ると言い続けるから劣る」と書いている。お前はだめだと子供の頃から親に言われ続けた子供が明るく育ったためしがないのと同じである。
 べグリーさんは、「脳の左半分が体の右半分、右半分が体の左半分をコントロールするというのも間違いだったことが最近のハーバード大学医学部の研究でわかってきている。」「社会的要因が脳の機能自体にも強い影響力を及ぼす」と書いておられる。
 花の絵をスケッチしていると、花も自分が喜んで描いてもらっているのが分かるのであろう。描いているうちに花が活き活きしてくるような感じになるから不思議である。以心伝心という言葉があるが、花も生き物だから、褒められて喜ばないはずはないと思う次第である。
日本人は情報に限らず頂き物をしても感謝の気持ちを素直に表せない人が多いが、人を褒めることもしない。素直な人は、すごいですね、なるほど、面白いですねと連発する。褒められて怒るひとはいないと先日さるセミナーで下川浩二さんから聞いた。
昭和シエルと出光興産が、原油価格急落を受けて、ガソリンの卸値段を12月1日以降値下げすると発表した。石油情報センターは、11月25日時の全国のレギュラーガソリン平均店頭価格はリッター127.9円と発表した。先日有田市で118円の看板を見かけた。
ガソリンの値段が下がったのは原油の国際相場下落と円高のお陰である。ところが日本の新聞では「デフレ再来懸念」と心配事が増えたと捉える。資源の99%を海外に依存している国が、国際相場が下がり自国通貨の値打ちが上がることがマイナスであるはずがない。
先のニューズウイーク(日本版)で、日本企業が円高を武器に海外企業のM&A(買収)を急増させていると前向きに評価した特集を組んでいる。例えば、二ユージーランド清涼飲料2位のフルコアを買収したサントリー佐治社長は「円高はチャンス。」と明言していた。
豪州炭鉱大手ニューサラジを買収した三菱商事はじめNTTドコモ、東京海上,ヤマハ、カゴメ、東芝、オンワード、武田、三菱レイヨンなど業種も多岐にわたっている。欧米ファンドと比べ日本企業は長い目でM&Aを捉えていると海外の評価も高いという。
11月28日、NY外国為替市場では、1ユーロ=1.2645ドルとユーロが対ドルで売られた。ユーロは1ユーロ=121.36円で取引された。WSJ紙は、この日のユーロ売りは、EU統計局が11月のインフレ率が10月の3.2%から2.1%へ低下との発表が響いたと書いた。
ECB(欧州中央銀行)はインフレ懸念から政策金利を高止まりさせていた。原油はじめ食糧の国際相場下落でインフレ懸念という箍がはずれ、利下げ余地が生まれた。利回りからみてユーロが買われにくい地合いがこの先も続くと見る専門家は多い。
NY原油先物市場では、OPEC臨時総会を控えて、様子見からバレル54.43ドルで取引を終了した。7月につけた史上最高値145ドルから90ドル近く安い。これ以上の価格下落はなんとしても避けたい。世界的な需要減とOPEC減産幅との綱引き状態が続いている。
「円高を悪、円安は善」と日本人の脳に刷り込まれた時代が戦後60数年続いた。「円高は善、円安は悪」と辛抱強く唱えることによって初めて呪縛から解き放たれるであろう。GDPの60%は個人消費が占める。政治家は民のふところが潤う政治を心掛けて欲しい。(了)

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