ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

「円高は国益」・ニューズウイーク日本版最新号(学校で教えてくれない経済学)

2008-11-05 20:48:36 | 経済学
 ニューズウイーク日本版(11月22日号)が、「日本が円高を歓迎すべき理由」と題して、ピーター・タスカ氏(アーカスインベストメント共同創設者)の2ページの記事を掲載した。
 「学校で教えてくれない経済学」では再三再四「円高は国益」であると訴えているが、同窓のAさんが激励してくれた以外は、反応は全くない。日本のマスコミも「円高は国益」という観点から取り上げない。「円高は悪」と完全に刷り込まれていることに気づかない。
 ピーター・タスカ氏は「通貨安は国家の破綻をも招きうるが、自国通貨が強くなったせいでつぶれた国は一つもない」と書いている。ごく当たり前のことである。
 原油が下がりつれて様々な国際商品相場が大幅に値下がりした。ガソリンがリッター200円を越え、漁業組合がむしろ旗を押し立ててこのままでは「生きていけない」と日本政府に援助を申し入れた。新聞はじめマスコミは大々的に取り上げた。その後状況は激変した。彼等のその後を、プラス思考で、なぜ日本のマスコミは報道しないのであろうか。
 アイスランド、ハンガリーなどは自国通貨が暴落して国の存続さえ危ぶまれている。お隣の韓国も自国通貨韓国ウオンが暴落した。1ドル=900ウオンだったのがあっという間に1ドル=1,400ウオンである。韓国から日本への旅行が激減した。当然であろう。
 昨年末から年初にかけてベルギーを訪れる機会があった。ユーロを買うタイミングが悪く1ユーロ=170円で関西国際空港で日本円をユーロに交換した。現在1ユーロ=125円である。割高の旅行業者でも1ユーロ=130円で交換してくれるだろう。今だったら少ない円でおいしいベルギービールを満喫できたであろう。通貨高は国民を心身ともに豊かにさせる。
 日本の株価が5年前の水準まで暴落した。新聞の見出しには決まり文句のように円高の二文字を忘れずにつけている。日本の株価は円高が進んだために値下がりしたのであろうか。価値のない通貨をハゲタカと悪名高い外国投資銀行が買う道理がない。日本円はまだまだ割安と見ている。だからこそ世界の金融不安の中で日本円を買い続けているのであろう。
 ピーター・タカス氏は「日本政府はYOKOSO!JAPAN」キャンペーンを立ち上げ、富士山とマンガとメード喫茶を宣伝するまで落ちぶれた」と酷評している。「人為的に日本円を円安に誘導していたが、図らずも世界通貨危機が押し流してしまった」と付け加えた。
 三田在住の同窓のAさんはリッター120円が出ていると教えてくれた。軽自動車ならガソリンを満タンにして3000円で楽におつりがくる。まっすぐ家に帰るところをちょっとした買い物気分も生まれるだろう。これこそ実需拡大と言うのである。さる銭湯の経営者が原油高騰で廃業に追い込まれると話していたのはまだ半年もたたない。早々とお風呂の窯を重油からガスに転換したお風呂屋さんの話も聞いた。
 温室栽培には莫大な燃料費を使う。原油バレル150ドル時代到来なら季節はずれの野菜果物を栽培する多くの農家は倒産の危機に追い込まれたはずだ。せっかくのエネルギー節約
の流れに水を差すつもりはないが円高還元の姿勢を中小末端まで徹底して欲しい。
 相場の世界には変動がつきものである。今朝のNY原油先物はバレル70ドルまで値上がりした。先行き全く余談を許さぬことは事実である。しかし、自国通貨日本円が割安に放置されていた。日本円の価値が見直されている事実を素直な気持ちで歓迎して欲しい。(了)

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NYダウ305ドル高、NY原油バレル70ドル、NY金765ドル(学校で教えてくれない経済学)

2008-11-05 08:37:23 | 経済学
 2008年11月4日、新しいアメリカの大統領が決まる日にしては極めて珍しい。NYダウが投票日に300ドル以上上げたのは歴史始まって以来だと米国メディアが指摘した。NY株式、債券、為替、商品それぞれの市場があわただしい動きを見せた。
NYダウは前日比305ドル上げこの日の高値圏の9,625ドルで取引を終了した。NY外国為替市場ではドルが対ユーロで売られ、1ユーロ=1.30ドル台で取引された。NY原油(WTI)市場はドル売りから急騰、バレル70ドルで取引された。ガソリンも値上がりした。
ドルが売られたことでNY金先物相場も急反発し、トロイオンス765ドルで取引された。銀、プラチナも値上がりした。穀物相場も小麦、大豆、トウモロコシがそろって値上がりした。銅、スズ、アルミなど非鉄金属相場もドル売りから値上がりした。
ドル売りは米財務省発行のCP(コマーシャルペーパー)が値上り、金利は30日物は1.74%へ2004年4月9日来の水準まで低下した。90日物金利も2.62%へ低下した。銀行間取引金利のライボー金利も3ヶ月物で2.71%台まで低下した。10月10日には4.81%台だったから様変わりであると今朝のWSJ紙は指摘した。翌日物金利は0.62%を割り込んだ。
NY株式市場の値上がりには欧米での積極的な資金供給の結果流動性に対する懸念が大幅に後退したことが背景にあるとアナリストは指摘している。
米国の経済指標は何ひとつ改善していない。この日発表された米製造業受注高は下落した。週末発表予定の10月雇用統計では非農業部門の雇用数が20万人以上減るとのアナリストの予測が出ている。実態はよくない。しかし、これ以上悪い話は新しい大統領の下では出てこないとマーケットが織り込み始めたと今朝のブルームバーグ通信で解説していた。
豪州中央銀行が11月4日、0.5%利下げし年5.25%と決めた。イングランド銀行もECB(欧州中央銀行)も11月6日の政策決定会議で利下げすると見られている。本来利下げはリターン低下で当該通貨は売られるがこの日はユーロ,豪州ドル、NZドルともに買われた。
このところ急落していたブラジルレアルがドル売りから急反発、1ドル=2.110レアルで取引された。ブラジル株式市場も反発した。ロシア株も値あがりした。世界的に資金の流れが潤沢になりつつある。痙攣を起こしていた血管(金融パイプ)を血液(お金)が流れ始めた。
NY原油先物市場で、ドル売り、ユーロ買いに敏感に反応、WTI相場はバレル6.62ドル上げ70.53ドルで取引された。ブレント物相場も上げ66.44ドルで取引された。OPECが10月に日量150万バレルの減産を決めている。
アルジエリアが11月から日量7万バレル、ベネズエラが12万9000バレルそれぞれ減産する。OPEC最大の産油国サウジアラビアの9月の輸出量が8月から日量90万バレル減ったとWSJ紙は紹介している。いつものことで相場が上がりだすと必ず後講釈が出てくる。
原油相場は一時バレル60ドル割れ寸前まで売られた。この日の70ドルへの回復を反転上昇のはじまりとみるアナリストはいないとWSJ紙は指摘している。中国、インドがこの先継続して原油輸入を拡大していくかどうか。世界第二の産油国ロシアの動向も鍵を握る。
問題は日本がどう行動するかである。オバマ氏優勢が伝えられるが、米国で新しい大統領が間もなく誕生する。今朝の一連の相場の動きが何を教えているのか興味は尽きない。(了)

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アザレア(スケッチ&コメント)

2008-11-05 08:33:22 | スケッチ


アザレア

江嵜企画代表・Ken



 亡父敬三郎の月命日には阪神御影駅前の田中花店にお世話になる。仏さん用の花といい店主に用意してもらう間店内を物色していたところ季節的にはいまどき珍しいあざやかにピンク色に咲いた鉢植えの花が目にとまった。名前を聞くとアゼリアという。地植えしても花つきがよく手入れも簡単ですと親切に店の主が教えてくれた。
 早速ヤフーでアゼリアを検索した。日本や中国のツツジ・サツキが1850年ごろヨーロッパに渡り、温室即成用に品種改良され明治のはじめに日本に導入された。約120種以上が流通している。花期は春とあった。
 念のため広辞苑でも調べた。中国南部原産のシナノサツキと日本原産のサツキとを交雑したものとあった。よく見れば花びらはつつじに似ている。
 帰宅して自宅で早速スケッチした。いざ描いてみると結構難しかった。なにごとも勉強である。これからもいろいろなタイプの花に挑戦してみたい。(了)


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