ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

マーケティングとブランディング ・・・4月24日(日)の臨床実践塾 (連載9)

2016-04-15 00:36:19 | 診断即治療と虹彩学

  ジュークボックス (^m^ ) (パワポ画像より) 



マーケ&ブランディング連載
(連載1) (連載2) (連載3) (連載4) (連載5) (連載6) (連載7) (連載8) (連載9) (連載10) (連載11)


当院の治療は木、金、土の10:00~19:00です。


この連載をここまで読んで頂いて、マーケティングとブランディングの違いが分からなくなった人もいると思いますので、ここら辺で少し整理しておきます。
ブランディングディレクターの宇佐美清氏は、マーケティングとブランディングの違いを次のように述べています。

マーケティングとは:ブランドの価値を「人の外側」で消費者と結びつけること。つまり、製品を見たり、聞いたり、触ったり、味わったりという、人間の周囲、物理的な外側から消費に結びつけること。

ブランディングとは:ブランドの価値を「人の内側」に作ることで、ブランドを気持ちの中、則ち内側に存在させること。

少しスッキリしましたでしょうか。
マーケティングとは外郭で、ブランディングとは内核と考えてもいいと思います。
ブランディングが内核とすると、その内核に「人の心」があるわけで、それを知らなければブランディングが上手くいかないわけです。

このブログの ≪3月27日(日)のリアル臨床研究会 ≪鍼灸パフォーマンスのバリュー≫(連載1)≫ で、「マーケティング戦略での7P」を紹介しましたが、多くの消費者は、この7Pで購入するか否かを決めているというわけです。

① 製品(Product)
② 価格(Price)
③ 場所(Place)
④ プロモーション(Promotion)
⑤ 人(person)
⑥ 哲学(philosophy)あるいは業務プロセス(Process)とするところもあります
⑦ 物的証拠(Physical Evidence)

仕掛け人(事業者)は、その7Pを考えながら販売チャネルや方法を決めていくのですが、事業は生き物なので、人間が幼年期、少年期、青年期、壮年期、老年期と移行していくように、事業も「導入期」「成長期」「成長期」「安定期」「衰退期」と変化していきます。
それが事業の基本原則です。

なので、自分が知っている技術も、自分が営んでいる事業も、常に変化しているわけで、それに気付かないと、取り残されてしまいます。
「ジュークボックス」知っている人は、壮年から老年です。
カラオケも随分スタイルが変わってきました。

斯界では経絡治療が流行ったこともありました。
奇経治療が流行ったこともありました。
刺絡療法が流行ったこともありました。
カイロプラクティックが流行ったこともありました。

そうです。
技術も人の心と一緒に変わっていくのです。

なぜですか?

顧客(患者さん)のインサイトで読んで組み直してブランディングするからです。
講習会でも一緒です。
七星論の講習も常に新しいテクニックを加え、新しいブランドを作っています。
具体的には 4月24日(日)の臨床実践塾 でお話します。

マーケティング理論は、そのような流れも説明しやすいものです。

マーケティングとは、
① 「人が買ってしまう環境をつくること」で、
② 「ブランド力は無視できない」わけで、
③ ブランディングのインサイトでは、「性善説」に解決策があるので、消費者の役に立ち、喜んでもらえるモノでなければいけない

それらを結び付けて販売をし、利益を上げていくのがマーケティングになるというわけです。
こうしてみると、マーケティングは生き物のようであると言うことがわかるはずです。
いつまでも同じ手法ではマーケティングできないわけです。

私が鍼灸学校に入学する頃は、11人が入学願書を出しても、1人しか入学できなかったのですが、現在の鍼灸学校は定員割れの状態が続いているようです。
鍼灸教員の資格を取っても、「就職先がない」と嘆く人もいるようです。

そんな話を聞きながら、私は「鍼灸学生もマーケティングやブランディングを学んだほうがいいのに…」と考えました。
つまり、目指したい就職先に「買ってもらえるような環境をつくる」わけで、アピールするためには、ブランド力があると有利になると考えるからです。

開業鍼灸師にとっては、なおのことです。
私のホームページが汚くて古臭いから言うのではありませんが、綺麗な、立派な、流行のホームページを作ったからといって患者さんが増えるとは考え難いものです。

なが~~~~い、、、なが~~~~~~い、、、しつこ~い、、セールスレターを書いたからといって、患者さんが増えるとは言えません。
セールスレターは、物を売る場合には役立つと思いますが、技術を売る場合には、却ってマイナスになる場合があると考えるからです。

ブランドを作り、それを人に伝え(ブランディング)、その価値を患者さんに知ってもらって、自分と患者さんとを結び付けることで(マーケティング)が成立し、初めて患者さんが増えてくるというわけです。



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中国3月輸出改善、JPモルガン決算好感、NYダウ187ドル高、ドル買われ、1ドル=109.34円へ上げる

2016-04-14 11:00:35 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


13日のNY外為市場でドル指数が3週間ぶりの大幅高となった。ドルは年初来9%以上下げていた。売りすぎからの買戻しと見られている。ドルは対ユーロで0.6% 高、対円で0.7%高、1ドル=109.34円で取引された。対ユーロで円は、1ユーロ=123.31円で取引された。ドル上昇でNY原油はバレル41.71ドル、NY金はオンス1,246.50ドルへ小幅下げた。13日NY株式市場ではアジアおよび欧州株高の流れを受けて上昇した。中国の3月の輸出が予想外に伸び、輸入の減少幅縮小を好感した。JPモルガンの今年1~3月期は厳しい決算だったが決算が予想より良かったことも株価を押し上げた。NYダウは前日比187ドル高17,908ドルで取引を終えた。

14日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で現地朝6時の放送の韓国KBSは「13日開票された韓国総選挙で与党セリヌ党が120議席、現議席146から議席を大幅に減らした。一方、野党「民主党」が121議席(現102)特に「国民の党」が39議席(現20)と大幅に議席を伸ばした。無所属も10を確保した。この中にはセリヌ党を除籍された議員が含まれる。今後復党する可能性がある。今回の選挙結果朴槿恵大統領の求心力低下は不可避と見られる」と伝えた。選挙関連ではカタール、アルジャジーラは「シリアで現政権の支配地域での議会選挙が行われた。反政府側は今回の選挙は無効としている。現在アメリカ、ロシア主導で国連の仲介で和平協議が進められている。アサド大統領は和平交渉に圧力をかける狙いだ。5年続くシリア内戦では一般市民27万人が死亡、難民・移民を含め1,100万に達した。これはシリアの人口の約半分を占める。和平実現のめどはたっていない。」と伝えた。

英BBCは「4月11,12日2日間で4,000人がリビアの海岸から地中海を渡りイタリアに到着した。トルコからギリシャ経由の難民がバルカンルート閉鎖からルート変更が進んでいる。今後気候改善に伴いアフリカルートの難民急増が見込まれる。現実の生活があまりにも厳しいためだが、お金だけが問題でない。ヨーロッパの生活様式へのあこがれもある。死ぬことを承知しながら危険な脱出を試みている」と伝えた。ドイツZDFは「トルコ、エルドアン大統領を風刺したコメディアン、ヤン・ポールメルコン氏に量刑を課す。ドイツ大使帰還をメルケル首相に突きつけた。」と伝え、ドイツ連邦議会で左派党の議員が「風刺を理解できないトルコはEUに入れることは許されない」と語る様子を写していた。フランスF2は「パナマ文書」事件に関連して「課税逃れしていた多くのフランス人が量刑を恐れて、フランス国庫に納税を始めた。その額は20億ユーロ(約2,460億円)に達した」と伝えた。

現地13日夕方6時放送の米ABCは「バルト海で米海軍の艦隊の至近距離をロシア空軍戦闘機が確認されただけでも30回飛行した。『極めて攻撃的である。』と米国防長官が語った」と伝えた。中国CCTVは「南シナ海に関するG7外相広島会議宣言は納得できない」と伝えた。シンガポールCNAは「一つの中国を認めるケニアが詐欺行為で逮捕した台湾人を中国へ送還した。台湾新政権の対応が注目される。中国はケニアを評価した。」と伝えた。(了)

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どう思わせたいのか ・・・4月24日(日)の臨床実践塾 (連載8)

2016-04-14 01:02:56 | 診断即治療と虹彩学

  どう思われたいのか (^m^ ) (パワポ画像より) 



マーケ&ブランディング連載
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当院の治療は木、金、土の10:00~19:00です。


ブランドをつくるときには、顧客(患者さん)が「どう思うのか」をテーマにブランドを考えて行きます。
そのブランドに対して顧客がどう思っているのかを「ブランドパーセッション」と言いますが、ここがブランディングでの腕の見せどころです。

つまり、「どう思わせたいのか」と「ブランドパーセッション」が一致すれば、ブランディングは成功と言ってもいいと思います。
そのためには、3年後、5年後のブランドビジョンを持ってブランディングしていくというわけです。

若い人なら、3年、5年という歳月が長いと感じる人もいると思いますので、仮に1年後としてもいいと思います。
しかし、3年、5年というのはすぐですので、頭の片隅には「3年、5年」という歳月は残しておくほうがいいと思います。

ただ、ブランドビジョンを1年とした場合は、毎年ビジョンを書き替えなければならなので、傍から見ていると「行き当たりばったり」に見えます。
則ち、「思い付きで行動するタイプ」に見られ、信用度が落ちてきます。

また、鍼灸業界には、(私もそうですが)独立独歩や頑固者が多いので、「これが俺の方針なんだ。どう思われてもいいじゃないか」と言う人も、他業種に比べると多いような気がします。
それは鍼灸業というのは職人技で栄える業種なので、それでもいいのですが、それを患者さんが受け入れてくれるかが問題です。

そういう人はブランディングのことは考えないほうがいいかも知れません。
なぜなら、ブランディングは相手の気持ちの中に入り込まなければできないからです。
繰り返しますが、「どう思われたいのか」がテーマだからです。

MBAの学校で、ブランドパーセッションの模擬調査があり、多くの学生が苦労したようです。
当然私もちょっと苦労しました。
それは、自分自身の長所と短所(ポジティブインサイトとネガティブインサイト)を、身近な人に聞いて、それを書き留めて発表するのです。

ポジティブインサイトは簡単にできますし、あまり褒められて、「今晩一緒に飲もうか」と言いたくなる場面もありましたが、問題になるのはネガティブインサイトです。
「俺の欠点を言ってくれ」と頼んでも、なかなか本音を言ってくれる人はいません。
日本人はいい人が多いのです。
そのように教育されてきたのです。

だからなかなか調査が進みません。
それで私は京都まで行って自分のネガティブインサイトの調査をしたのですが、「時間がかかる」か「飲まないと出てこない」と最初から考えていたので、あるテクニックを使いました。
そのテクニックを使うと非常に便利で、比較的短時間で相手の本音を聞き出すことができるのですが、これから勉強する人のためにならないと思いますので、これは 4月24日(日)の臨床実践塾 で教えることにします。

と言っても、何も話さないとなると、ここまで読んで頂いた方々に申し訳ないので、別の方法をお話することにします。

ブランドパーセッションを裏側から見るのです。
つまり、現段階のブランドは、顧客(患者さん)にどこが嫌がられているのか、を考えるのです。
ブランディングは、前に話したように、「知ってもらう」「好きになってもらう」「買ってもらう(治療に来てもらう)」ですので、患者さんが来ないのは、あるいは患者さんが来なくなるのは、どこに原因があるのかを探るわけです。
つまり、それがネガティブインサイトになるからです。

ある人は、「駅から遠いから」と思っているかも知れないし、ある人は「あそこに行っても治らないから」と思っているかも知れません。
・院長が威張っているから
・スタッフの態度が悪いから
・院長もスタッフも患者さんを軽視するから
・治療院内が汚れているから
・宣伝と違うから
・自慢話ばかり聞かされるから
・人の悪口ばかり聞かされるから
・野球の話ばかりするから
・そこでは治りそうにないから
・鍼が痛いから
・養生法を教えてくれないから
・雰囲気が暗いから

このように書いてみると、結構あるものです。
見たくないもの、聞きたくないものもたくさんありますが、伸びる人は、そのようなことに対して考え方が違うのです。

伸びる人は「褒め言葉」を好みません。
叱ってくれるのを喜びます。
それはスタッフでも一緒です。
怒るとすぐふくれる人は伸びないし、長続きしません。

そこには原理原則というのがあるからです。
マーケティングで使うブランディングもその原理原則に従っているからです。
考えてみてください。
松下幸之助さんはマーケティングやブランディングを学んだでしょうか。

京セラ名誉会長の稲盛和夫氏は、事業計画の講演をした時に、聴講者から質問を受けたそうです。
「今、事業計画書を書いているのですが、何かアドバイスして頂けませんでしょうか」

すると応えたそうです。
「事業計画書? 何でそんな下らない事に時間をかけるんだ。事業を考えたら早く進めるんです」と。
それを読んだ時には私も「???えっ???」と思いましたが、後で考えると、「座学よりも行動哲学のほうが先だ!」と言っていると理解しました。

行動する事によって、必然的に人間学を学ぶ事になり、それが事業成功への路になると考えたからです。
人は、理屈っぽい人より、行動力のある人を好みます。


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サウジ、ロシアが、産油量据え置きで合意かとの報道でNY原油WTI42ドル台へ反発、原油高受けて

2016-04-13 12:18:13 | 経済学
NYダウ164ドル高(学校で教えてくれない経済学)


ロシア大統領府のぺスコフ報道官は,ドーハ会合について、イランの姿勢にかかわりなく合意が成立する「希望はある」と述べた。これを受けて12日のNY原油市場でWTI先物相場はバレル4.5%高、42.17ドル、終値ベースで昨年11月25日以来の高値、ロンドンブレント相場は4.3%高バレル44.69ドルで取引を終えたと13日付けブルームバーグ電子版でMarkShenk記者が書いた。12日NY株式市場では産油量据え置きをめぐりサウジアラビアとロシアが合意しそうだとの見方が広がり、チエサピーク・エナジーを筆頭にエネルギー株上昇が相場をリード、NYダウは0.9%高、17,721ドルで取引を終えた。12日のNY外為市場でドルは対円で0.6%高、1ドル=108.60~61円、1ユーロ=123.62~67円で取引された。NY金相場は7日ぶりのドル買い・円売りの動きを受けて様子見、オンス1,259.40ドルへ小幅上げた。プラチナはオンス999ドルへ上げたが金と逆転安値は継続している。

13日付WSJ紙電子版でNataliaDrozdiak記者は「EU委員会は12日、パナマ文書流失を受けて、タックスヘイブン(租税回避地)に由来する利益および税の公表を多国籍企業に義務付けることを決めた」と書いた。13日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「EUの立場としても税逃れ、利益逃れを見過ごせない。EUとしてもなにか手を打っていることを見せる必要があった」と解説していた。英BBCは「12日、IMFが世界の2016年の経済成長率を1月時点の予測の3.4% から3.2%へ下方修正を発表した。その際、IMFのチーフエコノミストが英国のEU離脱となれば英国にとどまらずEU全体、世界経済全体にマイナスの影響が出てくると警告した。これを受けてオズボーン財務相はIMFを支持する異例の談話を発表した。これに対して英国のEU離脱賛成派のリーダー、ラモント元財務相は『単なる見解の相違に過ぎない。英国のEU離脱で損をする者もおれば得をするものもいる。つまりは、判断次第だ』と話す様子をテレビ画面に写していた。13日付けのWSJ紙電子版でMaxColchieste記者は「ゴールドマンサックスグループは5億ドル(540億円)で同社の欧州本部ビルをロンドンに建設する。英国がEU離脱となれば新ビルはガラガラになるだろう」とゴールドマン幹部の一人は話した」と書いた。EU離脱阻止を掲げるカメロン首相が「パナマ文書」で窮地にある。IMFの警告には裏がありそうだ。

近着4月19日号ニューズウイーク誌でリア・マグラスグッドマン記者と安藤智彦記者連名で「世界を揺るがすパナマ文書の衝撃」と題して「パナマ文書は、ベールに包まれていた世界の富裕層の「常識」を公にしただけのもの。21兆~32兆ドルの私有財産が世界各地の無税、あるいは極めて低い税率の国や地域に秘密に置かれている。特に国民に納税を呼び掛け不正を撲滅すべき立場にある政治家の場合、自身が意図的に回避しているとすれば道義的責任を問われて当然であろう。パナマ文書は政治家にとどまらない。今週ワシントンで開かれるG20でもこの問題が討議される。今回「パナマ文書」をまとめたモサック・フォンセカはこの分野で世界4位の企業に過ぎない。今回流失した膨大なデータに含まれていない
大物たちが世界には大勢いる。政治の世界を超えて世界経済にも波及する。」と書いた。(了)

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引きつける魅力 ・・・4月24日(日)の臨床実践塾 (連載7)

2016-04-13 02:00:03 | 診断即治療と虹彩学

  大阪城に隣接する大阪NHK。近隣には大阪府庁、大阪府警察本部、国立病院などの重要拠点がある (^m^ )



マーケ&ブランディング連載
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当院の治療は木、金、土の10:00~19:00です。


見込み客(患者さん)に対して、「このように感じてほしい」と作り上げるのが自社(自院)のブランドになるわけですが、当然それは成長を目指しているからです。
その場合、規模を大きくするのを考える人も多いと思います。
私もそうでした。

しかし、規模が大きいからといって、必ずしも利益が大きくなるわけではありません。
逆に小さい規模のほうが「利益率」を大きくすることもあるのです。
たとえば、チェーン展開している治療院を考えてみると、売上は大きいかも知れませんが、それだけ経費もかかりますし、ロスも出ます。

スーパーや家具屋さんなら、規模を大きくしたほうがお客さんも増えて売上げも上がり、利益率も高くなるはずです。
治療院の場合はどうでしょうか。
鍼灸治療のコンセプトを思い出してみてください。

現在は、弁護士も税理士も歯科医も美容院もコンビニも飽和状態になっていて、景気は良いと言えない状況です。
スタッフを増やしても、思うほどのリターンが少ない時代です。
そんな場合には、規模が小さい、小回りの利く体制のほうが有利になると言われます。
私もその通りだと思います。
無理に大きくして危ない橋を渡るよりは、コツコツとブランディングに勤しむほうがいいのではないかと考えます。

具体的に言いますと、自分の特徴となる技術や個性を表に出して、「魅力」にするわけです。
ビジネススクールでは、それを「トンガッタ」個性という言い方をしますが、飛び抜けた個性(技術)を活かすわけです。
トンガルということを別の表現にすると、「あくが強い」ということですが、あくが強い人というのは、敵もいますが、熱狂的なファンがいるものです。
その熱狂的なファンをつくるようにするわけです。

熱狂的なファンというのは、多くの患者さんを連れて来ます。
これが小規模経営の利点でもあります。
チラシ広告やネット広告でどんなに励んでも、おそらく熱狂的なファンの集客には勝てないと思います。

私はある家電量販店に友達がいます。
その人は、「お店に持ち込まれたパソコンで直せなかったのはなかったない」と言うほどの人です。
私がパソコンで困っているときは、遠隔操作で夜中の1時2時でも直してくれます。

ですから私は、どんな家電を買うにもその人に相談します。
友達から家電の相談をされたときには、その人を紹介します。
量販店に勤めているので「小規模経営」とは言えないのですが、自由な時間は小規模経営のように動いています。
ですから、その人のファンは芸能界にもいます。

その人が現在の会社を辞めてお店を出したら、きっと多くの人がファンになって大繁盛するはずです。

今でもファンが多いからです。

既にブランディングができているからです。



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ブランドを心に残させる ・・・4月24日(日)の臨床実践塾 (連載6)

2016-04-12 15:18:10 | 診断即治療と虹彩学

  パワポ画像より (^m^ )



マーケ&ブランディング連載
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当院の治療は木、金、土の10:00~19:00です。


横文字を多く使うと「偉そうにしている」と思われるので好きではないのですが、マーケティングを学ぶときは、多くの横文字が出てきますので、ご勘弁をお願い致します。

BPG(ブランド・パーセプション・ゴール)という文言がありますが、これは、2年後3年後に消費者にどのように思ってもらいたいのかをゴールとして設定する事を言います。
簡単に言うと、そのブランドを消費者(患者さん)が何と言うのか、消費者に何と言って欲しいのかを想定することです。
そこでのポイントは「欲張らないこと」だそうです。

「欲張るな」と言われても、ついつい「あれも、これも」と、言ったり書いたりするのが人情で、ついつい欲張って多くのことを伝えようとします。
ですから、ここでは「誰に、何を、どのように」で、「何を」に絞っていきます。

ここら辺からはちょっと専門的になるかも知れませんが、これが出来ないとブランディングはできないので、頑張ってください。

「何を」を絞り出すのには、本人でも気づかない心の奥に潜む感覚を知る必要があります。
それを「インサイト」と言うのですが、インサイトは「ネガティブインサイト(カテゴリーでのインサイト)」と「ポジティブインサイト(情緒価値)」があり、その二つが重なるところに「価値のあるブランド」があるというわけです。

戦略的マーケティングに、「事業の経験効果」というのがあります。
事業における経験のことで、人間の学習効果のようなものです。
たとえば、同じ仕事を続けていると、その仕事に関して習熟してどんどん効率が良くなるということです。
同じ仕事を続けていると、それまでインプットされた経験が、スムーズにアウトプットされるので、効率が良くなるわけです。

鍼灸の世界でも、それがはっきりと出てきます。
鍼灸学校に入学した時は、鍼を触ったこともない人がほとんどですので、所作は頼りないものですが、習熟する事によって(経験することによって)手際のいい仕事ができるようになります。
※基礎を疎かにする人は手際が悪いようです。

ですから、経験者というのは、時間やロスの面から考えると「低いコスト」で同じ仕事を熟すことができるわけで、経験と利益をグラフにすると、経験が多いほど利益も多くなるわけです。
斯界では年功序列がほとんどないので、経験や手際が給料に反映されていると思います。

そして、それを見ている人も(或いは考える人も)「経験」を感じるのですが、それが心の奥に潜むインサイトになるのです。
つまり、初めての治療院で、院長があまりにも若いようでしたら、ネガティブインサイトで「大丈夫かな?」と感じてしまうようなものです。

要するに、そこの治療院で治療してもらうことによって、自分は階段がスイスイ登れるようになり、旅行にも行けるようになる。
家族にかけていた負担を減らすことができ、近所の方とも交流ができる。
というような情緒価値を植え付けることができるかどうかなのです。

相手が、「どのように感じるのか」、「どのように考えるのか」を考えながらクリエイティブしていくのですから、なかなか難しいことです。
つまり、患者さんの目を引きつけ、「このように感じてほしい」ということを伝えるのですから、結構悩むはずです。


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ドル9ケ月ぶりの安値、1ドル=107円、NY原油ドル安と増産凍結期待からバレル40ドル台回復、

2016-04-12 10:31:04 | 経済学
NYダウ米企業決算不安から反落(学校で教えてくれない経済学)


週明け11日、NY外為市場でドルが9ケ月ぶりの安値1ドル=107.90円で取引された。ドルは対ユーロではほぼ変わらず1ユーロ=1.1408ドルで取引された。ユーロは対円で1ユーロ=123.10円で取引された。投資家は年末までの米利上げの確率を1週間前の58% を47%へ下げたと12日付けのブルームバーグ電子版でRachelEvans記者が書いた。ミスターYen,榊原氏は年末までに1ドル100円割れの可能性があると話した。NY原油先物取引でドル安の流れと17日のドーハでの会合で生産調整期待の高まりを受けてWTI相場はバレル40.36ドル、北海ブレント相場は同42.38ドルで取引を終えた。ロシア株価指数が反発1,906ポイントまで回復した。NY金相場はドル安の流れからオンス1,256.70ドルへ反発、プラチナ相場もオンス990ドルまで戻した。

11日、NY株式市場では原油高を好感してNYダウは一時前週末比150ドル近く上げたが、米企業決算本格化を控えて不安人気が高まり値下がりに転じ、20ドル安の17,556ドルで取引を終えた。ブルームバーグ電子版でDanielBurger記者は「米石油掘削メーカー最大のナショナル・オイルウエル-バ―コ株が6.2%急落した。同社の集計によれば今年第一四半期の売り上げ高は前四半期比20%減少した。原油相場の値下がりでシエールオイルガス企業の閉鎖や企業規模縮小が続いている。金融株の値下がりも株高を抑えている。」と書いた。

12日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で、英BBCは「英議会でカメロン首相の課税逃れが厳しく追及された。カメロン首相は過去に遡り所得および納税リストを公表した。労働党の長老議員の一人がカメロン首相を指さし「あの男が課税逃れして私腹を肥やした。許されない。」と罵倒した。余りの言動から本人覚悟の発言だったが、一日限りで議会を追い出される様子を英BBCはテレビ画面に写していた。オズボーン財務相も所得納税リストを公表した。英議会では議員全員の所得納税リスト公表が議論された。プライバシーの観点からフランス議会では公表されていない。」と英BBCが伝えた。ドイツZDFはドイツの銀行の多くが課税逃れをおこなっていたことが「パナマ文書」で明るみに出た。ドイツ連邦議会でショイブレ財務相が「金融機関のタックスヘイブンの動きが自動的に公表される必要がある」と話す様子を写した。ドイツZDFはヒロシマで開かれたG7外相会議に際してケリー米財務長官含め各国外相が原爆ドームを慰霊、原爆資料館を見学した。しかし、ケリー長官は謝罪しなかったと伝えた。カタール、アルジャジーラは「サウジアラビアとイエメンとの間で停戦合意した。」と伝えたあと「誰も停戦合意を信用していない」と語る一般市民の声を紹介していた。底流にスンニ派(サウジ)シーア派(イエメン)の対立がある。

英BBCは「世界でかって10万頭いたトラが一時3,200頭まで激減した。それが3,980頭まで回復した。動物園にいるトラの数の方が多いという事態はなんとか回避される可能性が出てきた。嬉しいニュースだ。しかしアジアではトラの皮に対する人気は極めて高い。蜜猟者との間で戦争さながらの銃撃戦が毎日のように続けられている。」と伝えていた。(了)

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有馬頼底老師と森田りえ子画伯対談風景at相国寺(スケッチ&コメント)

2016-04-11 19:22:10 | スケッチ


有馬頼底老師と森田りえ子画伯対談風景

江嵜企画代表・Ken


有馬頼底老師をゲストに迎えて、日本画家、森田りえ子先生との対談が、4月10日、相国寺承天閣美術館で開かれ楽しみして出かけた。午後2時から予定時間4時まで休憩なし。圧巻だった。ユーモアのセンス抜群のお二人だから聞いていてまず面白い。お二人とも個性豊かである。人間味あふれている。包み隠そうとするところが一切ない。だから聞いていて実にすがすがしい。ウソ偽りで満ち溢れている今の世の中だからなおさら聞く人の心を捉えて離さないのであろう。

会場は80名限定。午後1時半から整理券が配られた。和歌山から来られたというさるご婦人と一番で並んだ。友達から森田りえ子さんの話を聞いて感動した。『お友達は?』と尋ねた。急に熱を出して来れなくなった。森田さんという日本画家がおられることも知らなかった。日本画をやったこともないという。

整理券配布待ち時間にご婦人から質問攻めにあったことを白状する。整理券を手にするなりご婦人はかけ足で2階会場へ。なんと有馬、森田お二人の真正面に場所取りし「ここ、ここよ」と手を振っておられるではないか。筆者一人だったら出来ません。当のご婦人のお陰で横綱相撲を土俵「砂かぶり」で満喫でき、ラッキーだった。

対談は金閣寺方丈に杉戸絵になぜ森田りえ子画伯が選ばれたのかについて有馬老師の話がはじまった。杉戸絵には二人の画家が選ばれた。その内の一人が石踊達哉画伯で東京。『じゃ、もう一人は誰や?。森田はん以外おらへん。森田はんに即電話した。」と有馬さん。『まことに光栄でございます。』と森田さんは答えた。

森田りえ子画伯はこの日の対談で「一枚板の杉の木が運ばれてきた。それを目にしたとき、この木は700年生きてきた。木目を生かそう。木目とコラボする構図を考えて描きました。」と話された。森田りえ子画伯の話には『いのち』という言葉がしばしば登場する。今回の個展の頭に敢えて「命の賛歌」という言葉を入れたゆえんであろうと想像している。

有馬老師は「京都に文化庁を移す方向で話が進められている。職員全員が京都で仕事をしたがっておられる。」と話したあと「政治家の中に文化が分かるひとがおられません。文化音痴ばっかりですわ。」と話した。皇室の方々は文化に造詣が深く思い入れもお強い。それと比べて日本の政治家の方々は寂しいもんですわ」と有馬さん。

有馬さんは対談でいろいろな話をされた。その中で「日本はやはり中国と韓国と仲ようせなあきまへん。中国は日本のお父さん、韓国はお兄さん。日本は中国、韓国から文化を学んだ。中国にこの秋86回目ですが出かけてきます。」と話された有馬老師の言葉が強く印象に残った。

森田りえ子「パリ展」で初めて杉戸絵が海を越えた。そのとき杉戸絵のデジタル化保存が実現した。今回の会場の絵は本物の杉戸絵。金閣寺方丈では現在はデジタルコピーで出来た本物そそっくりが展示されていると紹介された。数年前、ブータン国王夫妻が金閣寺を訪問された。その答礼として森田画伯の桜の絵の奉納、ブータンを尋ねるツアーが企画された。「パリ展」同様プロジェクターでその時の様子が写された。幸い筆者は二回共ツアーに参加出来た。

相国寺は若冲ゆかりのお寺である。その相国寺で森田りえ子展開催である。森田りえ子さんは「不思議なご縁を感じます」といいながら「わたしが今しめている帯の背中の絵は若冲先生が描いたオウムです」と会場でくるりと背をむけて披露された。「若冲先生の絵が日本へアメリカから里帰りした同じ年に私は生まれました」と森田さん。

金閣寺奉納の杉戸絵に加えて森田さんは「KAWAII/GITAI」少女軍団13人の絵を時間をとって対談の場で一枚一枚解説された。13枚の絵の一枚「ホウオウ」について今回個展作品集の解説文で「鳥のパーツは伊藤若冲先生へのオマージュを込めて白鳳図の模写で仕上げた」と書いた。

有馬老師は若冲のエピソードして「若冲は京都錦市場の商人だった。店の主が朝から晩までニワトリばかりみて過ごしていた若冲を気違い扱いした。その絵がアメリカ人に天才画家として評価されて日本に里帰りした。」と紹介した。ひよっとしたら有馬老師は『今若冲』として森田りえ子画伯をイメージしておられるのかもしれない。(了)


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喫茶店のブランディングから ・・・4月24日(日)の臨床実践塾 (連載5)

2016-04-11 05:35:19 | 診断即治療と虹彩学

  大阪城の花見客 (^m^ )



マーケ&ブランディング連載
(連載1) (連載2) (連載3) (連載4) (連載5) (連載6) (連載7) (連載8) (連載9) (連載10) (連載11)


当院の治療は木、金、土の10:00~19:00です。

治療院のブランディングとは、患者さんに好感を持ってもらい、治療に来てもらうことです。
そのためのポイントになるのが、「何を」「誰に」「どのように」の3つになります。
たとえば、巷にあふれるのが、「腰痛を」「腰痛で悩む人に」「鍼灸治療で」というスタンスだと思います。
しかし、これでは「行ってみよう」という気にはなりません。

では、当院ではどのようにしてきたのか。
七星論には、腰痛の即効的な治療に使うテクニックとして、「骨格矯正鍼」、「巨鍼療法」「生物力学療法」、「筋腱鍼」、「JAA(関節調整鍼)」、「頭蓋JAA」などというモノがありますが、その中でも「骨格矯正鍼」というのは、今でも頻繁に使う治療で、「一瞬」とも言える速さで骨格を矯正し、(全てとは言いませんが)腰痛を即時に治してしまいます。

だからと言って、ガマの油売りのように「腰痛がなおりますよー」なんてことは言いません。
何かの治療で来院した患者さんに、骨格の歪みがある場合は、出し惜しみせずに骨格を矯正してあげたのです。
すると患者さんは、あまりの早さで骨格矯正されるものですから、ほとんどの人が不思議な顔をしながら笑います。

ここです。
これがコミュニケーションになるわけです。
患者さんにこの体験をさせることで、私のブランディングができてしまうわけです。
そして、「あそこに行ったら一発で腰痛は治るよ」と患者さんを紹介してくれます。
もちろん、腰痛にはいろいろな原因がありますので、全てが一発で治るわけはありません。
その時は、その患者さんの病態をわかりやすく説明しながら、必ず痛みを楽にしてあげるのです。

「来院した患者さんに」「骨格矯正鍼を使って」「腰痛治療の方法を知ってもらい」ブランディングしてきたわけです。
このようなやり方をすると、「オンリーワン」「ナンバーワン」になれますので、ブランディングがしやすくなります。

そして、来院した時のポイントとなる大きなテクニックがありますが、これは 4月24日臨床実践塾 のために原稿をまとめているところです。
私は、この大きなテクニックを使って、急激に伸びて、「株式会社以上にしか貸さない」という、64坪のワンフロア―を貸してもらい、月商ウン百万を売上げました。
自慢話はそれぐらいにしてもう少しブランディングの話を続けます。

次に、ブランディングに失敗する人の例を見てみましょう。
ネット広告やチラシ広告で、「腰痛専門」と打ち出して、「行ったら普通の鍼だった」というパターンです。

これを、「何を」「誰に」「どのように」に当てはめると、「腰痛治療を」「腰痛の人に」「一般的な鍼灸で」となるので、インパクトがありません。
そこには「ブランド」になるモノもありません。
「腰痛専門」と名付けるのは失敗です。

少し話を変えましょう。

私が最近よく行く喫茶店があります。
そこのブレンドコーヒーは500円です。
しかし日替わりで何種類かのコーヒーを安く出しています。
ハッキリ覚えてないので、金額などは適当に書いてあります。

日曜日 クリスタルマウンテン 通常550円⇒400円

月曜日 ガテマラ         通常520円⇒400円

火曜日 キリマンジェロ     通常540円⇒400円
 
水曜日 ブルーマウンテン   通常550円⇒400円

木曜日 カフェラテ        通常520円⇒400円

金曜日 ウインナーコーヒー  通常550円⇒400円

土曜日 マンデリン        通常520円⇒400円

「高価なコーヒーを」「誰にでも」「その日だけ安く」というブランディングをしてあるわけです。
つまり、この手法で顧客に「好感」を持ってもらい、継続して来店するようにしたわけで、固定客も多いです。
いや、固定客を積み上げていったわけです。

これが前号で書いた「ing」になる理由です。

4月24日(日)の臨床実践塾は こちら をご参照ください。



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パリ11月ブリュッセル3月テロ容疑者身柄拘束、北13人韓国へ脱出:韓国KBS(学校で教えてくれない経済学)

2016-04-09 15:08:48 | 経済学
『強いドルのトレンドはほぼ終了した。強いドルは世界経済の利益にならないと各国の中央銀行が認識していることが背景にあるからだ』とパシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)の欧州外国為替責任者、トマス・クレッシング氏は指摘したと8日付けのブルームバーグ電子版でAnoojaDebnath記者が書いた。同記事によれば「クレッシング氏はロンドンで開かれたブルームバーグのFX16会議で『ドルはユーロと円に対して幅広いレンジで推移する可能性が高くドルは、これ以上大きく上昇することはない』と予測した。同氏は『2月に上海で開かれた20ケ国・地域(G20)会合を受けてECBと日銀が通貨安を誘導する可能性は低い。G20では金利引き下げや金融政策による競争を抑制することで各国当局が一致していたようだと指摘した。』と書いた。7日付けWSJ紙電子版でDregIP記者は「世界経済、ドル安で復調」のタイトルで「1年にわたって上昇していたドル相場が今年に入って急転して下げ始めたとたん、投資家は、2月の上海でのG20で各国が秘密裏にドル安政策で合意していたとの陰謀説を唱え始めた」と書いた。

「8日のNY外為市場では円が対ドルで上昇、週間ベースでは2月以来の大幅高となった。
円は主要16通貨に対して2.2%上げた。年度初に当たり輸出企業による海外の利益の本国送金や日本の為替介入を疑問視するトレーダーの見方が背景だ。日銀は1月29日にマイナス金利を導入したが、効果なく円は年初来11%値上がりした。円の一段高に備えるヘッジも拡大、今後6ケ月間でドルに対して円が最も上昇するとオプション取引指数が示唆している。円は対ドルで0.1%上昇、1ドル=108.07円、円は対ユーロでは0.1%安の1ユーロ=123.19円で取引された。」と9日付けブルームバーグ電子版でAnchaieeWorrachate記者が書いた。NY原油(WTI)はドル安の流れを受けて急騰、バレル39.72ドルで取引を終えた。NY金も反発、オンス1,242.50ドルで取引を終えた。NYダウは欧州株高の流れと原油高を受けて一時150ドル上げたが、前日比35ドル高、17,576ドルで取引を終えた。

9日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBC,フランスF2ドイツZDF,米ABCは11月パリ、3月ブリュセルテロ事件容疑者、モハメド・アブリニの身柄を拘束したとベルギー捜査当局が発表したと伝えた。ベルギー当局はいわゆる「帽子の男」かどうかについて言及はなかった。韓国KBSは北朝鮮が大陸間弾道弾ICBMエンジン燃焼実験に成功したと朝鮮日報が報道したと伝えたあと北朝鮮のレストランの男1人女12人計13人が集団で韓国に脱走してきた。集団での海外脱走は初めて。北制裁の実施後外貨不足から大きな不安を感じていたようだ」などと伝えた。ドイツZDFは「今年に入りドイツに入る難民の数が昨年12月の12万/月から1月9万、2月6万、3月2万と急減している。バルカンルート閉鎖後の結果である。ドイツ内相はこの先収まるか不明だと語った。」と伝えた。ドイツZDFは「ローマ法王が「同性婚」は認めないが8日「再婚」に寛容な発言をした」と伝えた。英BBCは「パナマ文書関連でカメロン首相の豹変発言を受けて労働党首が首相退陣を求めた。英国のEU離脱国民投票を控えてカメロン首相の信任が揺らいでいる」と伝えていた。(了)

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