腰椎がかなり曲がっています。許可を得て掲載しています
12/18の臨床実践塾は、タイトルでは以下の順序でテキストをまとめてあったのですが、それぞれの内容が関連しているので、関連事項の流れに沿って実技を多く入れました。
① 最近の臨床から
② 股関節や外反母趾の痛みの治療
③ 新しい診断法
④ その他の診断法
⑤ 大腰筋・広背筋の検査
⑥ 筋力テストに従う矯正
⑦ 頭蓋縫合の開閉実験
⑧ スカルセラピー
⑨ 頭蓋骨矯正
最初の「最近の臨床から」では、その月の臨床で、参加者の皆さんが興味を持つだろうと思われる臨床例を紹介したのですが、テキストに載せた写真は矯正後の写真でしたので、最初の治療で撮影した写真をパワポで映して解説しました。
その時の患者さんは、仙腸関節痛の方でした。
治療には少し手こずったのですが、わざわざ「楽になりました」とメールを送ってくれました。
多分メールが来たのは翌日だったと思います。
直接の原因は、腸骨の捻れだったのですが、腸骨の捻れの治し方だけで終わってしまうと、何度も、何か月も来院してもらわないとならない。
なので、「なぜ腸骨が歪んだのか」「腸骨が再びそのようにならない方法は何か」を話しながら治療を進めていきました。
腸骨の矯正は、去年の講習でもやりましたので、今回は別の検査法と治療法を交えて解説していきました。
幸い(?)、講習参加者にも腸骨が捻れている方がいましたので、その方にモデルになってもらい、実技をしながらの説明になりました。
それから「新しい診断法」をやったのですが、理論を説明して、実際にモデルになった人を動かしながら、「ここで動きが止まるので、ここだと脊椎の◯◯番辺りなので、背中に手を入れて、軽く背中を押すだけで・・・、ほら、止まらなくなりましたね」と言うと、参加者の皆さんから、「おおー!」という声が上がりました。
そして、休憩時間に、参加者の一人が「あれは斬新ですねー」と話かけてくれました。
私もそう思っていたので、「そうなんです。背骨の歪みの検査は『人体惑星試論』にも書いたのですが、そのときは全くそのようなことは考えてなかったので、画期的だと思います」と答えておきました。
そして、外反母趾と股関節の痛みの治し方で、筋肉の構造を説明してから、外反母趾の矯正方法の実技をしたのですが、若くて元気な方がモデルで、外反母趾もなかったので、あまり感動がないように思えました。
そこで、足底の筋をや骨を動かすと、体にどのような変化が現れるかを実技でやって見せたら、納得した様子でした。
それをしながら、考えました。
私はしつこいヤツなのだろうか、と。(笑)
それから「その他の治療法」を解説していったのですが、検査に合わせてスカル(頭蓋骨)を調整しながら、ビフォー・アフターを説明しました。
この時のスカル矯正には、「えっ? えっ? 何で?」という顔をしていました。
それはそうです。
頭に手を当てているだけで矯正されるのですから、マジックでも見ているような気分だったと思います。
ですから、後のスカルセラピーの実技で、「誰にでもできるんですよ」と言うことを知ってもらうために、全員で「ソフトタッチでの調整」を体験してもらいました。
多分、「不思議な体験」になったと思います。
皆さんお疲れ様でした。
新年の2月と3月は、会場が借りられませんでしたので、会場は新城治療院になります。
ですから、2月と3月に、10月に予定しているアメリカ講演の準備をするつもりです。
その内容を4月からの臨床実践塾で発表していく予定です。