「米11月のコアPCE価格指数(エネルギー、食品除く)が前年同月比3.2%増加した。前月比では0.1%増加した。インフレの鎮静化が裏付けられた。米FRB利下げ観測を支援した。22日、ダウは小幅に下げた。ナイキが売り上げ見通しを20%下げた後、株価が急落した。市場は中国経済の先行きを懸念した。」と22日、ブルームバーグ電子版が伝えた。FT(フィナンシアルタイムズ)電子版は「米インフレ率がクールダウンした。22日、NY株を支援,S&P500株価指数は8週続伸した。モルガンスタンレーは「米FRBは利下げに舵を切った。2024年に利下げに向けて離陸(take off)する。」と伝えた。
ブルームバーグ電子版は「22日、中国株指数CSI300が6週連続で下落した。年初来14%値下りした。香港ハンセン市場で中国株が値上がりした。年初来18%安となった。テンセントが22日、香港市場で12%急落した。ネットイースト28%安、ピリピリ14%安とオンラインゲームメーカー全般に波及した。中国政府が22日、オンラインゲーム支出、コンテンツを制限する規制計画を発表した。例えば利用者一人が使える金額に上限を設定する。国家安全に関するコメントを禁止する条項が含まれている。中国の若者の視力低下増加や高い若者の失業率、出生率低下もゲーム台頭と結び付けているという見方がある。」と伝えた。
22日、NY市場でダウは37,385ドル、0.05%安、S&P500は4,754と7ポイント、0.17%高、ナスダックは14,992と29ポイント、0.19%高で取引を終えた。個別銘柄ではナイキが108.04ドル、11.83%安、1銘柄でダウ平均を95ポイント押し下げた。恐怖指数VIXは13.03と4.54%低下。米10年債利回りは3.901%と0.19%低下。NY外為市場では1ドル=142.46円、0.21%高、1ユーロ=156.85円 、0.24%高、1英ポンド=180.87円、0.30%高で取引された。NY原油(WTI)はバレル73.49ドル、0.54%安、北海ブレント、同79.18ドル、0.26%安で取引された。NY金はオンス2,064.20ドル、0.64%高で取引。ビットコインは4万3,980ドル、0.27%高で取引された。
23日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で香港TVBは「①米国のブラウン統合参謀本部長と劉中国軍統合参謀長が21日、テレビ会談した。11月の米中首脳会談での合意にもとづく。劉氏は台湾は中国の領土である。台湾問題は中国の核心であり譲れないと述べた。②中国はレアアースの輸出制限を発表した。」と伝えた。シンガポールCNAは「① インド議会は通信規制法案を審議する。野党は民主主義を根底から揺るがす内容だと猛反発している。インドでは通信規制は来年総選挙を控えて争点になっている。②中国が突如、オンラインゲーム規制を発表した。オンラインゲーム株が急落した。③中国がボーイング737機成約を発表した。④イスラエル軍が金曜礼拝中のモスクを深夜攻撃した。多数死傷者が出ている。」と伝えた。豪ABCは「豪州西部場バース港近くの山火事が4日間燃え続けている。」と伝えた。問題は日本である。人口問題研究所は22日、2050年、20年対比で人口が1,400万減る。東京都以外は全て減ると発表した。「どうする日本」が日々問われている。(了)