eSSay

エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

冬季下痢症にはヨーグルト

2006-01-01 09:13:17 | 実用
 この時季、何となくおなかの調子が悪くなって吐き気まで催すことがある。せっかくのお正月に料理やお酒が口にできないのはツライものだ。おなかに来るカゼ、と言われるもので、ロタウイルスあるいはノロウイルスというウイルスの感染症だ。
 胃薬を飲んでもなかなか良くならず、正露丸を飲むと余計悪くなってしまう。細菌性の下痢にはよく効く正露丸だが、ウイルス性の下痢にはあまり効かず、胃腸を刺激するから却って良くない。下痢が続いてると、例の刺激がお尻にシミるし。飲むなら、普通の胃腸薬がいい。

 下痢症になった時は、水分補給だけして何も食べずに胃腸の回復を待つのがいいのだが、ヨーグルトを食べると、回復が早いようだ。僕も毎年この時季になると胃の調子が悪くなる。家族の中でいつも僕だけなので、「飲み過ぎだよ」とカミさんには言われるが、どうも冬季下痢症らしい。(嘔吐下痢症、感染性胃腸炎とも言うそうだ)
 正月にお酒飲みたいもんだからいろいろとやってみて、今のところ一番いいのがこのヨーグルト。この冬も2,3日前から調子が良くなかったのだが、食事抜きでヨーグルトだけ食べ、そのあと太田胃散を飲んでいたら、何とか良くなった(正月に間に合った!)。ウイルス自体をやっつける作用はないと思うが、善玉菌と言われる乳酸菌が、胃腸内の細菌バランスを整えてくれるようだ。

 逆に良くないのは刺激物。コーヒーやお酒、カレーなどはやめておいた方が無難だ。牛乳やミカンも良くないようだ。お酒をどうしても飲みたい、飲まなければならないのならば、冷たいビールよりも、温かい日本酒や焼酎のお湯割りがいいだろう。

 ヤクルトなど飲むタイプのものでもいいし、キャンディもあるから、この時季の“常備薬”としておけばいいかと思う。是非お試しあれ。また、差し支えのない範囲で結果など教えてもらえるとありがたい。
 ただ、ヨーグルト嫌いな人にはキビシイかもしれない。まあ薬だと思って食べてもらうしかない。

 なお、この対処法は体力のある人に限っての話ですので、お年寄りや乳幼児の場合、重症になる場合もあるから、早めに受診されることをお勧めします。

 新年早々尾篭な話で申し訳ない。でも大事なことだから。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする