暮れに大掃除をしてたら、面白い新聞記事が出てきたので紹介します。フラれた時にどう考えるか、というもの。バレンタインデーも終わって、ちょうどいい頃だと思いますし。
なお、ここで言う「大槻」とは、もちろんUFO論争の大槻教授ではなく、ミュージシャンの大槻ケンヂの方です。
女の子にフラれた時、大槻ケンヂはこう考えるんだそうだ。
「でも、寝たからいいか」と。
もし寝てなければ、レベルを下げて行って、
「まあ、キスしたからいいか」
「デートしたからいいか」
「飲みに行ったからいいや」
それもなければ、
「出会えたからいいや」と思う。
声もかけてなかったとすれば、最後は、
「彼女元気にしているからいいか」というところまで。
これはまあ、究極の諦め法だと思うが、面白いこと考えるもんだと思う。
好きな人にフラれた時どう考えるか…。ツラくてそれどころではないだろうけど、おそらく、そのあとの素敵な出会いのためだった、と考えるしかないだろう。あとあと、いい出会いがあり、それがうまく行ったとすれば、その前にフラれていて正解だったと言える。まあその時になってみないとわからないのだが。
一部の例外は別として、1人の男は1人の女としか一緒になれない。ある時点で特定の1人に決めたら、あとの出会いは無効となってしまう。どこで踏ん切りをつけるかってのは、古今東西、難しい問題なのだ。
ただ最近は、若い子が恋をしなくなってきているという。アイドルでもいいから、恋はしといた方がいいと思うんだけどね。かく言う僕は、失恋気分なんて味わうことも、もうほとんどなくなってしまったのだが。
上の大槻ケンヂの発言は、2004年12月17日付けの朝日新聞・夕刊に「ARTIST MEETS ARTIST」という企画で作家・姫野カオルコさんとの対談にあったもの。勝手ながら、引用しておきます。これ以外の話も面白いので、もし記事を読みたいのであれば、ちょっとした図書館に行けば月単位の〈縮刷版〉という本があると思うので、そちらをどうぞ。
ところで大槻ケンヂって、浦和レッズの岡野選手に感じがよく似てるよね。
〔写真は「大槻ケンヂのNOHOHON塾」より〕