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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

福井県小浜市へ

2008-05-04 09:16:21 | 
 
 休みを利用して、『ちりとてちん』の舞台・小浜市へ。
 ほとんど下調べせずに出掛けたのだが、駅の構内にも駅前の観光案内所にも、ロケ地を記した地図があって、それを頼りに歩いて行けば良かった。ただ、ドラマの中では和田家と古い町並みの通学路とは近くのはずなのだが、実際は遠く離れてたりして(映像の世界ではよくあること)、けっこう広範囲にわたっているから、レンタサイクルを利用した方が良かったかもしれない。

 一番見たかったのは、寺らしき建物の前に階段があり、その間を線路が通っている所。行ってみたら、常高寺というお寺に実際あった(写真はその場所)。そこでロケが行なわれたという看板も、立てられていた。本堂は新しいものだったが、近くで〈瀧の水〉というおいしい水が飲めた。
 あと、鯖街道と呼ばれる商店街の「魚屋食堂」のモデルとなった魚屋さんや(焼きサバも確かにあった)、A子ちゃんが透明な石を放り投げる海岸の突堤(〈ちりとての堤防〉だそうだ)、和田家の撮影に使われた家も。まだ終わってひと月ちょっとながら、懐かしい気分で眺めていた。
 また、街のいたる所に『ちりとてちん』ののぼりやポスターが、今も立てられ、あるいは貼られてあった。

 ほとんど飛び込みで入った旅館の女将さん含め、地元の人は、基本的に親切。街中で子供の遊ぶ姿もよく見かけたし。ただ、よそ者がウロウロするため苦々しく思っている人もいるだろうから、かき捨てだからといって失礼なことはしない方がいい(これはまあ、小浜に限らないが)。

 少々汗ばむ中、ほぼ半日歩き回り、若狭塗箸や箸袋、それに〈さばのへしこ〉というサバの糠漬けをみやげに買った。足が疲れたところ、漁港近くの「食文化館」という所に足湯があったので浸からせてもらった。あーいい気分。
 あそうそう、あす5日と6日と、『ちりとてちん総集編』があるそうだ(また観光客も増えることだろう)。

 さて次の日は、京都の日本海側で、舟屋の並ぶ伊根という港町へ。ここもいい所だったのだが、残念、そのことを記すにはスペースが足りない。
 

コメント
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