eSSay

エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

50になってしまった

2010-01-17 09:43:12 | エッセイ
 
 青臭いこともずいぶん書いているので、ひょっとしたらもっと若く思われているのかもしれないが、去年50歳になってしまった。やれやれひと区切り、といった気持ちである。

 若い頃は50というと、おっさん臭く、ある程度よぼよぼかと思っていたが、ほとんどそんな感じはしない。気持ちは今でも25だし、足腰も何てこたない。ちょっとしたことにひどく傷つきもするし、苦手なこともまだまだたくさんある。
 学生の頃、ジョン・レノンが40歳で凶弾に倒れた。その年齢になった時、ジョンと同じようなレベルに達したいと思っていたが、10も超してしまった。かの織田信長の享年も、過ぎたことになる。

 この半世紀、2つの万博に行けたし、昭和から平成への改元やミレニアムにも立ち合い、また阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件、アメリカ同時多発テロなんてのも。Jリーグの開幕戦も目撃できたし、日韓W杯もスタジアムで。さらには、初の黒人アメリカ大統領誕生や歴史的政権交代、月面からの「地球の出」というのも。
 よくぞここまで来た、というのが正直なところ。そこそこの大学出て、そこそこの会社に入り、そこそこの地位に就いて、そこそこの給料。その間家庭も持って、と、まずまずの人生だと言える。苦労もそれなりにしてきたし、「もういいや」とゆっくりしたいと思っているところ。(立場上、そうも言ってられないけれど)
 一方では、「男は死ぬまで働くもんだ」という意見もあるようだ。川北義則という、いい本出してる人がそう言っている。男はぬくぬくと生きるもんじゃない、あるいは、死ぬまで修行だ、という考え方。

 俗なところでは、映画館で「夫婦50割引」というのがあって、僕が50だとカミさんと2人、2000円で見られる。長いこと楽しみにしていたもので、先日これを利用して『カールじいさんの空飛ぶ家』を見てきたところ。

 先日は成人式もあったようだが、このブログはだいたいそれくらいの年代に向けて書いているつもり。30も上の人間の言うことを、どれだけ聞く人がいるのかわからないが。
 まあどこまで生きられるのか、またブログという形式がどこまで続くかわからないけれど、やれるとこまでやるつもり。まだまだ書きたいことはたくさんあるし。

 合気道習っていることもあり、体はほとんど悪いとこなし。僕なりの健康法を、いずれまとめて紹介したいと思っている。
 そうそう、プロフィールの写真は、20代前半の頃のものです。あしからず。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする