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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

桜井識子『ひそスピ』

2016-08-14 07:59:47 | こころ
 毎年のことながら、暑いと本が読みたくなる。

 本屋で物色していて、タイトル気に入って買ったのが『ひっそりとスピリチュアルしています』。霊感の強い家系に生まれた桜井識子さんの、子供の頃の不思議な体験や現在の介護職の中での奇妙な出来事、神社へのお参りの仕方が淡々と綴られている。
 佐藤愛子『私の遺言』も衝撃的だったが、これまた凄い。こういうの好きな方、どうぞ。(胡散臭いと思われがちだが、声高に主張されていない分、信頼性は高いんじゃないかと思う)
 霊の世界にもいい/悪い、力関係なんかがあるよう。人間世界にも善悪・争いがあるのも仕方ないのかな、とも思う次第。

 その中で、障害者について述べられている箇所がいくつか。
・欧米では知的障害がある人のことを天使といいます(p.154)
・障害を持って生まれてきた人は(中略)高度な課題にチャレンジしている霊格の高い人たちです(p.156)
 そうすると障害者施設を襲ったかの男は、それはそれは罪深いことをしたのだとも言える。
 ところでこういう事件の際「〇〇事件」と称されるけれども、〇〇に住んでいる人たち、あるいは〇〇出身の人たちにとっては実に心苦しいことだろう。
 …さて僕にも不思議な体験がいくつかあるのだが、それはまた改めて。


コメント
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