知り合いを6人たどって行くとアメリカ大統領に行き着く、という話を聞いたことがある。試しにいくつか〈思考実験〉をやってみたところ、やはりそうなりそうなので以下に記しておく。
会社の場合
僕⇒部門長⇒社長⇒経団連会長⇒経済産業大臣⇒安倍総理⇒トランプ大統領
(上場企業なので弊社社長のことは経団連会長ご存じ、という前提)
合気道習っていた場合
僕⇒師匠⇒県理事長⇒植芝守央道主⇒文部科学大臣⇒安倍総理⇒トランプ大統領
(合気会のトップであれば文科相はご存じ、という前提)
地域の場合
僕⇒地元の顔役⇒市議会議員⇒市長⇒川勝知事⇒安倍総理⇒トランプ大統領
(地元の顔役が僕のことを知っている、という前提)
いずれも、安倍総理を通じてなのがちと悔しいが、概ねトランプ氏にたどり着くことが「証明」された。
これ、数学で考えると、理解しやすい。
例えばトランプ氏の知り合いや安倍総理の知り合いを、仮に100人とすると、矢印の右側から左側に向けて、100倍100倍と増えて行くことになる。
それが6回繰り返されると「100の6乗=1,000,000,000,000(1兆)」となり、世界の人口約76憶を軽く超えてしまう。(計算上は、知り合いが45人ずつでも76億を超える)
だから、知り合いの知り合いの知り合いの知り合いの知り合いの知り合いが誰でもあり得る、ということ。
…もちろんトランプ氏に何かを依頼することはないだろうが(あるとすれば地球温暖化を何とかしてほしい旨)、話のタネにでも。
〔イラストは『著作権フリー画像素材集』より〕