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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

ネクタイ男は信用ならない

2020-02-09 06:43:07 | エッセイ
 年の初めになると、大企業トップや経済アナリストなる者が「今年はこうなる」だの「何が流行する」だの「日経平均株価は○○円になる」だの予想する記事をよく目にする。たいがいがネクタイを締め、スーツを着た男たち。
 そういう男たちが口にするのは「経済を良くするには」「利益を上げるには」「組織を強くするには」といった話ばかり。何だかウサン臭いし、個人的に話をしても、きっとひどく退屈でツマラナイに違いない。

 それよりも、人としてどう生きるか、何を幸せと感じるか、あの世はどうなっているのか、ということの方がずっとずっと大切な気がする。
 ネクタイ締めてトウトウとしゃべっている人間よりも、作務衣でも着て無精ヒゲでトツトツと話す人間の方が、信用できそうな気がする。少なくとも、話をすればネクタイ男よりかは断然面白いんじゃないか。
 …とはいえ僕も、スーツ着てネクタイ締めた上で、しかつめらしい顔して他社との会議に出てはいるんだけれども。(仕事から完全にリタイアしたら、ヒゲも剃らずラフな格好で過ごしたいと思っているところ)

 ちと話それるが、僕の〈かわいい飲み友達〉たちからは「とても楽しかったです。また誘ってください💛」とよく言われる。経済なんかは放っといて、何やかやと話をするからかもしれない。(いい意味での〈年の功〉か)
 一方、思いついたナンセンスな話をカミさんに披露すると、「またくっだらないことを」と言われる始末。
 …お粗末でした。

コメント
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