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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

避けられない運命には従え

2020-05-10 07:33:28 | こころ

 第一志望でない大学に入り悶々としていた頃に手にして以来、幾度となく救ってもらっている本『道は開ける』。
 イヤな上司の下で働いていた時、扱いにくい部下に振り回されていた時、ひどく体調が悪い時、やることなすことうまく行かない時など、ずいぶん助けられてここまでやって来ました。(おそらく今後も世話になるでしょう)
 中でも特に気に入っている言葉がこれ。

 コロナ騒動に限らず、世の中いろんな不都合/理不尽なことが起きます。著者デール・カーネギーも言っているように、不可抗力に逆うのをやめるとある種のエネルギーが湧いてくるようで、僕もそれは何度も経験しています。(スーッと無駄な力が抜けて視界が明るくなるというか)
 もちろん、すべての理不尽に対して最初から諦めるのではなく、やることやった上で、とも言っています。この考え方は非常に役に立つし実にいい本なので、まだ読んだことのない方は立ち読みでもいいので是非。(文庫版で770円)
 なお、最近の版では「避けられない運命には調子を合わせる」となっていますが、主旨は同じです。

 同じ章に『マザー・グース』(欧米のわらべ歌)の一節も紹介されていて、これまた頭の中でよく反芻しているところ。
    すべてこの世の病には
    治す手だてがあるか、なし
    手だてがあるなら見つけよう
    手だてがないなら忘れよう
 ちなみにこの本の原題は“How to Stop Worrying and Start Living”(悩むのをやめ生き直す方法)。まさにそんな本です。

 …前回の「ステイホームの最中に」にたくさんの〈いいね〉ほかもらいました。ありがとうございました。

コメント
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