第一志望でない大学に入り悶々としていた頃に手にして以来、幾度となく救ってもらっている本『道は開ける』。
イヤな上司の下で働いていた時、扱いにくい部下に振り回されていた時、ひどく体調が悪い時、やることなすことうまく行かない時など、ずいぶん助けられてここまでやって来ました。(おそらく今後も世話になるでしょう)
中でも特に気に入っている言葉がこれ。
コロナ騒動に限らず、世の中いろんな不都合/理不尽なことが起きます。著者デール・カーネギーも言っているように、不可抗力に逆うのをやめるとある種のエネルギーが湧いてくるようで、僕もそれは何度も経験しています。(スーッと無駄な力が抜けて視界が明るくなるというか)
もちろん、すべての理不尽に対して最初から諦めるのではなく、やることやった上で、とも言っています。この考え方は非常に役に立つし実にいい本なので、まだ読んだことのない方は立ち読みでもいいので是非。(文庫版で770円)
なお、最近の版では「避けられない運命には調子を合わせる」となっていますが、主旨は同じです。
同じ章に『マザー・グース』(欧米のわらべ歌)の一節も紹介されていて、これまた頭の中でよく反芻しているところ。
すべてこの世の病には
治す手だてがあるか、なし
手だてがあるなら見つけよう
手だてがないなら忘れよう
ちなみにこの本の原題は“How to Stop Worrying and Start Living”(悩むのをやめ生き直す方法)。まさにそんな本です。
…前回の「ステイホームの最中に」にたくさんの〈いいね〉ほかもらいました。ありがとうございました。