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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

いい人生/時代だった

2021-05-23 07:13:03 | エッセイ
 
 あまり出掛けられないGW、〈断捨離〉がてら身の周りの整理をしていた。
 出てきたのは子供たちがよく眺めていた絵本に’90年代のJリーグ選手名鑑、古いW杯や五輪の総集編。(満員の観客席が懐かしい)
 これまで生きてきた中でのことが、つらつら思い出されてきた。’64年の東京五輪はあまり記憶にないけど、’70年の大阪万博、2005年の愛知万博と、楽しかったなあ。その間、「ウルトラマン」「ひょっこりひょうたん島」はじめワクワクする子供向け番組がたくさん見られたし、両親や子供たちと国内外あちこち旅行もできたし。
 「古畑任三郎」「トリック」など面白いドラマに『タイタニック』『ラ・ラ・ランド』ほか感動的な映画も、数多く見ることができた。

 公害やら冷戦やら受験戦争はあったけれども、本物の戦争がなかったのは何より。今じゃ美味しい物いっぱいあるし、これから温暖化が進むと言うし、史上最もいい時代に生きることができたんじゃないだろうか。そこそこの会社でそこそこの地位、定年まで無事務められて何てラッキーな人生だった、と。
 子供たちもそれぞれ独り立ちし、やれやれってところ。体力・気力ともだんだんと落ちてきているが、仕方のないこと。足手まといにならないうちに“フェイドアウト”できればいいかな。

 斉藤一人さんの言葉に「天国に持って行けるのは『幸せだった』という記憶だけ」というのがある。この調子でそういうふうになれば万々歳、か。
 …まったく個人的なことながら、つくづく思う次第です。

コメント
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