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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

遺伝子はなぜ変わり行くのか(親から子へ)

2013-11-24 17:32:17 | 科学/考察
 
 いつだったか、なぜ赤ん坊は可愛いのか、というのを研究した学者がテレビに出ていた。

 「胴体に比べて頭部が大きいこと」「目が頭部の中心付近にあり目自体も大きいから」てなことを説明されていたが、それで以って「かわいい」と感じる理由にはならないように思った次第。
 ちょっと譬えが良くないかもしれないが、たくさん点を取ったから優勝できた、という、当たり前の理由を言っているだけのように思える。
 おそらく、だけれども、頭が大きく目がクリクリしているのを「かわいい」と感じるよう、親の脳が設計された、あるいは進化したのだろう。仮にそうでないとしたら、子供を守ることもなく、子孫が残らなくなる。いや、そういう脳を持った生物だけが生き残ったのだとも言える。(最近は子供を虐待する親が増えているようで、嘆かわしいこと)

 話変わって。子供が親と遺伝子的に異なるのは、多様な環境に適応できるようにするため、というのはよく知られた話(のはず)。仮に自分と遺伝子的にまったく同じであったなら、お互い自分の姿を見るようで性格的にぶつかってしまい、育てることも育つことも難しくなる(はず)。
 だから、自分の子供は自分とは違っているし、そうでなければ家庭も社会も人類も、うまく行かない、だろうと。
 …てなことを、自分の子供たちを見ていて思っているところ。

 〔ボケボケだけど、写真は和歌山・アドベンチャーワールドのパンダ〕

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