7月26日、高校生の息子と日帰りで富士山に登ってきました。
20年ほど前に一度先輩に連れて行ってもらい、なかなか良かったので、4年前にも大きくなった子供を連れて行ったのですが、途中嵐になってしまって頂上までたどり着けず、今回はそのリベンジというわけです。
山小屋を予約した方が楽なのですが、そうすると天気が悪い時に当たることもあるので、今回は、夕日を眺めるだけの日帰りとしました。
まずは『るるぶ・富士山』で予習。五合目から十合目まで約5時間ということなので、逆算してお昼には富士宮口五合目に着き、みやげ物屋で金剛杖を買ったり食堂で〈きのこそば〉を食べたりして1時間ほど(この1時間というのが、体を慣らすのに大事なようです)。
あとはひたすら登るのみ。飲み物はもちろん、酸素ボンベとブドウ糖は必須。高山病やらでバテないよう、出発前、それから休むたびに補給して。
飲み物は上でも売ってはいるのですが、上に行くほど高くなり、下界では150円の500mLペットボトルが最後500円になったのにはちょっとびっくり。仕方ないとは思いますが。
当日はいい天気だったものの、富士山一帯は雲におおわれていて、景色もほとんど見えず。八合目あたりからその雲を突き抜け、きれいな雲海、そして夕焼けを眺めることができました。最高地点〈剣ヶ峰〉の横、使用されなくなった測候所の展望台から、その夕焼けを見ながら弁当を(日が落ちたせいもあり、さすがに涼しかった)。
『るるぶ』では下り2時間40分ということでしたが、暗くなって足元が見づらいのと、ご来光拝むため泊まりに登ってくる人たちが多くて、3時間以上かかってしまいました。しかしきれいな星空も見ることができました(天の川なんて、久しぶり)。
夜10時半に五合目到着。幸い店がまだやっていたので、お菓子やらキーホルダーやらを買って帰途につき、自宅にたどり着いたのは零時半頃。お疲れお疲れ。
なお、下りの方が滑りやすく、子供も僕も、3回くらいずつ転んでしまいました。下は砂利道みたいなものだから、カカトから着地するようにしたらいいようです。
ご来光は拝めないものの、日帰りでも充分登れることがわかりました。「しばらく富士山はいいや」って思いますが、不思議なもので、また登ってみたい、という気持ちも少しは。体力のあるうちに…。
そうそう、途中バテそうになって道端で休んでいると、どこかのおじさんが「ほれガンバレ! わしゃ2往復目だぞ」と抜いて行った。九合目あたりで下ってくるそのおじさんにまた会い、聞いてみると、下に停めた車に泊まりながら、2週間ほど連続で2往復しているとのこと。スゴい人もいるもんだ。
それと、お互い「こんにちは」とか「頑張って下さい」とか挨拶し合うのも登山のいいところ。あと相手がいやがらなければだが、残った酸素ボンベや栄養剤は、バテてそうな人に分けてあげるのもいいかもしれない。
富士山の写真を見ては、頂上の出っ張り(剣ヶ峰)に立ったことを思い出しています。ただ3日ほどは、足が筋肉痛でした。
〔写真は、九合目より頂上を望むところ〕
とりあえず、高山病気味ではあったものの、登頂出来、無事帰宅できました。
日記を画像と共に少しずつアップしてますんで、ヨロシカッタ見てやって下さい。