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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

4月 悲喜こもごも

2014-04-13 07:30:16 | エッセイ
 新しい年度の始まりであり、進学/就職の季節でもある。希望通りの学校/会社に入れた人もいれば、意に沿わぬ進路となってしまった人もいるだろう。
 それは本人の努力によるものとも言えるが、運も多分にはあろうかと思う。
 僕も高校時代あまり勉強しなかったため、第一志望の大学(理学部)に入れなかった経験がある。ifもしも、あそこで頑張っていたら、というのはあるけれど、ひょっとしたら逆にそれで今大変な目に遭っていたかも知れない。ただそれは、この人生では確認することはできないもの。

 また、4月は異動/昇進の時期でもある。出世頭みたいになっている人もあれば、左遷みたいな格好になった人もあることだろう。
 昇格/降格も、運に左右されることはある。ただ、一所懸命にやっている人は、必ず誰かが見ているもの。仮に「捨てられた」としても、どこかで「拾って」もらえるものだと思う。

 話少しそれるけれど、年金の支給時期が後にズレたことで、60になってもなかなかすぐに引退というわけには行かない。たとえば部長まで務めた人でも、60過ぎてから若い衆と同じような作業をやることもあるようだ。
 それは見ていて気の毒な気もするが、部長なら部長だった時代、どれだけ真面目にやっていたか、変に威張りくさっていなかったかどうか、にもよるだろう。

 人名事典を見ていると、よく「晩年は不遇だった」という表現にぶつかる。かのコロンブスや豊臣秀吉もそうだったらしいが、権力を持っていた時代にどう振る舞ったか、だろうと思う。
 さて僕もあと6年ほどで60歳。いつまで役職に就いていられるかわからないけれど、役が外れたあとあまりイジメられないようにしないとね。くわばらくわばら…。
 
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