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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

突如現れる木

2014-06-08 12:38:10 | エッセイ
 
 考え事ばかりしているせいか、下向いて歩くことが多い。そして何かの拍子に顔を上げるとそこに、今までなかったはずのものが“現れる”ことがある。

 写真の中央部に見える木もそう。何十回と通っている散歩道なのだが、ふと先日、こんな木があることに気付いた次第。「こんな所にこんな木はなかったはずだ」というのが僕の思い。根元の状況からして、ここ最近のうちに植えられたものではないのは確か。
 とすると、ただ単に意識に上らなかっただけなのか。

 よく知った道でも、「こんな店があったなんて」てことはよくある話。これと同じことなのかも知れない。

 こんなのはまだいい方で、特に1ヶ所、やはりよく通る道の脇に街路樹が植えられているのだが、「あれー、昨日はなかったのになあ」という感覚を抱くことがある。それも一度や二度ではなく、何回も。その都度意識から抜けているだけなのか、あるいは〈異世界〉を行き来しているのか…。
 皆さんはどうでしょう。

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