思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

BMWミニ・クーパー讃 (趣味?)

2004-12-01 | 趣味

BMWミニ・クーパー讃 武田康弘


ただの実用の車ではなく、ステータスとしての車でもない。
内的な悦びをもたらす車。自分にしっくり馴染む車。
ミニ・クーパーは、私にとっての best-of-all。
外観スタイルも、内装デザインも、仕上げも、塗装も、すべてgood。
遊び心と実用性がバランスし、高い品位とスポーツ性を兼ね備える。
私の趣味と用途と道路事情に照らして、最も優れた車。
私がときめきをもって接することの出来る唯一の車。
-それがミニ・クーパーだ。
イギリス経験論とドイツ合理論の幸福な結婚!
ジェントルで、エレガントで、スポーティー。


私の求める車は、
質感が上質―本物であること、存在感のあること、何より私の心身にぴったりフィットすること。細部までよく考え抜かれ、すみずみまで神経が行き届いていること。造りの丁寧なこと。優しく美しいこと。

私の嫌いな車は、
長大、豪華、いかにもステータス=無用の長物の大型車。
ばかばかしい高出力、資源の浪費、欲求不満=公道をレース場と勘違いしている過激なスポーツ車。
色気なし、面白みなし=真面目なだけの実用車。



BMW-MINIとは?

「新世代ミニ」は、BMW(ドイツ)の開発―設計陣が妥協を排して創りだした名車、コンパクトカーのエポックメーキングです。

《 MINI COOPER(英・ローパー社)というブランド・クラシックモダンというデザイン・FF(フロントエンジン・フロントドライヴ)という車体構造 》を現代に生かすというコンセプトの下につくられています。

「動く居室空間としての快適さ」ではなく、「自在に走り動く乗り物としてのよさ」を追求した車です。
室内は運転に集中し、運転を愉しむことのできる空間になっています。部屋―居室とは全く異なる空間イメージです。

車体は低重心設計で、前後―左右ともタイヤは外側いっぱいに置かれているため、安定性が高く、かつ俊敏です。また、タイヤカバーはボディー本体より外にあるので、擦ってもその部分のみの交換で済みます。

一つ一つの計器類は、「もの」としての自立性を与えられています。内装の質感、細部のデザインに至るまで実によく吟味されていて、工芸品のような美しさをもち、心身によく馴染みます。 ものづくりに対する自信と気迫がつくりだす美しさー本物感には、誰もが感銘を受けることでしょう。

他に例を見ない深みのある美しい塗装(8工程)が強い実在感を与えています。
魅力的なコンセプトが目に見えるまでに徹底されているため、質感が高く、小型車でありながらその存在感は圧倒的です。

ボディー剛性値は同クラスの車の2~3倍で、コンパクトなためにBMWの大型車をも凌ぐとさえ言われます。
また6つのエアバックと共に、CBC、ASC+T、DSCと呼ばれる車両安定化のコンピューター制御装置を複数もち、安全対策にも万全が期されています。 

製造は、イギリスのオックスフォード工場で行われています。3交代で日産600台ですが、発売から3年半、常に品薄状態で、注文から納車まで3ヶ月ほどかかります。ユーザーが選択する箇所が多いため、まったく同じMINIは10万台に1台しかないといわれます。(2004.12.1)

まとめ:
MINI・クーパーは、質感が高く、大変上質な車ですが、少しも威張ったところがなく、可愛く、しっとりとした美しさを持ちます。スタイルのよさも、機能や性能の追求からくるもので、デザインを優先さたせたワーゲンの「かぶとむし」とは、思想が異なります。低重心、高剛ボディーは優れた「走り」を実現するための必然なのです。高い趣味性は、実用と融合し、ステータスとしてのいやらしさは全くありません。(2005.3.12)

MINI・クーパーの乗り味は?も見て下さい。クリック




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