昨日のボクシングーばかばかしインチキ判定には誰もがうんざりしたでしょうが、首相や閣僚がしてはならないことを連発し、ノーパン風俗接待でクビになった人間―個人資産拡大に精を出す日銀総裁が平然とその職に居座り、人種差別発言を繰り返す最低男が東京都知事のわが日本を象徴する出来事=事件ではあります。
浅薄極まるウヨク思想家が大手を振るい、保守主義がはびこり、現状追認のテイタラク人間だらけのわが日本という国、その愚かさを象徴するのが、下品な言動を繰り返し、マナー・人間的品性のまるでない「亀田一家」の礼賛です。父親のエゴに従う子ども・家族が偉い!かのごとく想念の流布には激しい憤りを覚えます。粗野であることとスポーツを混同するようなデタラメが称揚されるなら、この国は完全にアウトです。
つまらぬものをヨイシュするマスコミ人の愚かさには、開いた口が塞がりません。少しは品性―知性を取り戻してもらいたいものです。ともあれ、技術知と受験勉強だけ、豊かな思想を育むという人間の生の基本がな国、21世紀になっても靖国思想=天皇主義でいこうなどという保守主義に支配される国にふさわしいお粗末ではあります。
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武田康弘
(コメント欄もご覧下さいー友人の山脇直司さんと未知のやなぎさんという方からのものです。山脇さんは、「公共哲学とは何か」(ちくま新書)の著者で東大大学院教授、ユネスコ国際会議(哲学)の日本代表ですークリック)。
この後で、Aさん=「哲学するふつうの市民」から山脇さんへの批判のコメントがあり、お二人の間で「コメント欄」上で討論になりました。そこから、実際に顔を合わせて討論するという話がまとまりましたので、9月9日(土)に、私(武田)の大学クラスの授業の中で行うことにしました。「白樺教育館」で4時より。