思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

「全身で打ち込んで楽しむことの深さ」ー白樺ML公開

2006-08-23 | 私の信条

以下は、「知る」ということへの問いに対する「白樺ML」への返信メールです。

「公共的良識人」の8月号にキムさんがよいことを書いています。「白樺教育館」を高評価した対談の中でです。

 哲学とは希望を持ち続けることだと思います。絶望のど真ん中でも希望を持ち続ける。・・・本来、哲学するということは知徳を恋い慕うということです。自分がそこに全力投入して学び続けることを楽しむということです。そのような私の基本姿勢は『論語』に出てくる「理性で知ることは感情で好むことの深さに及ばない。感情で好むことは、全身で打ち込んで楽しむことの深さに及ばない」という孔子の言葉に影響されたものです。

「全身で打ち込んで楽しむことの深さ」ーこれは武田の思想と実践にもピタリと重なる言葉です。もっとも私の場合は、いつも言葉よりも実体験からくるイメージの方が圧倒的で、言葉は後からやってくる、という感じですが。心身全体での反応が先立つーまあ、子どものようなものです(笑)。

いつも言うように、「全細胞ー心身全体で考える」を愉しみとするのが私の人生です。
私にとって「知る」とは、心身全体で会得するエロース溢れる行為です。言葉転がしではなく、濃密な意味ー身心に届く深い満足を求めます。

武田康弘。


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