思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

いま、自見庄三郎さんの質問に感動しましたー参議院予算委員会

2008-03-14 | 社会思想
いま、参議院予算委員会のテレビ中継を見て、感動しました。

わたしはほとんど知らない人でしたが、自見庄三郎さんが、経済、財政問題を中心に質問しました。自身の大臣経験を踏まえ、本質的・原理的次元の問題と現状の問題を立体的に論じて、大変迫力があり、考えさせられる内容でした。

福田首相をはじめ他の大臣もいくつか説得される場面がありましたが、それだけ真に迫った論議でした。こういう政治家ならば、主権者が税金を出す価値があります。

財務省官僚の思惑で作られた経済見通しと政策をバックに答弁した太田大臣とは異なる考えの経済学者と公開討論することを約束させたのには、ほんとうに感心しました。この問題に限らず、役人も民間人や学者も対等な立場で公開討論を行う事はほんらいの民主主義の原則あり、それがなされれば日本社会に「自由と責任」が生まれます。

久々に対話の持つ面白味を味わいました。現実政治の只中でこのような本質的でかつ具体性を伴った議論が行われることがいま何よりも一番大切なことではないか、わたしはそう確信します。


武田康弘
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