思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

無実の人に刑を科せる!?裁判官の倫理的退廃―「サンデーモーニング」で紹介

2008-04-13 | 社会思想
「疑わしい場合は、証拠がなくとも有罪とする」、どこの国の話かと思ったら、日本の裁判所の話でした。

なんとも呆れ返る(恐ろしい)ことですが、午前中、テレビ朝日の「サンデーモーニング」を見ていたら、【有罪判事】と呼ばれる上記のような裁判官が拡大再生産され、いまやそれが多数派となっている実態が詳細にレポートされていました。

司法研修所の教育でも、有罪の判決文しか書かせないという凄まじい証言がありましたし、元判事で、最高裁判所の調査官でもあった法政大学教授の木谷さんは、「裁判官(有罪判事)は詭弁を弄している」と批判していました。

白を黒と言いくるめるー言葉はどうとでも使える、というソフィストの態度で裁判に臨んでいる?というより、思考停止・自分の頭では考えない、としか言えない判事は、どのようにしてつくられるのか?警察や検察の証言を鵜呑みにして、被告や弁護人の言をあっさり退ける「法の番人」とは、ブラック・ジョークにしかなりませんが、丸暗記の受験勉強、単なる事実学だけを詰め込んできた頭では、人権も民主主義も意味論・本質論としては、まったく理解できない=自分のものにできないということでしょう。

これは、ほんとうに恐ろしい話ですが、昨日の最高裁判所のとんでもない判決とも符合することで、【公務員倫理】が低下しているというより、無いに等しいという話です。


武田康弘
コメント
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