思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

結語ー検察の民主化のためには「人事」を変えること。

2010-01-27 | 社会批評

元大阪高等検察庁の公安部長の証言を読みました。
中小企業経営者の相互扶助暖帯KU会第四回勉強会より)http://www.geocities.jp/ku_kai2006/4benkyokai.html

検察庁の内部が腐っていることがよく分かりました。これでは、日常的に「冤罪事件」を引き起こすのは当然です。元・公安部長の証言により、国策調査や長年にわたる裏金つくりの詳細を知ると、崩壊した旧社会主義国の官僚(制)を想起します。

問題解決のための条件は、「人事」を根本的に変えることです。

警察庁と並び、キャリアシステムの象徴である検察庁の「人事の硬直性」は、言語に絶するもので、検事総長に誰がなるかは、新聞報道によると、三代先まで決まっているとのことです。わけ知りの方によれば、三代どころではない、とのことですが(笑)。

検察庁という一つの官僚組織の内部で秘密裏に行われている人事=【旧帝大(東大&京大)法学部による一元支配】から、
開かれた民主的人事に変えること。
これは、検察浄化―検察民主化のための基本条件です。


武田康弘
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コメント

驚くべき司法官僚組織の現状 ( C-moon )
2010-01-27 19:24:57

『中小企業経営者の相互扶助暖帯KU会第四回勉強会』を読ませていただき、検察庁が日本でもっとも腐っている行政組織だということを思い知らされました。
こんな組織に社会正義を問われたくありません。
また腐っていることを知りつつ、権力と結びつこうとする政治家やマスメディア、大企業があります。
マスメディア、大企業は、検事総長、検察幹部たちの華麗なる再就職先です。
加えて、「政治・検察・報道のあり方に関する有識者会議」の報告書によれば
『法務省刑事局をはじめ同省幹部の枢要ポストは検察庁から出向した検事で占められているという独特の人事配置がなされていることから、法務省と検察庁はきわめて密接な関係を有しており、両者は実質上一体的な組織であるとみて差し支えない実態がある』

このようにガンが増殖し蝕んでいるかのような司法官僚組織の現状に、政治と国民が免疫系細胞にならないといけないですね。
これまで免疫であるべき政治が、ガン細胞を増殖させていたわけですからかなり重症です。
思いきった外科手術と再発防止を望みます。
それには、改革勢力への国民の支持……これに尽きると思います。
そして諦めずに我々も発言できる場で発言していくことが大切ですね。
ささやかなながら、僕も声をあげていきたいと思います。
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民主主義の意味が分かっていない (青木)
2010-01-28 10:50:12

口では、言葉では民主主義と言ってるのに、実際は官僚主義の思想を振り回し、その思想・体制を崩そうとする者を潰そうとする行為をしているのを見るととてつもない矛盾を感じます。

税金で雇われている検察官の人事が民主的でないというのはひどい話です。
「民主主義」の意味がちゃんとわかってないのではないのでしょうか。

あるいは。本当の民主主義よりも今まで守られてきた古い主義・体制を必死に守ろう、国民よりも自分達の安泰生活の保証が大事だと思っているのでしょう。
この状況は、醜いエゴをむき出しにしているのが見えて、不愉快な気持ちになります。



コメント (2)
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