思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

国会でいま、素晴らしい活動が行われていますが、マスコミは一切伝えません。最高検察庁への行政視察

2011-05-11 | 社会批評

参議院の「行政監視言委員会」は、連続してすばらしい活動をしています。
昨日(5月9日)は、最高検察庁への行政監視に入りました。日本の政治史上はじめてのことで、ビッグニュースのはずですが、事前にプレスリリースまでしてあるのにマスコミは一切伝えません。おそらくは、検察庁の意向をくんで、事実を隠す作業に協力したのでしょう。官僚権力にへつらうマスコミの姿は、あまりにもミジメです。

以下は、視察した議員のブログです。国会議員24名というかつてない最大規模での視察ですので、明日以降、他の国会議員の方のブログも注視し、ご紹介します。

こういう活動こそが、真の民主主義であり、主権者の代行者=ほんらいの国会議員の仕事です。日本国憲法41条にある通り、国会は国権の最高機関なのですから、行政機関をきちんと監視する必要があるわけです。官僚が治めるわが国を民主主義の国家にしたいものです。行政監視委員会を中心に、国会議員のみなさんの活躍に期待しています。

武田康弘



委員会視察で最高検へ

行政監視委員会の視察で、最高検察庁に行きました。
同委員会では厚生労働省の局長が冤罪で逮捕・起訴された「郵政不正事件」など検察の不祥事をテーマに審議を続けています。委員会としては検事総長を参考人として国会に招へいしましたが、検察側が拒否したため、委員会所属参議院議員が最高検に乗り込んだ形、とも言えます。
この日の質疑でも、委員側から「なぜ、国会に出席しないのか」「その判断はだれがしているのか」など厳しい質問が出ましたが、笠間治雄検事総長(写真下)はきちんと答えませんでした。
真の「検察改革」が実現するため、引き続きチェックして行く必要があると感じました。

かがや健

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最高検察庁での不思議な話

活動レポート / 2011-05-09 22:42:57

今日、参議院行政監視委員会の視察で、最高検察庁に行ってきました。

行政監視委員会では、今国会の重要監視案件の一つに「検察不祥事問題」を取り上げています。これまでも、2月に大阪地検を視察して現地調査を行い、さらに4月には村木厚子さんを参考人として委員会にお呼びして事情を聴取。とりわけ、村木さんからの聞き取りでは、①調書作成のための特捜部検察官とのやり取りの多くが、新聞にリークされていたこと、②全く事実と異なる調書が数多く作成されたこと、③最高検による内部調査では村木さんへの聞き取りが一切、無かったことなどの問題が浮き彫りにされました。

今回は、最高検察庁を訪問して、検事総長から直接、今後の検察改革の取り組みについて意見を聞こうという趣旨で視察が行われたものです。

ただ本来は、前回、村木さんが委員会に参考人として来てくれたように、検事総長が委員会の招集に応じて、参考人として出席いただくべき話。私は理事ではないので、今回なぜ、わざわざ我々の方が大挙して最高検まで事務総長に会いに行かなければならなかったのだろう?と疑問に思っていたら、冒頭、その謎が解けました。

つまり、行政監視委員会として事務総長に参考人としての出席を要請したにもかかわらず、最高検側がそれを拒否していたのです。国民の代表者たる国会の要請を断るというのは、これは相当なものです。冒頭、「なぜ、断ったのか?」「誰の決定なのか?」という質問が矢継ぎ早に出されましたが、検事総長の回答は全く要領を得ず。「それでは、今度また出席を要請したら、誰が判断するのか?」という質問に、「私個人の判断では承諾出来ない」との回答が。

つまり、検察のトップである最高検察庁の検事総長は、国会への出席について自分で判断出来ないということなのです。いや、これは驚き。では誰の判断なのか?検事総長は結局、はっきりと答えを示してくれませんでした。ん~、全く不思議な国ですね、この国は。恐らくこれは、法務省の判断なのでしょうが、この辺は、今後また明らかにする必要があります。

そして、今後の検察改革についての最高検の取り組みについても、残念ながら今ひとつ、確たる信念と方向性が見えませんでした。と言うより、どちらかと言えば後ろ向きの回答だったと思います。取り調べの全面可視化の問題一つとっても、「いろいろと課題が多い」というフレーズが連発され、結局は部分的な可視化ぐらいでお茶を濁そうという目論見ではないかと疑ってしまうぐらいの歯切れの悪さでした。

行政監視委員会としては、今後も引き続き、検察改革の問題について監視を続けていく予定です。何と言っても、検察が国民の信頼を取り戻すためには、検察自身の自助努力と自力改革が不可欠。検事総長と最高検の今後の真摯な取り組みを要請します。

石橋みちひろ
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2011年05月09日 17時10分09秒 captain-kotoraの投稿
行政監視委員会視察

テーマ:ブログ

さて、今日は久々の議員活動、行政監視委員会の委員として、最高検察庁に視察に参りました。

大阪地検の不祥事(厚労省:村木局長冤罪事件)に端を発した、検察組織再生取組に関しての意見交換が主たる目的でした。

これまでも、委員会で再三にわたって「最高検事総長の出席要求」をしていたのですが、

回答は

「出席できません」

とのことでした。

委員からは、「何故出席できないのか?出席拒否は誰の判断か?」という質問が相次ぎました。

検事総長の回答は、

「私は行政のTOPであり、それを判断する立場にありません」

の一点張り。「では出席拒否の判断権者は誰か」との質問にも、

「私が判断できる立場にない、としか言えません」

とのこと…。

最高機関としての国会の権威はどこに行ってしまったのでしょうか…。政権交代以降、国会がないがしろにされている気がしてなりません。

国会法104条に違反するのではとの、末松信介委員長からの指摘もありました。

検察に関わらず、官僚組織に変革を促すことの困難さを感じる視察でした。


うとたかし
コメント
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