思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

東大病に侵された歪んだ社会だからこそ、恋知と民主倫理の生を貫く。

2011-05-14 | 恋知(哲学)

エリート言われる人、社会的地位が高く、高収入を得て豊かな生活をしている人で、ほんとうの意味で優れた人間、真面目に生きている人間は誰もいないのではないか。

疑問を感じず(感じることを許されず)、受験勉強だけに精を出し(精を出すように誘導され)、机上の勉強だけをしてきた「暗記知&パターン知人間」。ほんとうのことは何も分からず、しかし、ソフィスティケートされ、自他を騙(だま)すことに長けた人間の一群が、日本のトップに居座る。「東大病」という精神の深い病。「東大教」という愚かな宗教。

人間として生きるための最大の価値=倫理。儒教のような上下倫理ではなく、民主制社会に生きる人間の倫理=民主的論理をもたない輩が、一番偉い人である社会は、不健全・不健康の極み。

わたしは、お金と地位のことだけしか考えないテイタラクな人間が跋扈する社会だからこそ、善美に憧れ、民主的人間=魅力ある人間として生きることにますます努力したい。右であれ左であれ、日本出自のものであれ欧米出自のものであれ、専門家のいうことであれ、職業哲学者のいうことであれ、わたしは、深い納得が得られなければ、イエスとは言わない。それがほんものの恋知(哲学)精神。それを支える生が、民主的倫理。


武田康弘
コメント (3)
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