思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

手と足をつかうこと、全身で知ることが哲学です。

2011-07-20 | 恋知(哲学)
情報知、本読み、を否定する訳ではありませんが、
それらが生きて意味をもつためには、
手を使い、足を使うこと、全身で生き、働く実践が何より大事。
五感をふるに使って、心身全体による会得を目がけるのが、ほんとうの知です。

教育が進むと、言葉で済ます、言葉に逃げる、言語で誤魔化す、という人が増えますが、
それでは、ほんとうのことは何も分からず、何もつかめないはず。これは、原理です。
足が地についた、有用な知はなく、
深い納得、現実の人間の生を支える知は得られず、
ただ、言語ゲーム・論理ゲームの中で、オタク化するだけですが、
まだそのことを深く知る人がいません。

全身で知る、全身で生きる、のびのび豊かに、が何より必要。
心と頭と体のすべてを使った認識でなければ、よきものは何も生みません。
受験知を崇拝する東大教は、東大病患者を生み、「健康・自然・ふつう」という人間の最高の価値を奪います。哲学とは、全身で感じ知り、心に想うところから考える営みですから、東大病ではできません。だから、現代の大学には哲学がないのです。


武田康弘
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