以下は、市民連帯MLー山崎康彦さんのメールです。
【YYNewsプラス】■ 小沢一郎氏の「無罪」は確定した!
私は以前から小沢一郎元民主党代表をターゲットにした検察による一連の国策捜査と大手マスコミによる「小沢バッシング」は、戦後日本を支配し利権と特権を享受してきた米国支配層、自民党清和会、霞が関特権官僚、大手マスコミ、財界などの既存勢力が政権交代を実現して「国民生活が第一」「米国との対等な関係」 「官僚支配打倒」「政治主導」「コンクリートからヒトへ」「東アジア共同体」を唱え る「革命家」小沢一郎氏を政治的社会的に抹殺する目的で仕掛けた戦後最大の「政治謀略」であると主張してきました。
【関連記事】
「検審起訴」攻撃は米国からの独立を目指す「小沢民主党政権」阻止の「戦後最大の政治謀略」
http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/72a82c3d55f911d36dd88e49fa88c3a7
▼ 風向きが劇的に変わってきた
私の主張は「ネット世論」の方々には支持されましたが、大手マスコミが支配・操作する「マスコミ世論」には無視されてきました。
しかしここにきて風向きが劇的に変わってきたことを感じます。
その根拠の一つは、「陸山会土地購入事件」の公判で東京地裁登石郁朗裁判長が検察が申請した石川知裕衆院議員ら元秘書3人の供述調書計38通のうち12通を「信用できない」と却下したことです。
しかも却下した供述調書の中に石川議員らが「小沢元代表に報告、相談した」と「小沢一郎氏の共謀」を裏付ける供述調書が含まれていたのです。
東京地裁登石郁朗裁判長は石川議員や池田元秘書が検察官に供述した内容は「検察官による誘導あるいは強制があり信用できない」と判断して証拠採用しなかったのです。
そもそも小沢一郎氏が「起訴」されたのは、検察による通常の「起訴」ではなく「起訴」出来なかった検察が謎の秘密組織「東京第五検察審査 会」を使って二度にわたり「起訴相当議決」を出させた上で検察官役の弁護士3人に小沢氏を無理やり「検審起訴」させたことから始まっています。
検察官役の弁護士3人が「検審起訴」した最大の根拠は、今回裁判所が「信用できない」と証拠採用しなかった石川議員と池田元秘書の「小沢元代表に報告、相談した」との供述だったのです。
「検審起訴」の根拠を失った検察官役の弁護士3人は、直ちに小沢氏への「検審起訴」を取り下げるべきなのです。
もしも裁判を続けたとしても小沢氏の「無罪」は確定していますので時間と税金の壮大な無駄になります。
もしも裁判を強行した結果「無罪」となれば、検察官役の弁護士3人のみならず、二度にわたって「起訴相当議決」を出した「東京第五検察審 査会」の審査員全員と審査補助の2人の弁護士そして情報公開を一切拒否してきた「検察審査会事務局」の責任者は、莫大な損害賠償を請求されることになります。
風 向きが変わったと感じた第二の根拠は、小沢一郎氏の追い落としの中心メデイでニュースのトップで「政治とカネ問題を抱える小沢一郎氏」と必ず紹介して「カ ネに汚い金権政治家」のイメージを植え付けてきたNHKが「裁判所、特捜部の取り調べ批判」と「小沢有利」の報道を開始したからです。
以下はNHK記事の転載です。
▼ 裁判所 特捜部の取り調べ批判
7月1日 NHKNews
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110701/k10013916931000.html
民主党の小沢元代表の政治資金を巡る事件で、起訴された元秘書らの主な供述調書のほとんどが証拠として採用されないことになりました。
決定の中で裁判所は、「心理的圧迫と利益誘導を織り交ぜながら、巧妙に供述を誘導した」と指摘し、東京地検特捜部の取り調べを厳しく批判 しまし た。
この事件で、収支報告書にうそを記載した罪に問われている衆議院議員の石川知裕被告(38)ら小沢元代表の元秘書3人は、裁判で無罪を主 張し、検察は起訴の内容を認めた捜査段階の供述調書38通を証拠として採用するよう求めていました。
それについて、東京地方裁判所はこのうち12通を「信用できない」として、証拠として採用しない決定をしました。
NHK が入手した決定文の中で、裁判所は、石川議員の取り調べを担当した検事が、「特捜部は恐ろしいところだ、何でも出来るところだぞ、捜査がどんどん拡大していく」と脅すような言葉を述べる一方で、「調書にこれぐらい書いて も、小沢さんは起訴にならないから」と安心させるような言葉も伝えていたと認めました。
そのうえで、「威迫とも言うべき心 理的圧迫と利益誘導を織り交 ぜながら、巧妙に供述を誘導した」と指摘し、特捜部の取り調べを厳しく批判しました。
今回、証拠として採用されなかった供述調書の中には、石川議員らが 「小沢元代表に報告、相談した」などと供述した調書も含まれています。
裁判所の決定は、ことし秋にも判決が言い渡される見通しの石川議員らの裁判だけでな く、今後の小沢氏の裁判にも影響を与える可能性があります。
一方、検察は、調書に対する評価が不当だとして、近く東京地裁に異議申し立てを行うことを検討しているということです。検察幹部の1人は、「客観的に見て、収支報告書にうその記載があったことは間違いないので、無罪 になることはありえないと思っている。バタバタしてもしかたがないので、淡々と判決を待つしかない」と話しています。
元秘書らの弁護団の関係者は、「自分たちも驚くほど検察の調書が採用されなかった。検察が主張したかった内容はすべて削られたと言える。裁判長の怒りのようなものも感じる」と話しています。
(転載終わり)
▼ 裁判所の危機感
日本では検事が起訴した刑事事件の有罪率は99.9%です。
世界的に見てこの異常な有罪率を許しているのは、日本の裁判所は検察の支配下に入ってしまっているからです。
しかしながら、さすがの裁判所も今回の検察による供述調書が全くデタラメでありここで黙認したら「日本の司法」そのもが国民の信用を失う という相当の危機感があったからだと思います。
一度は政権交代に成功したがその後米国支配層と検察と大手マスコミを代表とする既存勢力に抹殺されかかった小沢一郎氏は、「ネットメディ ア」を駆使する「賢明なる国民」と共に当初の「革命」を実現できる状況にようやくなっってきたのだと私は思います。
山崎康彦
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小沢氏の件 楽観視には異議 (林) 2011-07-05 18:58:43
山崎様へ
それでも楽観視には少々?でございます。
小沢氏は元福島県知事同様、「この国にとってはよろしくない存在」とされており相手方の今後の反駁を危惧します。同時に、
弘中弁護団が近い将来、明確なケリを付けて下さることを願う一人です。
また特捜部は東電幹部には動いていないようですが、
脱原発、検察批判で知られるジャーナリスト
岩上氏、上杉氏が小沢氏同様、狙われているようです。(明大シンポより)
http://shiminnokai.net/sympo0623.html
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流れが変わる (武井繁明)
主要供述書を不採用に導いた要因は様々あると思いますが、村木厚子さんが、特捜の取り調べで完全否認を貫き、公判でも無罪を揺るぎなく主張してこられたことも大きな要因だと思います。
検察特捜の苛酷で杜撰な取り調べは、一部では周知されていましたが、村木公判で日本中で知るところとなり、隠そうにも隠すことができなくなってしまったこと。
こうなると、早めに保険をかけるのが権力で、裁判所も例外ではないと思います。
少し穿り過ぎでしょうか(苦笑)
それはそれとして、山崎康彦さんも「風向きが変わった」と仰っていますが、小沢問題の報道とちょうど同じ頃、池田香代子さんが、「メディアの原発報道に対する姿勢が一斉に変わった」と驚き、評価していました。
もしかしたら、大震災を契機に、このままでは日本は崩壊してしまうという圧倒的な危機感から、大きな流れの底に変化が現れたのかもしれません。
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大元から変えないと、おしまい(武田康弘)
「もしかしたら、大震災を契機に、このままでは日本は崩壊してしまうという圧倒的な危機感から、大きな流れの底に変化が現れたのかもしれません。」 (武井)
うん、そうですよね。
テレビでは、大食いを争い、自分だけが贅沢三昧の暮らしをする醜い「セレブ」を成功者ー偉い者のように紹介する。
これほどバカげた世の中がかつてあったでしょうか?
まったく同じことですが、「丸暗記とパターン知」競争の勝者を頭がいいとする「東大病」(教)という集団精神病。
これを治癒しないと、日本は根元から腐り、倒れます。