思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

傭兵太郎さん、鈴木博文さん、武田るみかさん、 泥 憲和さんからの返信です。

2014-07-17 | 社会批評


(泥  憲明さん)

 泥 憲和さんが、いま 「思索の日記」のコメント欄を読まれて、回答を寄せられましたので、Blogの記事にしてご紹介します。
それにしても、泥さんのていねいさには感心します。民主的倫理の実践者で、自らの体験を基に自分の頭で思考するほんものの恋知者(ほんらいの哲学者)。

※泥 憲和(どろ のりかず)さんのプロフィール(クリック)

武田康弘

 

 

集団的自衛権に賛成 (傭兵太郎)

2014-07-12 03:13:31

大量の税金をつぎ込んでいる自衛隊が、戦場に行くのびびっててどうなんすか?
被災地の片付け要員に税金つぎ込んでるようじゃしゃーないでしょ。
本番のない訓練、無駄です。実戦あるのみです。
安給料じゃないんだからさあ。
行きたくない隊員は時給750円にしちまいな!
バイトなら許されるでしょうよ!
本当自衛隊ってイライラする。

◆傭兵太郎さんへ (泥 憲和)

 私の発言をお読みになれば分かることですが、私は自衛隊が戦うのに反対しているのではありません。
①しなくても良い無駄な戦い、②かつ国民を無用の危険にさらす戦いに、③憲政の常道を投げ捨てる手法で、④憲法をねじ曲げてまで行かせるなと申し上げております。

 

 

質問疑問 (鈴木博文)

2014-07-12 14:10:47

アメリカを始めとして、日本を武力で守ってくれている国はありますよね。それらの手助けをする、守り返してあげる事は悪い事なのでしょうか?
日本は特別だから、自分達の戦い以外には顔を出さない、世界平和には協力しない、という風に聞こえています。
何か危険な事があれば、アメリカの軍人さん達は、命をかけて日本を守ってくれるでしょう。でも、私達には自衛隊がいるから要らないよ!と自信を持って言えるのでしょうか?
また中国の脅威を感じているアジア諸国を守るのは、誰の役目なのでしょうか?日本は自国だけを守っていれば良い?それは経済大国であり、先進国としての責任感が大きく欠けているように思えてなりません。
戦争の事など何もわかりませんが、東南アジア諸国が脅かされるのを、黙って見ているのは心が許せません。
見解をお聞かせ下さい。でFBに投稿を!

鈴木博文さんへ(泥 憲和)

 安保条約により日本を守るのは米国の義務と規定されています
 見返りに日本は米国が前方展開するための基地を提供しており、米国の敵が日本領土を攻撃するリスクを負っています。 
 これは米国自身が提案したことであって、米国の国益に沿ったものですから、これ以上の義務を日本が負う必要はさらさらありません。

 また侵略にさらされている国を防衛するのは国連による集団安全保障の役割であり、集団的自衛権の出番ではありません。
 事実、侵略排除のために集団的自衛権が発動された歴史は一度もありません。
 東南アジアへの中国の進出の例を挙げておられるのは卓見だと思います。しかしあなたの戦略論を語っても無意味です。なぜなら安倍さんはそういった戦いには関わらないそうなので。
 いま問われているのは「安倍式集団的自衛権」であることを忘れないようにしましょう。

 

 

Unknown (武田るみか)

2014-07-17 09:45:03

ちょっと、ちょっとー!すぐに集団的自衛権=戦争に結びつけすぎでしょ。誰も戦争なんてしたくありませんよ。当たり前です。安倍さんも何度も何度も説明していますよ。
反日メディアの悪いイメージを鵜呑みにしてないで、しっかり集団的自衛権を理解したいものです。
戦争反対、戦争をしないから我が国は関係ありません。って目と耳を塞いで現実逃避していたら、攻撃されないとでも思っているのですか?平和ボケも行き過ぎです。今、すでに日本が受けている攻撃、わかってください。中国に、尖閣諸島をもし奪われ、東南アジアの西沙諸島、南沙諸島を奪われシーレーンを封鎖されれば、日本は飢餓であふれ最大の危機に陥ります。その危機は、すぐそこまで来ているんです。集団的自衛権をもう少し違う角度からも考えてみてください。

◆武田るみかさんへ(泥 憲和)

 しっかりと集団的自衛権を理解しようとのお考えには大賛成です。

 なので、尖閣のことやシーレーンのことは集団的自衛権と無関係であることをご理解ください。
 そういった危機管理は集団的自衛権と無関係です。

 尖閣は日本領土なので当然ですが、シーレーン封鎖についても、そこは公海なので、封鎖をするのは国際法違反であり、国連が対処する問題でしょうし、また日本としても独自に対処可能です。
 昭和35年国会答弁を引用します。「自衛隊の行動が領土、領海、領空に限られるべきものではないと思います。公海、公空にもこれは及び得るかと思います。しかし、それは自衛権の本質上、向こうから加えられた侵害をはね返す、つまり排除するに必要な限度、こういうことにおいてそこに相対的にきまってくると、こう考えます。」
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/034/0514/03403310514023a.html
このようにシーレーン封鎖の排除は自衛権の発動として可能です。集団的自衛権の話ではありません。

コメント (2)
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