思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

今回ばかりは、自民党に投票するのは、とてもまずいのです。保守派はぜひ新しい判断を。

2016-07-04 | 社会批評
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やっぱり自民党に投票しようと思っているあなたに知ってほしい7つのこと


「最近の自民党もずいぶんむちゃくちゃやっているけど、民進党もどうも信用できないし一枚岩じゃないっぽいし、共産党ってこわーい。

イギリスのEU離脱とか、国際情勢も不安定だし、こういう時はやっぱりなんだかんだ安定を求めたいし、与党に入れとこうかしら」
 
っていうひとって、結構多いんじゃないかと思います。
普通の感覚だと思います。
 
そう思ってる人に、今回、7つのことをお伝えしたいと思います。
  

安定を求めるなら、その選択肢は間違いです。今回政権与党に勝たせたら、憲法を憲法じゃないものに変えられる、という激変中の激変が生じる可能性が、無視できない大きな可能性として存在します。
 

今回、あなたが野党に入れて、野党が勝っても、政権交代は起きません。そもそも衆議院選挙じゃないですから、政権選択の選挙ではありません。当然、経済政策等が劇的に変わることはありません。むしろ、たいした変化は起きないのです。
 

民進党が信用できなくても、共産党が怖くても(私は実際どうなのかは知りませんが)、そんなことははっきり言ってどうでもいいのです。彼らが今回ちょっと勝ったって、どうせ与党になるわけではないのですから。いま重要なことは、現在の政権与党を今回勝たせたら、日本が立憲民主主義の国でなくなるかもしれないということです。
 

わかりやすくデフォルメして言えば、あなたが共産党に投票しても日本が共産主義の国になる可能性はゼロですが、あなたが自民党その他の改憲勢力と言われる人たちに投票すると、日本が立憲民主主義の国でなくなる可能性が、現実的危険として生じます。
  

5 今回野党が勝つとどうなるか、その場合の変化は、むしろ自民党の中に生じます。自民党の中で、本当はあんな改憲草案は憲法じゃないよねと思っている人たち。日本は、分厚い中間層をしっかりと回復させながら内需主導の経済を確立し、自由で民主的な国としてしっかり国際社会の信頼を確保していかないとね、と思っている人たちが、ついに意見を言い始めます。
 

6 あなたが信頼し、国際情勢が不安定な時には安定感を求めて応援したいと思う自民党って、むしろ、そっちの人たちじゃないですか?あなたが今の自民党に投票することって、そういう懐の深い保守政党だった自民党の息の根を止めることになりませんか?
 

7 ちまたで、今回ばかりは野党に、という声が出始めているのは、つまりそういうことです。今回ばかりは「新しい判断」が必要です。
 

もちろん、投票行動は、それぞれの判断です。ただ、少なくとも、選挙には行きましょう!絶対に行きましょう!

(文:水上貴央/弁護士)

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スキンシップの不足は、強迫神経症者を生み、独裁者を生む。

2016-07-04 | 学芸
心身全体での愛(スキンシップ)に乏しい子は、こころの満足=落ち着きが得られず、なにかに強迫されて生きています。
大なり小なり強迫神経症です。
 
身体の中からの安定とよろこびがない子は、親の脅しで勉学して優秀な成績を収めることがあります。しばしばそうです。
 
安富東大教授が証言するように、大多数の東大教授はアスペルガーであり、言語と数字の暗記や操作には異常なまでに優れているが、ほんとうの現実=五感全体で感じ知り、自分の頭で全体意味をつかみ判断するという健全な知性とは異質、ということです。
 
頭がいい、という意味を歪めてしまっているのが多くの日本人で、何のために何をめがけるのか、人生や人間の生の意味の追求なしに、ただ即物的な数量価値を求めるだけに陥り、あるいはまた、自分の専門が全体的な理性の代わりになると思い込む者であふれています。
 
おとなの皆が、優しく思いやりと親切心をもって、心身全体での愛をこどもに注ぎ、スキンシップの豊かな子育てをしないと、いつまでも「型と序列の二文字」にすべて収まる日本文化(生活も学問も芸術も)を変えることはできないでしょう。
 
「人間を幸福にしない日本というシステム」(内からの真実がなく外なる秩序だけがあるーウォルフレン)が続きます。このことに気づく人が一人でも多く出ますように。「優秀」とは、人間として「優秀」でなければ無価値であり、逆に害毒になります。
 
話は少し位相を変えますが、安倍政権に集う人々は、間違いなく、スキンシップがなく、心身全体での愛に飢え子供時代を送ったはずです。愛のない家庭は独裁者(政治だけでなくあらゆる領域で)を生む、というのはいつの世でも真理です。愚かで危険。


武田康弘
コメント (2)
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