思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

日本国のほんらいの伝統とは、フィロソフィー釈迦の思想です。

2016-07-09 | 学芸

 
        (女性と対話するソクラテス)                       ( ブッダ)


  人間が人間としてよく生きるには、

親や先生や、だれか偉い人?とかの言う通り、ではなく、
「私」が自分の日々の体験をもとに、自分の心で感じ、自分の頭で考えたことに従うのが何より大切です。

それがソクラテスの言うフィロソフィ(「哲学」ー正しい訳語は「恋知」)の最大の基盤です。

自分自身の心と頭をよく用いて、豊かな愛のある生き方、深く納得できる考え方を育てつつ「私」が生きるのですが、そういう生き方が最も魅力ある人間をつくります。

釈迦の根本思想である「天上天下唯我独尊」=「自帰依・法帰依」とは、そういう意味です。

魅力的な個人がとても少ないわが日本は、「私」からはじまるよき生を歩む人が少ないことの証左でしょう。

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元からチェンジしないと、明治維新政府がつくった気味の悪い亡霊=天皇現人神というカルト宗教から抜けられません。

聖徳太子は、神道によらず、仏教による国づくりをしたのです。日本の国の伝統を言うのなら、物部氏の神道ではなく、ブッダの思想を言わなくてはなりません。

 

武田康弘

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