東京新聞夕刊一面です。
NHK朝ドラでいま話題の『暮しの手帖』編集長のキツ~~イ「紙つぶて」です。
市民的公共(みなの公共)からズレた国家の公(おおやけ)があるとする【国家主義者のつくる政府】は、ここに書いてある通り、いつも常に「だまし」ます。
騙すのが本業なのでしょう。
いつかは、市民の良識に基づき、市民的公共を実現するためにのみ存在するほんらいの政府、ふつうの市民の市民による市民のための「市民国家」をつくりたいものと思います。
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戦前の話であれば、「国」でよいのですが、主権者が天皇から国民に替わった現憲法下(主権在民の民主政)では、ほんとうは、「国」ではなく「政府」というべきです。 しかし、いまの自民党政府は、主権者の意思とは無関係に9条の解釈改憲→自衛隊法などの改定をする存在で、昔の国体政治の様相をもちますので、「国にだまされるな!」という言い方に強いリアリティが生じます。 民主政では、【主権】は政府や役所にあるのではなく、市民・国民にありますので、政治権力は、主権者の「一般意思」に従うときにだけ正当性をもつわけです。
官府(官僚政府)にだまされるな!!は、今も昔も大事な心構えです。