王子ホールは、いつもとは異なり、女性客がいっぱい。華やいでいる。
もうなんというポール・ルイスの宇宙!
硬質で光輝く音、
ビシッと立った音楽。
男性的、強靭な打鍵、
これ以上はない素晴らしい切れ味。
でも、粗野な所は一つもない。
全曲オシャレ。
個性的・独創的で、美しいーーー。
快感で全身が痺れて、ラストのハイドンの40番では、笑いだし、踊り出してしまう~~
聴衆は歓喜し、批評家は苦虫?という最高の演奏会で、死にそう(笑)
「弱さや感情夥多がなく、まるでギリシャ彫刻のよう」とは染谷裕太君の弁。その通り!
サイン会はかつてない長蛇の列。
来年もHBB(ハイドン・ベートーヴェン・ブラームス)プログラムの2回目(全部で4回の予定)で来日。チケットとるのが大変になりそう。
武田康弘