思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

社会は、みなでつくるもの。「高収入は高負担」は、民主的倫理の基本です。

2017-11-17 | 社会思想



社会は、その社会の成員みなでつくるものですから、
社会から多くの収入を得ている者は、社会に多くを返すのが常識で、それは倫理の基本です。

昨日のblogに記しました通り、基礎年金のための基金は、現在は年収800万円までは年収に応じていますが、それを超えるとそこで固定されてしまいます。高収入者になるほど負担割合が減っていきます。

同じ額の基礎年金しかもらわないのだから、そんなに払うのはおかしいというのが高収入者の言い分ですが、それは、社会人=公共人としては失格の思想です。

「高収入は高負担」は、民主的倫理の基本です。余裕のある者が倫理を踏まえた人生を歩まなくてよいのでしょうか。社会の中で人として生きる基本=民主的倫理を失うなら、その人の人生は、善美とは無縁となり、生きる意味・価値は減じていきます。

もし、年収800万円以上のサラリーマンも同じ割合で年金のために負担をするなら、数兆円がプラスされ、年金問題はほぼ解消します。

 

武田康弘

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