真にに素晴らしい音楽は、たくさんの音を使っているのだが、音が消えている。音はな
く、音楽の愉しさ、悦び、だけがある。
真に有用でよく生きることに役立つ話も同じ。たくさんの言葉が使われているが、言葉
は消えている。律動的で・面白く・感動的で・真にためになる話は、うるさくない。言葉が
消えて、よい考えだけが残る。心の深いところが気持ちよい。
ともに、外的な時間は止まり、内的な充足の時だけがある。その時、生きる時間は、永
遠になる。至福とは、その時のことを言う。
単純で、たいして音を使っていないが、うるさい音楽、つまらない音楽がある。
単純で、たいして言葉を使っていないが、いやになる話、うっとうしい話がある。
私は、それとは逆の、至福の時-永遠の時間を生きたいと思う。