思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

恋知の話 他者への迎合ではなく、自己のよき考えを貫くこと。関係性以上のもの。

2017-11-05 | 恋知(哲学)


身内であれ他人であれ、他者の意に合わせてしまう、

関係性をよくするために、他者の意向に迎合する、忖度する(笑)

という生き方は、納得を生まず、よろこびを生まず、人間の生きる価値を減じます。

エゴという意味はでない自分をしっかり貫くこと。
自分の五感につきよく考え、普遍性のある考え方を育てること。
目先の損得や利害を超え、関係性を害するかとビクビクするのではなく、しっかり対話し、よく吟味された「ほんとう」を貫くことがないと、人生は価値あるものになりません。

近い人であれ遠い人であれ、闘うべきは闘わないと、生きている意味が薄まり、やがては消えていきます。
関係性の齟齬(そご)を避けようとする弱い精神は、よきものを何も生まず、生きるよろこびの少ない灰色の人生と社会を生むだけです。

平板でつまらない人生、管理主義で息がつまる社会、エロースに乏しい魅力のない世界は、闘うことを忘れ、自分から発するよきもの=普遍性を貫かない人々がつくります。

 

繰り返します。
関係性を害するかとビクビクするのではなく、しっかり対話し、よく吟味された「ほんとう」を貫く という基本的な姿勢をもたなければ、関係性は、必ず仲間主義・家族主義・同調主義にしかなりません。善美とは無縁のつまらない世界です。



武田康弘

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日本はミサイルを迎撃すべき、武士の国なのだから。トランプ大統領の身勝手で恐ろしい発言。

2017-11-05 | 社会批評

米国 大統領「日本はミサイル迎撃すべき」 複数首脳に

 
トランプ米大統領=ゲッティ共同

 北朝鮮が8~9月に日本列島上空を通過する弾道ミサイルを発射した際、日本が破壊措置を取らなかったことについて、トランプ米大統領が東南アジア諸国の複数の首脳に「迎撃するべきだった」と語り、日本の判断に疑問を表明していたことが4日、分かった。複数の外交筋が明らかにした。

 安倍晋三首相は5日からのトランプ氏訪日で、日米の緊密な連携をアピールしたい考えだが、トランプ氏は日本に、より強力な対応を求める可能性がある。

 外交筋によると、トランプ氏は東南アジア諸国首脳らとの会談で「武士の国なのに理解できない」などと、不満を口にしていたという。(共同)

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日米軍事同盟の無条件の強化(アメリカの戦争に参加できる権利=集団的自衛権)は、日本にとって、危険で不利な状況をしか生まず、アメリカの世界戦略に利用され、不沈空母として楯の役割を担わされ、矢面に立たされるだけのことですが、トランプの発言は、そこから更に歩を進め、積極的に戦争への道の先兵となれ!と激を飛ばすものです。

個別的自衛権のみに限定している憲法に反して、集団的自衛権(米軍への戦争協力)を行使するとはどういうことか、もはや誰の目にも明らかでしょう。(武田)

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よい心、困った心。内からのよろこびの人生=「恋知」を始めよう~~

2017-11-04 | 恋知(哲学)

広々と開かれた世界へ。
明るさ・楽しさのある生き方に。
嬉しさが増す人間関係を。
面白みとよろこびの多い生活へ。
意味の濃い人生に。
前向きで豊かな精神を。

率直に意見を聞き合い、言い合える開かれた自己へ。

一番いけないのは、
他者を拒絶する心。
人を切ること。
耳を傾けないこと。
固く閉じた自己。
その閉じた自我を防衛するためにつく誤魔化(ごまか)しと嘘と捏造(ねつぞう)。
それは、嫌な人間関係を固定化し、問題の解決を不可能にします。

仲間以外は受け入れない閉じた人として生きているあなた、
閉じた家庭環境の中で生きている(生きざるをえない)あなた、
まず、他者を受け入れる表情や態度や話し方(声)を工夫してみましょう~~~~
ぎこちなくてもよいので、やわらかく、楽しげな表情をつくる練習を鏡の前で毎日してみてください。
にこやかな表情で周りの人に話す実践を少しづつはじめてみましょう。
自分が、わたしの家が、自国が、信仰が、に拘(こだわ)らずに、頭から心身から力を抜いて、遠く(とりわけ雲や空)を見て、広々とした気持ちのよい世界を想うのです。

楽しく開かれたイメージを他者に与える表情や言動は、自他をともに幸せにしますから、なによりお得で、徳を生みます。
情緒音痴の尖がり顔や無表情は、一つの得も徳もつくらず、自分も他者もみなを不幸にします。
心の内からのよろこびを生きるのは、人生の最大の価値ですが、そのためには、ちょっとした心構えと日々の練習があればよい、と思います。はじめてみませんか?


武田康弘

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仕立て屋『テーラー安倍」』の被害に合うのは、日本の国民と施設です。 元最高裁判事・浜田さんのスピーチ

2017-11-04 | 社会批評

以下は、正鵠を射る元最高裁判所判事の浜田邦夫さん(81歳)の昨日スピーチです。『東京新聞』11月4日朝刊

 

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白樺文学館 創成記ー9.日本オラクル社内報ー武田館長へのインタビュー がアップされました。

2017-11-03 | 白樺文学館

今日は、文化の日です。

「白樺文学館 創成記」ー9 (クリック

日本オラクル社内報・武田館長へのインタビュー がアップされました。
(わたしは49才の若さで、なぜか照れくさい・笑)

16年前の文学館開館時の様子がよく分かる貴重な資料と思います。

何事も「端緒が最も重要」でしょう。

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    紹介する文章は 「日本オラクル」の社内報で、『白樺文学館』開館時に武田康弘文学館館長(当時)が取材を受け、作成されたものです。
なぜ、日本オラクルか、というと、オラクルの初代社長・会長が佐野力さんだったからです。

 佐野さんは武田康弘主催の「哲学研究会」(いまは「恋知の会」)の一番熱心な参加者でしたが、彼の発案で「志賀直哉文学館」をつくることになり(資金は佐野さんが全額負担)、武田がその労を担うことになりました。しかし半年が経った時点で、志賀直吉(直哉の長男)さんから、「父の遺言により、記念館の類をつくることは、一切お断りします」との手紙が日本オラクルの佐野力社長宛に届き、志賀直哉文学館の創設は頓挫してしまいました。

 そこで、武田の発意で「白樺文学館」へと発展させ、白樺派全体を顕彰する学芸館として、21世紀のはじまり2001年1月11日にオープンとなったのです。そういういきさつがあって、この社内報がつくられたわけです。貴重な一資料と思います。 (古林 治)

 

     2000年12月 白樺文学館 完成時(撮影 武田康弘


 武田康弘

 

 

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恋知の話。「目の前主義」の現代人、意味・本質を知ろうとする努力がないと、底なしの不幸です。

2017-11-01 | 恋知(哲学)

 「〇〇とは何か」という本質を知るためには、意味としてのつながりを理解しようとする気持ちがないとできません。
本質とか原理は、直接見ることができませんから、五感で感じ知ったことから類推したり考えることをしないと、意味を捉えることは不可能です。

 それには、直観に基づきつつ、いま見えるものがそのようになった時間的な変化を知ることが必要です。つながりを知り、そこからその事象を捉えようとする営みがないと、目の前にあることの意味・本質はつかめません。

 しかし、いま、多くの人が(とりわけ管理教育世代以降は顕著)、目の前の事態を知ること以上はしない傾向にあります。時間的な変遷を知り、事象の意味をしっかり掴(つか)もうとしないのです。そういう作業は、うっとうしい、分からない、めんどうだ、という人が多く、彼らは、内容のある話を真剣に聴き考えてみることから逃げてしまいます。

 その時その場の「快」「不快」でのみ生きるので、生き方・考え方は、単線的になり、結果主義になります。

 プロセス=時間的経緯とその意味を捉えようとする営みがないと、人間にとって価値ある認識ができないのですが、そのことが分からず、「好きと嫌い」と「快と不快」のレベルから進めないので、内面世界が豊かになりません。

 判断も行動も反射的でしかなく、精神的な深みや大きさとは無縁のまま生きてしまいます。

 したがって、事象の本質を知ろうとせず、分かりやすい結果を追いかけることになりますが、それは精神世界をもつ存在である人間にとって底知れない不幸です。とても残念な生き方で、生の失敗とさえ言えます。

 現代は、お金をいくらもっているか、どれほどの権力を行使できるか、また、物やサービスという目の前に見えるものだけが価値だという風潮がありますが、それでは、人間の豊かな生は拓けず、即物的な存在にしかなれません。それは恐ろしい悲劇です。観念存在である人間は、物質的欠乏には耐えられても、意味の不足には耐えられないからです。

 時間をかけ、手間暇をかけ、結果ではなく過程を大切にし、じっくりしっかり生きること。個々の事実に振り回されずに、事象の意味を知り、本質を捉える努力をし、考えることを人生に組み込まないと、永遠に不幸です。価値ある自分の人生がはじまりません。例え巨万の富があろうとも、それは何の関係もないことです。

 

 

武田康弘

 

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北朝鮮のICBMには、米国製の部品が使用されていたーー米軍が発表。韓国が海底から引き揚げ。

2017-11-01 | 社会批評

以下は、ツイターより。

 

Masa Okumura @mokumura 10月30日

韓国が北朝が発射したICBM のミサイルを海底から引き揚げて、米軍が調査したら、米国製の部品が使われていた事が判明 Inside North Korea's missiles

 

 

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