おかもとまさこのごはんBLOG

管理栄養士/国際薬膳師 岡本正子
食べものと食べ方で人生は変ります。
おいしく食べて幸せになるお手伝いをします。

台風の日の介護当番 

2024年08月17日 05時07分00秒 | 実家
8月16日。
台風7号が近づいています。

今日は介護当番日。
早めに家を出て、実家に向かいました。
今週は町は、どこも静かです。

実家最寄りのJR駅も、構内は人が多いけど
バスターミナルは驚くほど人がいません。
平日とはいえ、こんなに空いたバスに
乗ったことがありません。

バスの窓から。
雨の雫で、ぼんやり見える木々が美しい。


11時に着きましたが、途中、雨がやんだり
激しく降ったり。

着きましたら、義父はテレビを見て台風なので
今日は義母の面会には行かないと言いました。
義父も憔悴しています。
たまのお休み、よろしいです。

昼ごはん。
食がすすみません。

ベーコン、チーズのロールパンサンド。
大急ぎで作ったコーンスープ
ゆで卵にトマト
みかんとシャインマスカット。

病院に行かない事になったので、時間が
できました。
来るたびに読んでいた、アニー・エルノー
『ある女』読了。
作家の母を描いた作品。

エルノー、
「この本は伝記ではないし、もちろん小説
でもない。おそらく文学と社会学と歴史の
間に位置する何かだと思う。」
強烈な個性の母親の亡くなるまでの姿を
抑制した文章で綴っています。

これは義母の所蔵する本です。
亡くなる直前の老人施設で自由がきかない
生活の描写は、今の義母の姿に重なって
しまいます。
義母は知識と教養の深く豊かな人です。

晩ごはん。

うなぎご飯
トマト、豆腐のかき卵スープ
牛肉焼き
モツァレラチーズとトマトのサラダ

食の細くなった義父ですが、8割がた食べて
くれました。
父の暮らしを考えると、寂しい気持ちに
なります。
今週は、2泊義兄夫妻、3日続けて夫が
母の面会に付き添い、昼は外食。
自分が金土。
続いて日曜日には義弟夫妻。
リレーするようにみんなで実家に来て
お世話しています。
でも、無理がある。
一人では、もう普通の生活は難しいと
思います。
母が自宅で戻れなくても、父が自分の
家に住み続けたいという気持ちは強い。
寂しいひとりの夜です。。

夜はAmazonプライム・ビデオで
『母と暮らせば』を観ました。
山田洋次監督の作品です。
『父と暮らせば』という映画は、井上ひさし
原作、黒木和雄監督ではなかったかしら。
長崎の原爆で亡くなった医科大学生の息子が
母の元に帰って来る話です。
吉永小百合が、高潔で悲しみに満ちた
母親を、淡々と演じていました。

台風の夜長です。

明日は厳しい暑さになりそうです。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする