メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

Little Girl Blue

2007-06-16 22:29:24 | 日記
ランチで通ってるお店のひとつに地下にある隠れ家的雰囲気のところがある。
味もさることながら、気に入ってる理由のひとつはステキなジャズを流してること。
ランチタイムとは思えないくらいムーディなんだよねw

金曜はひさびさコピー三昧で本気で疲れた
気がついたら12時半を回ってたから、キリのいいところで会社を出て、銀行に寄って
住民税の自動引き落としを取り消したw(毎月どかどかと勝手に引き落とされちゃかなわない

店に入って流れてたのはサラ・ヴォーン。おお、つながってるねぇ。
で、思わず聴き入ってしまったのは、ジャニスもカバーしてる♪Little Girl Blue
定食食べながら、癒されすぎだ。感動屋なわたしは、すぐ泣きそうになる。

家でネットチェックしながらまたうたた寝して、気づいたら朝だった
背中が痛い・・・・
目が覚めた勢いで近くのコンビニに行って、父の日プレをゆうパックで出してきた。
頼んでおいた契約更新書類の返信は夕方受けとった/礼(来週頭に郵便局から出すこと

ライブ友が「来週6/20のスペシャボーイズのゲストがバンバンだよ~!」て教えてくれた。
きゃああああ! 楽しみすぎるっ!!!実際見るまでには少々時差ができるけど。
忙しいのに毎回CSを録画&編集までしてくれる友だちにはほんと感謝×3000
スペシャサイトを見たら、なんだか山中湖のライブイベント楽しそうだ。
スカパラ出るし、その他のバンドも好み揃い。全部ひっくるめても3万程度におさまるところもステキv
でも、サンセットの出演者発表が6/25だそうな。一応気になる。勝手にウッドストックも捨てがたい。。

梅雨入りだってゆってるそばから、突き抜けるような真っ青な空。連日晴天なり。
日焼けはともかく、太陽を浴びるのはけっこー好き。
自前のソバカスがシミに変わるお年頃を考えたらあまり得策ではないにせよ

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『21g』

2007-06-16 21:22:00 | 映画
『21g』
監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
出演:ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロ、シャルロット・ゲンズブール ほか

公開当時もちょっと気になってたけど、デル・トロの人気さかげんが分からず見ないでいた
先日観た『バベル』の説明にイニャリトゥ監督のその他の作品として入っていたから興味が湧いた。
観たら、やっぱり同じトーンだった(ある意味期待通り
この監督はとにかく死や失うことに対する絶望感を描くのが好きだな。
それに、点と点で存在している人間同士を一本の線で結ぶ話が好きみたい。

「人が死ぬ時、21gだけ軽くなる」ってゆうキャッチにまず惹かれた。魂の重さか?
これは、科学的に証明されている事実。
心臓を患って余命宣告を受けながらドナーを待つ男、
投獄・出獄を重ねて自堕落な生活を続けながら必死に信仰にすがりつく男、
しあわせな家庭生活を突然すべて奪われてしまった女。
断片的なシーンが現在・過去・未来バラバラのピースにしてつなぎ合わせてあるので、
途中何度も惑わされながら、しだいに話に引き込まれてゆく手法も『バベル』と同じスタイル。

第一キャストのチョイスがいい。
ナオミ・ワッツは若手注目株で家族を失った女性役で渾身の演技を見せる。
ショーン・ペンは歳をとるごとに味が出てる。いい歳のとり方をしているなあ!
シャルロット・ゲンズブールは大好きなフランス女優(ちょっと従妹に似てる)で、
アンニュイなとがった口元でいつまでもロリータ的な魅力のある女性。出演作はほぼ観てる。

フシギなのは、イニャリトゥ監督作品はとんでもなく深くて巨大な絶望感をこれでもかと
鼻先にしつこいほど叩きつけてくるのにも関わらず、「もう二度と観たくもない」てゆうような
後味の悪さが残らないこと。むしろ、そこに一筋の希望が見えてくる気さえする。
たとえば今作なら、未亡人のカラダに宿った新しい命の存在。
消えて失うものの影に、次の新しい出逢いや得るものがある。

イニャリトゥ監督のデビュー作『アモーレス・ぺロス』も気になってきた。
でも、友だちは観ないほうがいいな。また子どもが悲しむシーンがあるのでね。

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