メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

世界少女名作全集 19 ライラックの木かげ ルイザ・メイ・オルコット/著 岩崎書店

2024-01-21 12:49:07 | 
1973年初版 1979年 第8刷 岡上鈴江/訳 山中冬児/装幀 野々口重/挿絵

「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します



サーカスから逃げ出した少年ベンと姉妹の出会い


【内容抜粋メモ】

登場人物
モス夫人
姉妹バブとベティ

ベン・ブラウン サーカスから逃げ出した身寄りのない12歳の少年
ミス・セリア 屋敷の主
ソーントン ソーニー 弟 14歳

地主 モリス
下男 パット
サーカス団長スミザース



●ふしぎなイヌ
何年も閉め切ったままのライラックの屋敷でままごとをして遊ぶ姉妹バブとベティ






お母さんが作った美味しそうなお菓子を見知らぬ犬に取られて怒るが
おかしな芸当を見せてくれる







翌日、学校で話していると、その犬が現れ
ランチを少しずつ出し合ってあげると、持ち逃げする

姉妹の母モス夫人とともに馬車小屋に行くと、犬サンチョと少年ベンを見つける
サーカスで酷い目に遭って逃げ出して、力尽きてしまったと話す










●ベン少年
モス夫人は同情し、食事を与え、近所から着るものを集める

ベンの父は、サーカスの曲芸師として活躍していたが
団長スミザースさんとケンカしてNYに渡り
いつか迎えに来ると約束したまま帰らない

モス夫人は地主モリス氏に身の上を話すと、すぐ牛の世話をする仕事をもらい
父が迎えに来るまでモス夫人の家で預かることにする

下男パットは意地悪だが、馬が大好きなベンは馬の世話も上手いことが分かる
ベンは学校に通ったことがないため、バブから教科書を借りて熱心に読む







●ミス・セリア
屋敷の持ち主ミス・セリアが弟ソーニーを連れて帰ってくる
彼女の馬リタが気に入るベン







ミス・セリア:
私の弟は病気で、早く治るよう連れて来た
あなたも世話を手伝ってほしい

夕方にお茶に呼ばれて屋敷に行くと、車いすに乗ったソーニーを紹介される








地主さんが父について調べてくれて、西部で亡くなったという知らせが届き
ベンは大きな悲しみに暮れる

ベン:サーカスに戻るくらいなら、飢え死にしたほうがマシ
ミス・セリア:親がない者同士、仲良く力になりあいましょうね


●教会
ベンは教会に行くのも初めて
長いお説教に飽きてしまい、ミス・セリアが用意してくれた聖書の絵本を夢中で読む

ミス・セリアに言われて、ソーニーを森に連れて行くと
姉が小さい頃に書いた詩を見せてくれて、清らかな祈りに心を打たれる








●サーカス
夏休みになり、7月4日の独立祭の日、サーカスに行こうとサムやビリーが誘う
一緒に行きたいとせがむバブにサンチョを任せて、8マイル歩いて着くと
埃まみれでクタクタになったバブがついてきて、仕方なく連れて行く









動物の芸に大興奮していたが、雷雨になり
サムは知人のクルマに乗ってさっさと帰ってしまう
ビリーも知人に乗せてもらい、ベンとバブだけが残る

ベンが知人に頼みに行っている間に、バブはサンチョを見ているよう言われたが
子馬に夢中になっている間に、悪い男が盗んでいってしまう








ベン:もしサンチョがいなくなったら、ボクはけっして君を許さない!
父を亡くして、サンチョまで失ったベンは激しく怒り、バブは泣いて謝る

モス夫人:私はもう何も言いません ベンはもう十分罰を受けたのだから


●ソーニーの友情
ベンはすっかり元気がなくなり、同情したソーニーは自分の持っている珍しいクジャクや
ウサギなど、どれでもあげると言う

手風琴を弾きながら猿回しが来たので、家に呼び、芸当をさせてなぐさめ
家で休むよう言う







猿回し:
そんな犬をNYで見た気がする
サンチョという名前をつづることが出来る
でも、白ではなく、黒でしっぽは短い
芸が上手かったが、誰かに盗まれた

ミス・セリアは遠くから飼い主に会いに歩いてきた犬を話をして励ます


●ミス・セリアの災難
馬のリタだけが戻り、ベンが探すと、川で馬が転んだ跡があり
岩陰に怪我をしたリタが倒れているのを見つける

近くのペインばあさんに事情を話し、骨接ぎが上手い医者を呼び
診てもらうと、幸い大したケガではないと分かる
ソーニー:君が姉さんにしてくれたことは一生忘れないよ


●真の犯人
カギをかけた引き出しに入れた11ドルがなくなり
まさかと思うがベンを疑い、ソーニーに相談するミス・セリア

身軽なベンは2階の部屋や屋根に上がるのも平気なため
ソーニー:あの恩知らずが! ぼく、ベンを監視してやる
ミス・セリア:あなたとベンの友情がダメになったら悲しいわ

ベンが引き出しに何か隠したのを問い詰めると
地主さんからもらったネコをミス・セリアにあげようと隠していたと話す

自分が疑われていることに失望し
ベン:ぼくは断じて盗らなかった でも信じてくれないだろうから、前いた所に戻ります

もう一度念入りに引き出しを調べると
生まれたてのネズミが巣作りにお札を使っていたと分かる
2人が謝っている間にネコはネズミをたいらげてしまう/驚








●勇敢なベティ
ベンのお詫びに町でカフスボタンを買ってプレゼントするというソーニー
ミス・セリアは教科書一式をあげたいから、ついでに買って来てと頼む

ベティを馬車に乗せていき、歯医者で虫歯を治療中
ベティは近所で男の子がみじめな黒い犬をいじめているのを見る
ベティ:あの様子はサンチョそっくりだわ

狂犬病だと言っても、聞かずに犬を家に連れて帰ると
ベンに夢中で飛びつくサンチョ
ベン:ベティ 僕は一生君の恩は忘れない 今日からサンチョの半分は君のものだ


●バブの願い
子どもたちの間で弓遊びが流行り、ミス・セリアは裏庭を射的場に開放する

サムはベンを「サーカスボーイ」「こじき」と言って意地悪する
ガマンしているベンを励ますため、ミス・セリアは華やかなお誕生日パーティーを開いて
学校の友だちをみんな招待して、弓術大会も開くと話す

弓術大会では、ベンとバブの2人が最後まで残って戦う

バブ:あなたが勝つといいわ 心からそう思っているのよ

あまり狙いをつけずに矢を放ち、かなり中心に近い所に当たる
ベンの矢はすぐ近くで、おあいこにしようと言うが譲らないバブ

バブ:これでもうサンチョのこと許してくれる?
ベン:サンチョのことは、あいつが帰ってきた時に許してあげたんだよ

その後、馬車小屋でサーカスの芸を見せるベン
割れんばかりの拍手をもらうが、以前のように誇りを感じず
光る衣装を脱いで、みんなと同じ身なりになりたいと思う


●秘密の約束
サムはまたベンに意地悪くするが、ある日、寂しい沼地にハマってしまい
ベンに助けを求める







ベン:これからボクの悪口を言わないなら助けてもいい
サム:このことをみんなに喋らなければ悪口をやめるよ

この日からサムのいじめはピタっと止まる

ミス・セリアの婚約者で牧師のジョージが来て
姉弟は結婚式のために、また屋敷を留守にする


●たずねてきた人
見知らぬ男が訪ねてきて、ベンについて聞き
バブとベティはこれまでの事情を話していると
サンチョが飛びつき、ベンの父だと分かる








父は西部で馬に蹴られて何か月も入院し
サーカスに戻るとベンがいなかったため
スミザースから住所を聞いて、働きながら旅をして来たと話す

モス夫人は大きな貸し馬小屋でいつも働き手を求めていると教え、職を得る

ミス・セリアが戻る日、屋敷の煙突が燃え上がる
故障していたのを知らないバブが火をつけたため
ベンの父はすぐ屋根に上がり、水で消す

ミス・セリアが事情を知り、火傷した手を見て握手し、感謝する
結婚しても、この屋敷で暮らすから
また以前のようにバブとベティらに遊びに来てと誘う

富める人も貧しい人も、若い人も年寄りも
悲しい人もゆかいな人も区別なく
ライラックの木陰にいつでも温かく歓迎した



解説
本書に流れるあたたかい人間愛は、ルイザの母方の祖父の教えの通り
自分が困っている時でも、もっと貧しい困った人が助けを求めてきたら助けなければならない

作者ルイザにも、いつもドアを開けて温かく迎えてくれる
セオドラ・パーカーという人の家庭があり
そこでいろいろな人と知り合い、話を聞いた








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パニック障害改善ロードマップ ZOOMセミナー(1.20

2024-01-21 12:49:06 | 日記
パニック障害専門カウンセラー 田中育恵 くらしこ







1.講師紹介








今は寛解




YouTube、インスタ、TikTok、Facebookなどで活動


30代女性の例




20~60代 女性7割 男性3割

リアルイベントも時々開催



3年以上サポート活動をしている


2.ロードマップ
ココロだけでなく、不安を感じづらい体づくり









カラダの状態が良いと、ストレスに対抗できる
体に不調があると、発作につながりやすい

ホルモンバランスが安定
セロトニン:不安、痛みを感じづらくする麻酔の役割 発作も減る

この場面に行くと発作になる
→大丈夫 成功体験を繰り返す 新しい体験、認識を更新

例:電車 イメージトレーニング 少しずつチャレンジして、大丈夫という体験をする



「どうカラダづくりをする? 食事と運動」





食事編




腸内環境の改善 脳腸相関
脳疲労、集中力低下→体質に合った食事

熱くなる人:熱を逃がす食事
冷えやすい人:体を冷やさない食材

治癒力を高める

動物性の脂が腸を汚す+掃除する食材を合わせる

食品には成分が入っている→体に影響がある
アルカリ性か酸性か、など
食べ合わせ

クスリ:即効性があり、副作用もある 用法容量の説明がある
食品:即効性は低く、副作用も少ない 学んで、選んで食べる必要がある




運動編 休息、基礎的体力







カラダが疲れやるくなる
緊張しやすい 肩、首、背中の張りが強い

チャット:ずっと眠い

家にいても緊張しやすい体
いつ不安になるか脳がずっと警戒している状態

体に力が入りやすい→運動ができない

急に運動量を上げると疲労→体調を崩す
少しずつ体力を戻す+休息をとる


体の力を抜く練習
期間が長引くと、力を抜いた状態を思い出せなくなる
ストレッチ、ヨガも〇

例:手をブラブラさせると力を入れにくい 体を揺らしている時は力を入れづらい



●ステップアップ 心肺機能を高める運動
呼吸量を上げる ジョギング、縄跳び
息が上がるのは普通だが、不安になる

運動プログラム 交感神経をたかぶらせない
×筋トレのやりすぎ注意 筋肉が張ってしまう


●体のケアが土台
クルマに乗る練習をひたすらして一時は改善したが、発作が起きるとすぐ戻る
メンタルを強くするのをあきらめて
せめて体調を良くしようとしたのが改善のきっかけ

ほかの不調もたくさんあった
貧血気味、低体温、冷え性、便秘がち、生理不調、肩こり
血の巡りが悪かった、肌荒れ、ふきでもの、低血圧

→改善と同時に症状も減る+再認識の練習


●つまづきやすいポイント





体調を客観的に見る視点

続けられない 例:朝散歩
自分に合わないものを続ける

今日やったことを報告する人がいると楽しく続けられる
行動を続ける理由になる
→自分を信じられるようになる

不安の感情は強力


予期不安
自動でわいてきてしまう思考








未来に対する不安の感情
→今ここ、現在に戻せれば改善する

×違うことを考えてまぎらわせる 別なことに気を向ける
〇目の前にもってくる







★思想区間→物理空間 カラダを使って行動を起こす






瞑想
一般イメージ:静かな空間で呼吸に集中する 無になる

×
静かにするほど不安になりそう
なにかしてたほうが集中できる

戻す脳の練習のイメージ
思考がいったと気づいて戻す
例:指体操に意識を向ける
きっかけがあるほうがよい







対処法
・土台をしっかりやればうまくいきやすい
・認知行動療法

対処法の特徴
発作の時は右脳ばかりはたらいている
左脳(冷静)を立ち上げることを意識する


右側ばかりで噛むなどのクセがある
荷物を無意識で右ばかりで持つ

バランスが悪くなってる→左脳を動かす
左で字を書く、箸を持って食べる、など









自信がつく

どうにもならないこと→不安
分かること→無関心 自分にとって脅威でなくなる

相談相手がいることで冷静を保てる

前は不安に追いかけられ、コントロールされている
行動範囲が狭くなる

“不安を迎えに行けるようになる”

次はこの対処法をしたら、どうなるかな?
自分にとって不安から逃れられるのはこうだなと分かると行動範囲が広がる

こっちが得意ならやってみよう



●フィードバックがある環境が大事
意識まで上げる






漠然とした不安→中身を分解
何%は希望、可能性がある
その日起きたことに正しい判断 状況分析



どんな生き方をしたいか思い出す

発作が出ない範囲で生きていけるという人も多い
例:家から15分の範囲内なら、、、

もっと広げていくこともできる

理解して、つかめると、自分の人生に戻せる


改善しても幸せにならないパターンもある

例:体を整えて、症状がほぼ起きないのに幸せじゃない
勤めたくないブラック企業での仕事に復帰×

改善して終わりじゃない

改善した先に向かいたい人生があるなら意味がある

困難を乗り越える力がある
回復力を信じて一歩踏み出す



3.改善講座の紹介
マンツーマンで解決方法を一緒に探していく
動画19本を視聴できる 例:体の力を抜くストレッチ








特別サポートコース 個別チャットでつながれる
毎日の食事、感情、気づきをレポートしてアドバイスをもらう

対処法一覧をプレゼント
食べ合わせの図解


●個別相談会(無料)公式LINEから申し込み 1.21まで
改善のスピードは個人差がある







ふくらはぎは第二の心臓 歩くほうがよい
自転車でもOK 太陽にあたる


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