えほん遠野物語 『ざしきわらし』 柳田国男／原作 汐文社

2016年初版
これは他にもシリーズ化されているんだろうか？
全部読んでみたい

■京極夏彦のえほん遠野物語







最近好きになった町田尚子さんの挿絵
今作でも昔の日本家屋、大きな目の少年の顔が特徴的





柳田国男の『遠野物語』は以前漫画で読んだことがある
相当いろんな話があるだろうから
まだその一部しか知らないだろうな

・『まんがで読破　 柳田国男・作　遠野物語』(イースト・プレス）

・妖怪と神さまの不思議な世界 ～遠野物語をめぐる心の旅～歴史秘話ヒストリア




柳田邦男
1875年　兵庫県生まれ
1900年　東京帝国大学法科大学卒
農商務省に入り、法制局参事官、貴族院書記官長などを歴任
1935年　「民間伝承の会(のち日本民俗学会)」を創始し、雑誌『民間伝承』を刊行
日本民俗学の基礎を確立
1962年　没


●遠野物語マップ
岩手軽便鉄道があるから宮沢賢治と似たような地域なのかな





【内容抜粋メモ】

座敷童の神がいる家は栄えると言われる
12、3歳くらいの子どもの姿だと言う






山口村の長者の孫左衛門の家には
二人の童女の神が棲と住む伝えられていた






姿のいい娘が2人歩いてくる
孫左衛門のところから来て
向こうの村の家に行くと言う
村人は孫左衛門の家もこれまでかと思う






孫左衛門の家に大きな蛇が出て
殺してはいけないと言ったが
使用人たちは殺してしまう








その後、庭にある梨の木に
見慣れないきのこがたくさん生えて

おがらと一緒にかき混ぜて食べれば大丈夫だと
使用人が言うので、みんなで食べたら全員死んだ（驚





おがらって何だろう？
キノコって知らないと危険なんだね/汗

外に遊びに行っていた娘だけは生き残った
親戚が家の物を全部持ち去り（！
孫左衛門の家はたった1日で滅びた

娘は嫁にも行かず老死して
家系は絶えた

２人の童女が行った別の村の家は栄えた