1969年初版 1997年 第28刷 望月市恵/訳
※「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します
ついに最終章
【内容抜粋メモ】(私的なメモ程度なので、間違ってる可能性大/汗
登場人物
ヨハン・ブッテンブローク 問屋商人
アントアネット 妻
コンズル 息子 共同経営者
エリザベート 息子嫁
トーマス 長男 トム
ゲルダ・アーヌルドセン 妻
ヨハン 息子 ハンノ
アントーニエ 長女 トーニ
アーロイス・ペルマネーダ ホップ商人 再婚
エーリカ トーニとグリューンリッヒの娘
ワインシェンク支配人 夫
エリザベート 娘
クリスチアン 次男
クララ 次女
ジーヴァート・ティーブルティウス牧師 クララの夫
クロティルデ ヨハンの甥の娘
イーダ・ユングマン 乳母兼家庭教師
アントン 召使い
マルクス 支配人 共同経営者
ゴットホルト ヨハンの亡き前妻の息子 コンズルの腹違いの兄
レーブレヒト・クレーガー アントアネットの父 当世風の老紳士
ユストゥス 放蕩息子
グリューンリッヒ 代理業
トムはハンノが母の影響で音楽に傾倒して、自分と隔たっていくのを不安に思う
自分が幼い時から父のそばで商売を学んだ経験から
ハンノにも折に触れていろいろ質問するが、明解な回答は得られない
歯の障害から胃や心臓も影響を起こし、健康がすぐれず、自信もないハンノ少年
唯一の友だちは貴族に生まれながら乞食のような生活をしているカイ
カイの母は出産とともに亡くなり、父メルン伯爵は人目を避けて生活している
カイは物語をつくる才能がある
ハンノは一族のマップに自分の名前を見つけて美しい平行線を引く
トムに問い詰められると、「もう書くことがないから」と答える(すごい伏線/汗
*
エーリカの夫ワインシェンクは商慣習により告発され、裁判も不利に進められて
3年半の実刑を受ける
ハンノは初めて観劇して夢中になり、クリスマスプレゼントに人形芝居セットとオルガンをもらう
クリスチアン:君、忠告するが、こういうものにあまり熱中しないことだよ
クロティルデは修道院に入る
そこでは町に功績のある家族に生まれた無資産の娘の老後を保証している
*
エリザベートは老齢で肺炎になる
家族が見守る中、ひどい苦しみようで「なにか眠る薬を! みなさん、可哀想だと思って!」と嘆願するも
生命を延ばすのが義務の医師はさらに意識を保つ処置を続ける(読んでて苦しすぎるよ・・・↓↓↓
最期「参りました!」と言って息を引き取る
世話をしていたゼヴェリーンは、エリザベートの絹の服を持ち出そうとしてトーニが止める
トム、ゲルダ、クリスチアンが揃って遺品分配をして、トーニは大半の家具をもらい
クリスチアンは女優と結婚して、家庭に必要な食器が欲しいと主張して
トムと再び激しい言い争いになる
クリスチアン:兄さんはいつもボクに冷たかった
トム:君が頭が変になっても、僕は涙を一滴もこぼさない
クリスチアン:
働きたくても、働けなかったら?(その気持ちは分かるな
バランスを失わないことが、兄さんにはなにより大切なんだ
しかし、そんなものもっとも大切なものじゃない
トムは荒廃した実家をできるだけ早く売り払ったほうがいいと言う
トーニ:安全な港、自分の家という所があったから切り抜けられた と訴えたが
ゴッシュにより2万8000ターラーで買いたたかれ
よりによって買ったのは、トーニの宿敵ヘルマン・ハーゲンシュトレーム
でも、トムも言う通り、ヘルマンは家族が増えたから買っただけで恨みは持ってないと分かる
学生時代、レモンパンと引き換えにキスした話さえ持ち出した
それから間もなく家は改築された
*
トムは40代にしてすっかり燃え尽きている
正規の教育を受けずに商売の世界に入ったため、最高の地位につけない不満をもって
オシャレは潔癖症と思えるほどに徹底され、周りから冗談にされている
いろんなお面をつけて、常に緊張し、精魂尽きていることにトム本人も気づいている
アムルガルトが嫁いだラルフがピストル自殺した記事を読んで驚くトーニ
ハンノは夏休みの1か月間、トラーヴェミュンデの療養ホテルに滞在する
こののんびりした空気を存分に味わい、夜は熱に浮かされずに眠ったが
あっという間に過ぎ去る
*
ワインシェンクが刑期を半年残して釈放された
以前の軽快さは消えて、引きこもり
ロンドンで仕事を見つけたら家族を呼ぶと言って消息を絶ってしまう
*
ゲルダは27歳まで独身でいたが、30万の持参金でトムと電撃結婚した
そのゲルダのもとに毎日のようにトロータ少尉が通って、音楽を演奏するようになり噂となる
演奏後に静かになる時間が耐えられず、以前から食欲不振、不眠、めまいなどに苦しむトム
トム:父さんは存外早くいなくなるかもしれないよ お前が代わってやってくれるんだよ!
トムは息子に失望し、希望を捨てる
哲学の本で死に関する章に引きつけられる
死とは幸福 故郷へ、自由な世界へ呼び戻されること
すべてが始めも終わりもなかった
あるのは、無限につづく現在
学校で、教会でそれを教えてもらったことがあったろうか?
トムは泣いて、翌日から本のことを一切忘れ、遺言状を作成する
かかりつけ医から海の空気を吸いに行ったほうがいいと言われて
クリスチアンも同行してトラーヴェミュンデの療養ホテルで2週間滞在する
クリスチアンは窓から飛び降りたくなる衝動について力説する/汗
ギーゼケ参事会員:人生は空疎ですよ
クリスチアン:もう生きていたくないですよ
ゴッシュ:犬に食われてしまえ!
(モンティ・パイソンのスケッチで上流階級の男たちが愚痴を競うのを思い出した
1875年
トムは激しい歯の痛みで眠れず、参事会も途中離席してブレヒト歯科医に来る
(この医師は、患者同様、治療に恐怖を感じてるんだよね・・・/汗
麻酔もそこそこに力技で抜歯して“梃子”で神経4本抜かなきゃならないって地獄!
歯医者から出て、家に帰ろうとして、突然ぶっ倒れるトム
ゲルダ:今まで一度だって塵一つつけていたことのない人が、最後にこんなことになるとは騙し討ちだわ
トーニは兄が今夜もつかどうか分からないと聞いて牧師を呼ぶ
トーニ:苦悩を終わらせたまえ・・・
トムは亡くなる
大勢に死亡通知を書いていて、ハンノも手伝うが、おかしな名前を見つけて爆笑する(大丈夫か?
あちこちから高価な花輪が競うように届き、弔問客は引きも切らずにやって来た
クリスチアンは兄の死後1年経ってハンブルクへ去り、女優のアリーネと結婚
幻想と強迫観念が悪化し、妻と医師により精神病院に入院させられる
ヨハン・ブッデンブローク商会はトムの遺言により、1年で解散する
そのため、在庫や倉庫は売り急がれて換金された
家は7万5000マルクでゴッシュに売られ、ゲルダとハンノは小さな新しいヴィラに引っ越した
以前からお手伝いの域を越した言動でゲルダと対立していたユングマンはクビになって故郷に帰った
*
15歳になったハンノは日曜に『ローエングリン』を観劇して夢中になり
宿題を1つもやらずに月曜の朝を迎えて絶望する
遅刻寸前に教室に滑り込み、もう一度×をつけられたら落第になるのを怖れつつ
ラテン語の授業で名前のBからあてられた時、前の席の生徒が教科書を見せてくれてなんとか切り抜けたのに
みんなが怖れるウーリケ校長により結局×がついて、復活祭に進級する見込みはなくなる
父が亡くなったのに、後見人のキステンメーカーと牧師が代わる代わる
将来何になるつもりか毎日のように聞いてくるし
音楽もハンパで、有名になるのも怖いしとカイに話す
帰宅し、自分の幻想曲を弾いて、夕食をとり
明日の朝また5時半に起きて宿題をする決心をする
これがヨハン少年の毎日の生活だった
*
急に「チフス」という病気の恐ろしい説明がつづく
*
ハンノが亡くなって半年!
ゲルダは嫁に来た時と同じ荷物だけで、アムステルダムの父の元に帰るため
ゼゼミ、トーニに見送られる
ヴィラはゴッシュにより売却される
フリーデリーケ:また会う日があってよ
トーニ:ほんとうにそうだったら!
ゼゼミ:その通りですよ!
***
トムの突然の死にビックリ
代々続いた商会を解体するよう遺言したのは、息子に対する愛情にも感じた
少なくとも「フランバーズ屋敷の人びと」のラッセルみたいに息子を虐待することはなかったし
ハンスの死もまた突然
チフスを調べたら、日本では治療可能な病気と分かってひと安心/汗
その前の章で描かれた学校生活は地獄そのもので
生きながら死んでいたと言えるほど
そして、3冊に渡った長編の終わり方もまた唐突だった/驚
■トーマス・マン年譜
妹で女優のカルラ、妹ユーリア、長男クラウスも自殺してるってどうしたんだ?
■解説
作品の隅々まで海の風が吹いている
トムが読んでいた本はショッペンハウアーの哲学書で作者も読んだ
本作がイギリス、フランスの若者の心を打ったのは、市民時代の終わりである点
その後は帝国主義か、労働者階級か決定していないが
とにかく19世紀後半から20世紀前半にかけて、市民時代が終わったことは確かである
※「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します
ついに最終章
【内容抜粋メモ】(私的なメモ程度なので、間違ってる可能性大/汗
登場人物
ヨハン・ブッテンブローク 問屋商人
アントアネット 妻
コンズル 息子 共同経営者
エリザベート 息子嫁
トーマス 長男 トム
ゲルダ・アーヌルドセン 妻
ヨハン 息子 ハンノ
アントーニエ 長女 トーニ
アーロイス・ペルマネーダ ホップ商人 再婚
エーリカ トーニとグリューンリッヒの娘
ワインシェンク支配人 夫
エリザベート 娘
クリスチアン 次男
クララ 次女
ジーヴァート・ティーブルティウス牧師 クララの夫
クロティルデ ヨハンの甥の娘
イーダ・ユングマン 乳母兼家庭教師
アントン 召使い
マルクス 支配人 共同経営者
ゴットホルト ヨハンの亡き前妻の息子 コンズルの腹違いの兄
レーブレヒト・クレーガー アントアネットの父 当世風の老紳士
ユストゥス 放蕩息子
グリューンリッヒ 代理業
トムはハンノが母の影響で音楽に傾倒して、自分と隔たっていくのを不安に思う
自分が幼い時から父のそばで商売を学んだ経験から
ハンノにも折に触れていろいろ質問するが、明解な回答は得られない
歯の障害から胃や心臓も影響を起こし、健康がすぐれず、自信もないハンノ少年
唯一の友だちは貴族に生まれながら乞食のような生活をしているカイ
カイの母は出産とともに亡くなり、父メルン伯爵は人目を避けて生活している
カイは物語をつくる才能がある
ハンノは一族のマップに自分の名前を見つけて美しい平行線を引く
トムに問い詰められると、「もう書くことがないから」と答える(すごい伏線/汗
*
エーリカの夫ワインシェンクは商慣習により告発され、裁判も不利に進められて
3年半の実刑を受ける
ハンノは初めて観劇して夢中になり、クリスマスプレゼントに人形芝居セットとオルガンをもらう
クリスチアン:君、忠告するが、こういうものにあまり熱中しないことだよ
クロティルデは修道院に入る
そこでは町に功績のある家族に生まれた無資産の娘の老後を保証している
*
エリザベートは老齢で肺炎になる
家族が見守る中、ひどい苦しみようで「なにか眠る薬を! みなさん、可哀想だと思って!」と嘆願するも
生命を延ばすのが義務の医師はさらに意識を保つ処置を続ける(読んでて苦しすぎるよ・・・↓↓↓
最期「参りました!」と言って息を引き取る
世話をしていたゼヴェリーンは、エリザベートの絹の服を持ち出そうとしてトーニが止める
トム、ゲルダ、クリスチアンが揃って遺品分配をして、トーニは大半の家具をもらい
クリスチアンは女優と結婚して、家庭に必要な食器が欲しいと主張して
トムと再び激しい言い争いになる
クリスチアン:兄さんはいつもボクに冷たかった
トム:君が頭が変になっても、僕は涙を一滴もこぼさない
クリスチアン:
働きたくても、働けなかったら?(その気持ちは分かるな
バランスを失わないことが、兄さんにはなにより大切なんだ
しかし、そんなものもっとも大切なものじゃない
トムは荒廃した実家をできるだけ早く売り払ったほうがいいと言う
トーニ:安全な港、自分の家という所があったから切り抜けられた と訴えたが
ゴッシュにより2万8000ターラーで買いたたかれ
よりによって買ったのは、トーニの宿敵ヘルマン・ハーゲンシュトレーム
でも、トムも言う通り、ヘルマンは家族が増えたから買っただけで恨みは持ってないと分かる
学生時代、レモンパンと引き換えにキスした話さえ持ち出した
それから間もなく家は改築された
*
トムは40代にしてすっかり燃え尽きている
正規の教育を受けずに商売の世界に入ったため、最高の地位につけない不満をもって
オシャレは潔癖症と思えるほどに徹底され、周りから冗談にされている
いろんなお面をつけて、常に緊張し、精魂尽きていることにトム本人も気づいている
アムルガルトが嫁いだラルフがピストル自殺した記事を読んで驚くトーニ
ハンノは夏休みの1か月間、トラーヴェミュンデの療養ホテルに滞在する
こののんびりした空気を存分に味わい、夜は熱に浮かされずに眠ったが
あっという間に過ぎ去る
*
ワインシェンクが刑期を半年残して釈放された
以前の軽快さは消えて、引きこもり
ロンドンで仕事を見つけたら家族を呼ぶと言って消息を絶ってしまう
*
ゲルダは27歳まで独身でいたが、30万の持参金でトムと電撃結婚した
そのゲルダのもとに毎日のようにトロータ少尉が通って、音楽を演奏するようになり噂となる
演奏後に静かになる時間が耐えられず、以前から食欲不振、不眠、めまいなどに苦しむトム
トム:父さんは存外早くいなくなるかもしれないよ お前が代わってやってくれるんだよ!
トムは息子に失望し、希望を捨てる
哲学の本で死に関する章に引きつけられる
死とは幸福 故郷へ、自由な世界へ呼び戻されること
すべてが始めも終わりもなかった
あるのは、無限につづく現在
学校で、教会でそれを教えてもらったことがあったろうか?
トムは泣いて、翌日から本のことを一切忘れ、遺言状を作成する
かかりつけ医から海の空気を吸いに行ったほうがいいと言われて
クリスチアンも同行してトラーヴェミュンデの療養ホテルで2週間滞在する
クリスチアンは窓から飛び降りたくなる衝動について力説する/汗
ギーゼケ参事会員:人生は空疎ですよ
クリスチアン:もう生きていたくないですよ
ゴッシュ:犬に食われてしまえ!
(モンティ・パイソンのスケッチで上流階級の男たちが愚痴を競うのを思い出した
1875年
トムは激しい歯の痛みで眠れず、参事会も途中離席してブレヒト歯科医に来る
(この医師は、患者同様、治療に恐怖を感じてるんだよね・・・/汗
麻酔もそこそこに力技で抜歯して“梃子”で神経4本抜かなきゃならないって地獄!
歯医者から出て、家に帰ろうとして、突然ぶっ倒れるトム
ゲルダ:今まで一度だって塵一つつけていたことのない人が、最後にこんなことになるとは騙し討ちだわ
トーニは兄が今夜もつかどうか分からないと聞いて牧師を呼ぶ
トーニ:苦悩を終わらせたまえ・・・
トムは亡くなる
大勢に死亡通知を書いていて、ハンノも手伝うが、おかしな名前を見つけて爆笑する(大丈夫か?
あちこちから高価な花輪が競うように届き、弔問客は引きも切らずにやって来た
クリスチアンは兄の死後1年経ってハンブルクへ去り、女優のアリーネと結婚
幻想と強迫観念が悪化し、妻と医師により精神病院に入院させられる
ヨハン・ブッデンブローク商会はトムの遺言により、1年で解散する
そのため、在庫や倉庫は売り急がれて換金された
家は7万5000マルクでゴッシュに売られ、ゲルダとハンノは小さな新しいヴィラに引っ越した
以前からお手伝いの域を越した言動でゲルダと対立していたユングマンはクビになって故郷に帰った
*
15歳になったハンノは日曜に『ローエングリン』を観劇して夢中になり
宿題を1つもやらずに月曜の朝を迎えて絶望する
遅刻寸前に教室に滑り込み、もう一度×をつけられたら落第になるのを怖れつつ
ラテン語の授業で名前のBからあてられた時、前の席の生徒が教科書を見せてくれてなんとか切り抜けたのに
みんなが怖れるウーリケ校長により結局×がついて、復活祭に進級する見込みはなくなる
父が亡くなったのに、後見人のキステンメーカーと牧師が代わる代わる
将来何になるつもりか毎日のように聞いてくるし
音楽もハンパで、有名になるのも怖いしとカイに話す
帰宅し、自分の幻想曲を弾いて、夕食をとり
明日の朝また5時半に起きて宿題をする決心をする
これがヨハン少年の毎日の生活だった
*
急に「チフス」という病気の恐ろしい説明がつづく
*
ハンノが亡くなって半年!
ゲルダは嫁に来た時と同じ荷物だけで、アムステルダムの父の元に帰るため
ゼゼミ、トーニに見送られる
ヴィラはゴッシュにより売却される
フリーデリーケ:また会う日があってよ
トーニ:ほんとうにそうだったら!
ゼゼミ:その通りですよ!
***
トムの突然の死にビックリ
代々続いた商会を解体するよう遺言したのは、息子に対する愛情にも感じた
少なくとも「フランバーズ屋敷の人びと」のラッセルみたいに息子を虐待することはなかったし
ハンスの死もまた突然
チフスを調べたら、日本では治療可能な病気と分かってひと安心/汗
その前の章で描かれた学校生活は地獄そのもので
生きながら死んでいたと言えるほど
そして、3冊に渡った長編の終わり方もまた唐突だった/驚
■トーマス・マン年譜
妹で女優のカルラ、妹ユーリア、長男クラウスも自殺してるってどうしたんだ?
■解説
作品の隅々まで海の風が吹いている
トムが読んでいた本はショッペンハウアーの哲学書で作者も読んだ
本作がイギリス、フランスの若者の心を打ったのは、市民時代の終わりである点
その後は帝国主義か、労働者階級か決定していないが
とにかく19世紀後半から20世紀前半にかけて、市民時代が終わったことは確かである